木村文乃、西谷弘監督演出の魅力語る Snow Manラウールはホスト体験も失敗「すごい下手」【「愛の、がっこう。」インタビュー前編】 | NewsCafe

木村文乃、西谷弘監督演出の魅力語る Snow Manラウールはホスト体験も失敗「すごい下手」【「愛の、がっこう。」インタビュー前編】

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
ラウール、木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
【モデルプレス=2025/06/24】7月10日スタートの木曜劇場「愛の、がっこう。」(フジテレビ系/毎週木曜22時~22時54分※初回15分拡大)にて主演を務める女優・木村文乃(きむら・ふみの/37)と共演のSnow Man・ラウール(21)が、モデルプレスらのインタビューに応じた。前編では、撮影への意気込みやそれぞれが演じる職業へのイメージについて語った。

【写真】Snow Manラウール、ホスト姿で色気ダダ漏れ

◆木村文乃主演「愛の、がっこう。」

本作は、まじめすぎる高校教師・小川愛実(木村)と文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール)という本来交わることのない2人が、大きな隔たりを越えて惹かれ合う物語。愛実がカヲルに言葉や社会を教える秘密の“個人授業”を通して2人の距離が縮まっていく一方で、批判や憎しみなどの逆風にさらされていく姿が描かれる。

脚本と演出は、社会現象を巻き起こしたドラマ「白い巨塔」(同局系/2003)、映画化もされた人気ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(同局系/2014)などを手がけた井上由美子氏×西谷弘氏。ヒットメーカー同士が再びタッグを組み、新たなラブストーリーを紡ぐ。

◆木村文乃、模索中の日々「どうやって魅力的にしていこう」

― 木村さんは今作でフジテレビ系連ドラ初主演になりますが、出演が決まったときの感想から教えてください。

木村:井上由美子さんのオリジナル作品に関わることができる喜びと同時に底知れぬ緊張感もありましたが、私のキャリアの中でも恋愛ものというのは珍しいので、このタイミングでお話をいただけたことにご縁を感じ、二つ返事でやります、でした。「この物語にどうやって取り組んでいこう」「愛実という人物をどうやって魅力的にしていこう」と今も考えています。

― ラウールさんはフジテレビ系連ドラ初出演になりますが、いかがですか?

ラウール:ホストという役柄は自分にとってかけ離れているような世界で。だけどなんというか…アイドルとは近くもあり(笑)。いや、近くはないですね!でも、一言で言うと「面白い職業だな」という感覚です。出演のお話をいただいて「面白そう」と思ったら、スタッフの方々が僕の大好きな作品をやられている方々ばかりだったので、「楽しくやってみよう」というワクワクした気持ちでいっぱいです。

― 「面白い職業だと感じた」とは、どのような部分で感じたのでしょうか?

ラウール:会話の力が大事なところです。ただ、お互いにWin-Winという条件の上で、お客さんも本当にホストを求めて楽しめて…というのが成立していれば面白い職業なのかなと思います。

◆木村文乃&ラウール、現場の雰囲気明かす

― クランクインしてから1ヶ月ほど経ちますが、現場の雰囲気を教えてください。

木村:和気あいあいとしています。

ラウール:すごく楽しい現場です。スタッフの皆様が盛り上げてくださっていてユーモラスな雰囲気です。

木村:特に元気なカメラマンのジョークに笑いが起きてますね(笑)。

ラウール:毎回笑ってしまいますし、「何がこようと拾おう」という気持ちで待っています(笑)。

― 西谷弘監督とのタッグも初めてですが、撮影されてみていかがですか?

木村:西谷マジックにかかると、嫌な人が1人もいなくなると思いました。際どいキャラクターが集まっているんですが、それぞれがちょっとずつチャーミングになっていく。これは西谷監督ならではの演出なんだろうなと思っています。

ラウール:僕はこれまで俳優としてお仕事をいただくときは包み隠さず現場に行っていたんですが、今回の出会いで概念が変わりそうな気がしています。西谷監督から「お芝居とはそういうことなのかな」とヒントをもらえるというか。

クランクイン前のリハーサルで最初の1~2ヶ月は現場で監督に会ってちょっと稽古をしたり、ただ話すだけの時間があったり、そういう時間を重ねていました。それが自分の中ですごく勉強になることばかりで、監督には感謝しかないです。全信頼を置いて、すべて飲み込んで、ディスカッションもして…という良い関係性でやれているのかなと思っています。監督とご一緒することによって、今後の自分がどう変わっていくのかも気になります。

◆ラウール、木村文乃演じる愛実は「愛おしく思えるような存在」

― 演じているキャラクターの印象を教えてください。

木村:台本を読んでいる私は「みんな嘘つき」と思っています(笑)。愛実は自分が嘘をつけないからこそすぐ信じてしまうので、心配しています…周りの人と関わっていきながら愛実も変わることができたらいいなと思います。

― カヲルに対しても嘘つきだと思っている?

木村:そうですね。愛実は全然気づいていないんですが、私は「愛実あかんで」と思っています(笑)。「ピュアなんだから!信じちゃって…」という感じです。

ラウール:最初にいただいた台本からブラッシュアップされていくごとに愛実にも意外な一面が明らかになってきて…。真面目ではあるんですが、まっすぐすぎて予期しない方向にいってしまうことも。そういう不器用なところが愛おしく思えるような存在だと思います。

― 1話を読ませていただいて、回を増すごとに愛実が愛おしくなっていくんだろうなという感じがしました。きっと、視聴者の方もそう感じると思います。

木村:そうならなかったら私のせいです(笑)。

ラウール:そうならないのもアリかな(笑)。

◆木村文乃&ラウールが持つ教師&ホストへのイメージ

― 教師とホストという職業は昔と今とで世間のイメージが変化していっているかと思いますが、お二人のイメージをお聞かせください。

木村:私はまだ怖い先生方がまだバリバリいた時代で育っていて、でも、今はもうそういうことは許されない。愛実自身も生徒とどう接していいか悩む中、1対1で生徒から真をつくようなことを言われたときに、大人としてではなく、どれだけ同じ目線で話してあげられるかがより大切なんだなと日々思わされています。

また実際の先生方はすごく大変だろうなとも感じます。模索しながら、生徒とも向き合いながらというのはハードルが高すぎて、先生の皆さん全尊敬です。

ラウール:ホストは自分の中で知らない世界ということもあってちょっと遠い存在の職業でした。でも助監督さんが何回もホストクラブに通って取材を重ねたそうなんです。お仕事ではありながら、ちょっと楽しかったらしくて(笑)。そのレポートやインタビューの資料をいっぱいいただいて実際の空間を想像してみて、ホストを100%理解できたわけではないけど、どこかに「誰かを助けたい」みたいな思いもあるのかなとも感じました。カヲルを演じるにあたって、そのピュアな面や自分の本来の要素もどこかで垣間見せられたらいいのかなと思います。

◆愛実&カヲルの関係性は「青空が似合う感じに」

― 愛実がカヲルをだんだん好きになっていく感情は、どのように落とし込んで演じようと考えていますか?

木村:愛実は恋愛で大失敗してしまった過去があって、自分に絶望して引きこもって、これはそこからもう一度始まる物語なので、愛実は恋愛が上手くないんです。だからもう立派な大人なのに幼さが残っていて、そこを大事にしたいなと思っています。 ドロドロ・ネチネチするわけではなく、大人同士の恋愛なのにどこかちょっとくすっとできて、青春の匂いすらするような、青空が似合う感じにしたいと思っています。

― ご自身の中で、カヲルを好きになる気持ちは理解できますか?

木村:それがですね、今のところずっとみんなに騙されているんです(笑)。まだ表の顔ばかりで、みんなの腹の内を見れていなくて。今作はオリジナル作品で答えがないので、私たちもどうなるかわからない。これからどうやって愛実がカヲルに心惹かれていくのか、私自身も楽しみにしています。

ラウール:僕は愛実と正反対で恋愛感情を持たせる職業なので、人に好意を持たせることは得意。ただ愛を知らない。これもすごく面白いことに、先ほど話したリアルなホストの方々へのインタビューでは、ほとんどの方が「愛がわからない」と答えていたそうなんです。それはちょっとわかるなと感じたというか、カヲルみたいなピュアな人間にとって「サービスの目」から「本気の目」に移り変わるのはシンプルなきっかけなのかなと思っています。じわじわ変わっていくというより、タイミングごとに切り替わるようなイメージを持っているので、まだどうなるかわからないんですが、徐々に愛に気づいて愛を知って、それを楽しんでいくのか、それとも邪魔だなと思って離れていくのか。そこが見どころになってくるのかなと思います。

◆ラウール、スタッフ相手に初回接客

― ラウールさんは実際に接客してみてどうでしたか?

ラウール:(何かを思い出し)これちょっと面白い話があって(笑)!!飲み物を作ったり名刺を出したりとホストならではの所作があるので、それを現役のNo.1ホストの方に指導してもらったんです。その方の初回接客を見ていたら、監督に「やってみな」と言われて。スタッフさんを相手に初回接客してみたんです。「はじめまして」「どうなの?」みたいな感じで接客してみたんですけど、「やばい、すごい下手だ」と思って(笑)。

― 指導担当のホストの方からはなんと言われましたか?

ラウール:苦笑いしてましたね(笑)。でも、自分はやればできる子だと思っているので、できなかったのは初めてだったからだと思っています(笑)!お客さんにとっても初回接客ですけど、僕にとっても初回だったんでびっくりしちゃいました。

― アイドルとしてファンの方と接するときとはまた違う感覚なのでしょうか?

ラウール:本当に通ずるくらいです。リアルに働いている人と重ねるというよりかは、その状況だけは通ずるのかなと思います。だから、自分のファンの方は、タワーじゃなくてペンライトで!!

★後編では木村&ラウールが互いに伝えておきたいことや人に惹かれるポイントを語ってもらった。

(modelpress編集部)

◆木村文乃(きむら・ふみの)プロフィール

1987年10月19日生まれ。東京都出身。2006年、映画「アダン」のオーディションでヒロイン役に抜擢されデビュー。近年の主な出演作に、ドラマ&映画シリーズ「七人の秘書」(テレビ朝日/2020・2022)、大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK/2020)、ドラマ「宙わたる教室」(NHK/2024)「スカイキャッスル」(テレビ朝日/2024)など。待機作としてドラマ「看守の流儀」(テレビ朝日/6月21日よる9時~)、映画「でっちあげ〜殺人教師と呼ばれた男」(6月27日公開)「てっぺんの向こうにあなたがいる」(10月31日公開)がある。

◆ラウール プロフィール

2003年6月27日生まれ、東京都出身。2020年1月22日、Snow ManとしてCDデビュー。2021年「ハニーレモンソーダ」で映画単独初主演、2022年には映画「おそ松さん」でグループとして主演を務め、2024年には「赤羽骨子のボディガード」でも主演を飾った。モデルとしては、2023年「ヨウジヤマモト プールオム(Yohji Yamamoto POUR HOMME)」2023-24年秋冬コレクションでパリコレに出演。

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《モデルプレス》

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