【モデルプレス=2025/06/10】女優の鈴木唯が10日、公益社団法人日本外国特派員協会にて行われた映画『ルノワール』(20日公開)記者会見に、早川千絵監督、共演の石田ひかり、リリー・フランキーとともに出席。流暢な英語を披露した。【写真】河合優実が絶賛した女優◆鈴木唯、流暢な英語披露11歳の沖田フキを演じた鈴木は、やや緊張した面持ちで登壇するも「今日はお越し下さりありがとうございます。皆様と共にいられることを嬉しく思います」と流暢な英語で挨拶し、拍手喝采となった。そんな鈴木の起用理由を早川監督は「フキ役が決まらなければこの映画は撮れないと思って意気込んで大規模オーディションを始めたら、最初に彼女が来た。フキに最初に会ってしまうという幸運な瞬間でした」と運命的一目惚れだと告白。鈴木はカンヌ国際映画祭が選ぶ「注目すべき10人の才能」にも選ばれたが、「とても光栄で凄く嬉しくて思い出に残って、これからも俳優を頑張りたいと思う兆しにもなりました」と感謝と意気込みを伝えた。また、共演した石田とリリーについては「石田さんからは、何も考えず普段通りにやってみるといいよと教わり、リリーさんら先輩の演技を見て、私もこんな演技をしてみたいと思うところもあったし、2人の演技を見習って私もどんどん上手になりたいと思いました」とリスペクトすると、リリーは「彼女は未成年なので20時までに帰らなければいけない!お世辞を言わせる時間がもったいないですよ!」と照れ隠しのジョークで笑わせた。一方、フキの母・沖田詩子役の石田は鈴木について「完成作を観た時に、私の知らない唯さんが沢山いました。彼女の素晴らしいところは、純粋にそこに存在する事が出来るということ。大人になって色々な事を身につけた私には出来ないことが沢山あって、それをまざまざと見せつけられました」と絶賛。フキの父・沖田圭司役のリリーも「フキは11歳ですが、この年頃の女の子は不安定で不完全で捉えどころのない形があるけれど、彼女はそれを安定した演技で魅せることのできる瑞々しい素晴らしさがあった。そんな唯ちゃんとフキの両方の成長を記録したこの映画も素晴らしいです」と賞嘆した。また鈴木は、演じたフキとの共通点を聞かれると「一番似ていると思うところは、素直なところ。思ったことを率直に行動に移すところは同じだと思いました」と分析し、これにリリーは「フキよりも唯ちゃんの方が個性的ですよ!?」とニッコリ。お気に入りのシーンを聞かれると「楽しかったシーンは林間学校の場面。撮影は同世代の人たちと一緒でお話をしたりして楽しかった。完成した作品を観て良いと思ったのは、ポスターにもある船で踊るシーン。フキが新しい場所で生き生きと楽しく華やかな感じで、そこが目に焼き付いて良いシーンだと感じました」と見どころに挙げ、演技をしている際の感覚については「何も考えていないというか、感情があり過ぎるわけではない、ちょうどいい感じです」と述べた。劇中ではフキが馬の鳴き声をリアルに真似するシーンがあるが、これは鈴木にとっては特技だという。司会からおねだりされると、リアルな馬の鳴き声を生披露。鈴木は拍手喝采に恥ずかしがりながらも笑顔を浮かべていた。さらに印象的なおかっぱヘアについて聞かれると「私は小さい頃からおかっぱで、撮影時にもっと短くしたいと言われて短く切りましたが、それが案外気に入っていて撮影後もこの髪型です」と話した。一方、様々な作品で父親役を演じ、子役と触れ合う機会の多いリリーは「この現場のスタッフ一同、彼女を子役として扱わないようにという暗黙の了解があった。彼女を女性として扱うことで彼女のもろさが見えやすくなったと思う」と回想すると、早川監督も「撮影中は彼女を1人の表現者として頼りました。私が教え諭して導いた感覚はなくて、唯ちゃんと一緒にフキというキャラクターを作っていきました」と実感を込めていた。6ヶ国の共同製作という点も注目されているが、早川監督は「脚本を書いている時は非常にパーソナルな物語だと思っていて、世界の観客に受け入れられるかどうかは考えておらず、それよりも自分が観たいものを作りたいという思いが強かった。しかし制作の過程で各国の反応がとても良くて、これはどこの国の人の心にも届く映画だと実感しながら作っていきました」と話していた。◆「ルノワール」1980年代後半のある夏。11 歳のフキは、両親と3人で郊外の家に暮らしている。ときには大人たちを戸惑わせるほどの豊かな感受性をもつ彼女は、得意の想像力を膨らませながら、自由気ままに過ごしていた。ときどき垣間見る大人の世界は、複雑な感情が絡み合い、どこか滑稽で刺激的。闘病中の父と、仕事に追われる母の間にはいつしか大きな溝が生まれていき、フキの日常も否応なしに揺らいでいく――。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】
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