万年ダイエッターから卒業し、20の減量に成功した鬼軍曹ゆか様。
現在は自身の経験をもとに、パーソナルジムで「人生を変える」理想の体形作りをサポートしています。
十人十色の体形悩みに向き合い、「誰だって変われる」「尻も人生も爆上げ」を証明してきたゆか様。
人生が激変したという人が続出していると聞き、取材をさせてもらうことに。
70歳になる秋元尚子さんは、「70歳を機にやったことのない運動に挑戦したい」とゆか様のジムに入会。はじめて3カ月で気になっていたお腹まわりがスッキリ。表情もイキイキとして、心身ともに若返った印象です。
たった3カ月で変化をもたらしたストレッチとトレーニングをゆか様に教えてもらいました。
【鬼軍曹ゆか様×更年期ダイエット・70才の挑戦編】#01
▶お腹と下半身がスッキリする「お尻ほぐし」
カチコチになったお尻をほぐせば、お腹も下半身もスッキリ
秋元さんだけでなく、デスクワークの人は日中座りっぱなしの生活をしていますよね。
座っているとき、お尻は体重で押しつぶされています。座りっぱなし=運動不足でもあるので、お尻やその周りの筋肉は使われていません。怠けた状態です。
秋元さんの場合、手織りの作業で前傾姿勢になりやすいため、お尻だけでなく背中の筋肉もカチコチ状態でした。
お尻が垂れるというくらいだから、やわらかい筋肉のように感じますが、使わずただ押しつぶされているお尻はかたくなっています。
筋肉は血液を押し出すポンプ役なので、筋肉に柔軟性がないと巡りが悪くなり冷えやむくみにつながります。さらに、お尻の筋肉がかたくなると、奥にある骨盤が引っ張られて歪みやぽっこりお腹のもとに。
普段、あまり意識しないお尻こそ健康や美ボディの要だったのです。
デスクワークで1日の大半を座って生活している人、ほとんど歩かない人、姿勢が悪い人は、まずかたくなっているお尻をほぐすことからはじめましょう。
ジム初日の秋元さんも、カチコチだったお尻をほぐすストレッチからスタートしました。
怠けていた筋肉に刺激を与え、目覚めさせることが大切です。体の土台になっている骨盤まわりの筋肉であるお尻の柔軟性を取り戻すことで、背面がきちんと使えるようになり姿勢改善につながります。
姿勢が整うと、冷えやむくみの改善が期待でき、さらにはぽっこりお腹ともさよならできるのです。
ほぐし方は簡単。さあ、やってみましょう。
▶運動が苦手でもできる!簡単トレ
お尻をほぐすのは、あぐらをかいて前に倒れるだけ
お尻のストレッチ法はたくさんありますが、誰でもできる方法を紹介します。
【1】あぐらをかいて座る
足を重ねず、前後にずらして座ります。お尻が床から浮かないようにしましょう。
【2】両腕をのばし上体を前に倒す
腰が反らないように上体はまっすぐ伸ばしたまま前に倒れます。できるだけ腕を遠くに伸ばすとお尻がよく伸びます。ただし、お尻がかたく痛みがある場合は無理をせず、徐々に遠くを目指して倒れるようにしましょう。
この時、呼吸はとめずにゆっくりと深呼吸をしてください。お尻の伸びを感じながら20秒~30秒キープ。足を前後入れ替えて同様に行います。
▶これはNG!
【レベルアップ】ひじをつき上体を前に倒す
腕を遠くに伸ばせるほどになったら、さらに伸びを感じるためにひじから手首までを床につけて上体を前に倒します。
深呼吸しながら20秒~30秒キープ。
【NG】丸まった背中で前傾
腕だけ伸ばして背中が丸まっている状態では伸びを感じられません。真っ直ぐな背中を意識して行ってください。
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