【モデルプレス=2025/04/09】AAAの與真司郎(あたえ・しんじろう/36)が2025年4月16日、これまでの人生を振り返ったフォトエッセイ「人生そんなもん」(講談社)を発売。Vol.3では、ゲイであることをカミングアウトし、同書で元恋人についても初めて明かした彼の考える結婚観や、「夢を叶える秘訣」について深く迫っていく。【インタビューVol.3】【写真】與真司郎、涙でゲイ公表◆ゲイ公表の與真司郎、結婚観語る― 今回のフォトエッセイでは、同性婚や「いつか子どもがほしい」という想いも綴られていました。與さんの理想の結婚や家族像について教えてください。與:日本では、まだ同性婚が認められていません。本当に変わってほしいと思っていますし、変わるべきだとも感じています。性的マイノリティではない人たちと同じように、平等な権利が与えられるべきだと思っています。自分の意思でゲイに生まれてきたわけではないのに、権利が制限されている現状には、疑問を感じます。もし、結婚できる選択肢が広がるのであれば、相手次第ではありますが、結婚する選択肢も欲しいと思っています。絶対に子どもが欲しいというわけではないのですが、もし本当に素敵な人と出会えたら、結婚も視野に入れていますし、Two dads(1人の子どもに対して、父親が2人いる家庭)という形で子育てをすることも考えています。LAに行くまでは、結婚や子どもを育てることはゲイの自分にはありえないことだと思っていました。それが当たり前の環境でしたが、アメリカをはじめさまざまな国を訪れ、Two dadsの家庭を実際に目にして、とても幸せそうな姿を見て、「なぜ日本はダメなんだろう」「どうして僕たちには選択肢がないのだろう」と強く感じました。なので、将来の選択肢の中に結婚はあります。とは言っても、最近はまったく出会いがありません(笑)。― 恋愛体質だと綴られていましたが、今は恋愛以外の部分で満たされているのでしょうか?與:自分が真剣に相手を探していないというのもあるのですが、今はファンからも愛されていますし、家族も仲良いですし、子どもみたいに可愛がっている甥っ子と姪っ子もいます。スタッフともみんな仲が良いですし、友達も素敵な人たちばかりいるので、自然と満たされていると感じますね。それに海外を飛び回っていて、毎日がとても充実しています。でも、今後出会いがあればオープンに付き合っていこうと思っています。わざわざ「彼氏ができました」と報告はしないかもしれないですが、もしも週刊誌に撮られたり、SNSに写真がアップされるようなことがあっても僕はもう気にしません。僕にも恋愛する自由がありますし、堂々と恋愛します!これだけオープンにした今、もう隠すことはありませんし、隠したくないです。◆與真司郎の「夢を叶える秘訣」― これまで数多くの壁を乗り超えられてきた與さんですが、夢を追いかけている読者に向けて、「夢を叶える秘訣」を教えてください。與:やっぱり「行動力」ですね。僕は自分のいいところをひとつ挙げるとしたら、行動力には長けているなと思っていて、だからこそ今自分がここにいると思っています。でも、まわりを見ていると、やりたいことがあっても理由をつけて行動しない人がすごく多いとも感じます。たとえ理由があったとしても、「やりたい」と思ったときにすぐに動くことが大事だと思います。行動した後に絶対に壁は出てきますが、そこで諦めてしまったら終わりです。だからこそ、諦めずに行動し続けて、自分を信じてやっていくことが、夢を叶える一番の近道だと思います。ちなみに僕は、これまで「やりたい」と思った夢は、勿論たくさん失敗もしてきましたが、最終的にはすべて叶えてきました!―素敵なお話ありがとうございました。これからの活動も楽しみにしています。(modelpress編集部)◆與真司郎フォトエッセイ「人生そんなもん」本書では、ファンの前で自らがゲイであることをカミングアウトした與が、自らの人生を振り返り、カミングアウトするまでの人生と、その後の歩みを赤裸々に綴っている。幼少期に感じた違和感やそのエピソード、アーティストとしてデビューするも抱え続けた孤独、そして自分らしく生きることを求めてロサンゼルスへ留学・移住を決意した経緯などが丁寧に描かれている。◆與真司郎(あたえ・しんじろう)プロフィール1988年11月26日生まれ、京都府出身。男女混合のパフォーマンスグループ・AAA(トリプル・エー)のメンバーとして、 2005年にデビュー。グループは2021年、AAA初となる6大ドームツアーを終えたタイミングで本格的な活動休止に入る。2023年7月には、「與真司郎 announcement」にて、自身が同性愛者であることを約2000人のファンの前で公表。現在は日本と海外を行き来しながら活動しており、自身の人生を題材にしたドキュメンタリーをハリウッドにて制作中だ。【Not Sponsored 記事】