54歳、更年期症状が一段落すると「次に起きること」は?まさにいま私たちは「更年期の終わり」を体験している最中だけど | NewsCafe

54歳、更年期症状が一段落すると「次に起きること」は?まさにいま私たちは「更年期の終わり」を体験している最中だけど

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54歳、更年期症状が一段落すると「次に起きること」は?まさにいま私たちは「更年期の終わり」を体験している最中だけど

ふと口にした更年期症状話しをきっかけに、コンビ結成(!?)をし、更年期に起こりがちなあれこれを語ってきた美容エディターの藤井優美と、オトナサローネ編集長・井一美穂。光陰矢の如し、とはよく言ったもので、前回の記事から更新されず気づけば約1年半。54歳となった2人の更年期症状は果たしてどうなったのか? アフター更年期について語り合います。

前編『54歳、もしかして私たち「更年期を抜けた?」ライター藤井×オトナサローネ井一が「あの時、そしてこれから」を語る』に続く後編です。

やっと更年期症状から解放されたと思ったら、今度は「次のステージの変化」が起きるだなんて!

井一 閉経かな、となった私が一番驚いたのが、健康診断の数値の悪化でした。中でもHDL(悪玉)コレステロール値が一気に上昇していて、自分でも目を疑ったほど! それだけエストロゲンの恩恵が大きかったんだなー、と。

藤井 えーーーーー! 閉経後のHDLコレステロールの上昇は知識にはあったけれど、それほどいきなり上昇するなんて! まさに、“エストロゲンさまさま”ですね。あっ、そういえば、先日お会いした同年代の女性が、閉経を迎えてから受けた健康診断で体重が2キロ増えていたことにショックを受けていたら、さらにその3か月後にもう2キロ増えたって。万年ダイエッターの私にアドバイスを求められたわ(笑)。

井一 閉経によるエストロゲンの減少による脂質代謝機能をはじめ、加齢により筋肉量も低下するから、これまでと同じ生活をしていたら内臓に脂肪が蓄積しやすくなっていきますよね。ただ近年は、中高年でBMI(Body Mass Index:肥満度指数のこと)が低すぎると、健康を損なうリスクが高まると国内外の調査で報告されているので、無理なダイエットをするより、運動をして筋肉量を増やしていくのがいいのかもしれませんね。

藤井 確かに、うっかり体重を減らしすぎると老けて見えたりしますよね、この世代って。

井一 とくにこれからは骨粗鬆症のリスクが高まっていくから、筋肉と骨には投資が必要です。実は更年期の10年間で、骨密度は15ポイントほど下がるとされています。私は3年前から年に1回骨密度を測定していますが、最初に測った時点でもう骨粗鬆症寸前だったため、活性型ビタミンD3を処方していただいて1年服用していました。結果的に、何もしなければ1年に3%ほど低下したであろうところを1%に留めることができました。昨年はクリニックに通う時間が確保できず、ビタミンD3のサプリに切り替えました。次の検査でどのくらい減っているか。

藤井 年齢を重ねるにあたって骨粗鬆症問題は避けて通れませんよね。骨密度検査は足の裏で測定するものですよね? 3年ほど前は数値に問題はなかったけれど、閉経間近だから私も検査したほうがいいですね。

井一 足の裏を機器に乗せて、かかとやくるぶしで測定するのは「定量的超音波測定(QUS)法」ですね。骨は身体の部位ごとに結構密度が違っていて、私も腰椎は大丈夫だけど大腿骨がスカスカだったりします。かかとや腕の骨は頑丈なので、リスクを測定するには腰椎と大腿骨周りの骨密度を正確に計測できる「デキサ(DXA)法」での検査がおすすめと医師には伺いました。ただ、こちらは機器が大きいため、婦人科というよりは整形外科などの取り扱いが多くなるようです。

藤井 整形外科といえば、五十肩にはじまり、肘や膝、手首など、節々の痛みが出てきました。激痛とか動けないってほどではなく、“何となく痛い”が続くんです。たとえば、朝起きたときや、ちょっと動こうとしたときに二の腕に痛みが出て、それが2か月くらい続いて治まったと思ったら次は膝が痛くて……というように、痛みがどんどん移動していく感じ。これも、加齢やエストロゲンの減少によって、関節を支えている軟骨や筋肉の衰え、関節内の水分量の減少、さらに血液循環が悪くなったりすることによって起こると言われていますよね。だから、水分は常に摂っているし、運動もしているし、湯船に浸かって血行促進も意識している。でも、地味に痛みが続いて不快なのですよ。あー、なんか言っていて悲しくなってきました。

更年期のあとは「口にしにくい悩み」を含めてマイナートラブルに対する対策は必須になっていく

井一 本当にいろいろと痛みますよね。私は閉経してもう1つ驚いたのが、腟内フローラの変化。エストロゲンの低下により腟内の菌バランスが悪くなったのでしょうね、突如として膀胱炎になりやすくなったんです。もともと女性は体調が崩れると膀胱炎になりやすい傾向があると言われていますが、まさかこんなに繰り返すとは!

藤井 HDLコレステロールの上昇に、骨粗鬆症のリスク、関節の痛みに、膀胱炎だなんて……。閉経でツライ更年期症状から脱し、第2の人生を楽しめる!と思っていたのに、なんだか明るくない話ばかりじゃないですか(涙)。

井一 更年期を抜けたからといって、若いころに戻るわけではないですからね。閉経に伴う外陰・腟の萎縮変化による乾燥感や、尿もれ、失禁などのトラブルをGSM(Genitourinary Syndrome of Menopause:閉経関連泌尿生殖器症候群)と言いますが、近年では治療もできるようになってきたので、そこに関しては医療の力を借りるのもありかと思います。

藤井 私も尿もれに怯えているので、骨盤底筋群のトレーニングを取り入れました。ただ、骨盤底筋群を鍛えたからと言って、筋肉痛を感じるわけでもなく、効果はわからないのですが。

井一 もう取り入れてるんですか! 藤井さん、本当にいつもふと気づくと最新のものをバンバン取り入れていてすごいですね。周囲を見ていると好奇心の強い人はこうして新しい何かにどんどん向かっていくので、結果的に転ばぬ先の杖をえらくたくさん持っているな!って思います。それって更年期のトラブルを乗り越えるのにとても大事なことでしたが、きっとこれからの長い老後を少しでも健康に過ごすためにも必要なことなんでしょうね。

藤井 できれば転びたくないし、万が一転んでも受け身が取れたらいいなあ、って思ってます(笑)。

アフター更年期、2人はどう過ごしていく?

井一 更年期は、暗いトンネルを手探りで歩いている感覚で、先が見えないからデコボコ道に足をとらわれて転ぶし、そのまま起き上がられなくなったりしてました。アフター更年期の今は、節々の痛さや骨の問題、腟の状態など、フィジカル的な老化は残念ながら避けて通ることはできませんが、更年期特有のメンタルのくすぶり感が抜けたことで、気持ちは前向きになっていませんか? あと、記憶力の低下や集中力の散漫、物忘れなどを経験したことで自分と向き合い、これからの人生をどう生きていきたいか考え直しができたと思うのです。

藤井 私たちの上の世代である60代のお姉さまたちが、みんなパワフルでアクティブに過ごしているのを見ると、更年期後はスパーンと元気になれるのかと思っていたのですが、どうやらそれは幻想でした(苦笑)。みなさん、フィジカル的な不調に折り合いをつけつつ、第二の人生を楽しんでいたんですね。まだ鬱々とすることはあるのですが、これは更年期症状ではなく、気質なので、私はそんな自分も認めながら、自分を苦しめないラクな生き方を模索したいです。

井一 今後は、私たちが体験した更年期症状のこと、そして、これまでタブー視されてきたアフター更年期のことにもクローズアップしてみましょう!

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《OTONA SALONE》

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