現在、ファン待望の1stアルバム「D.N.A」を引っ提げた、全国7都市30公演にも渡るアリーナツアー「Aぇ! group LIVE TOUR 2025 D.N.A」を開催中のAぇ! group。人気アイドルグループとしての階段を駆け上がる中、ドラマや映画、舞台などでメンバーそれぞれが俳優として活躍していることも、彼らの強みと言えるだろう。そこで本記事では、グループにも還元されるメンバーの個人活動にスポットを当てたい。
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昨年5月にシングル「《A》BEGINNING」で待望のCDデビューを果たし、現在はアリーナツアー開催中のAぇ! group。2024年の年間音楽セールスの動向をまとめた『第57回 オリコン年間ランキング2024』において、アーティスト別セールス部門の新人ランキングで1位を獲得したほか、グループとしてスキンケアブランド「アベンヌ」のイメージキャラクターを務めるなど、名実共に人気アイドルグループとしてステップアップしている印象だ。
それぞれの個性を生かした俳優活動も彼らの人気を支える1つの柱となっているようで、特にその活躍が目覚ましいのは、ジュニア時代からNHK連続テレビ小説『スカーレット』（2019年度）などの映像作品に出演し、芝居の経験を積んできた正門良規ではないだろうか。正門は、昨年公開された映画『グランメゾン・パリ』でも、木村拓哉演じる型破りなフランス料理のシェフ・尾花夏樹らが立ち上げたレストランで見習いとして働く小暮佑役を好演。木村やベテランキャストらに囲まれての撮影では“もっとこうしたら良かった”といった後悔もあったと公式コメントの中で振り返っており、彼が高い向上心をもって撮影に挑んでいたことがうかがえる。また、「ここで学んだことを一生大事にして、もっともっと大きくなって、また皆さんとご一緒できるように頑張っていきたいです」とも意気込んでおり、今作への出演が、彼の俳優人生において大きな学びとなったようだ。
そんな正門に続いて、最近俳優として頭角を現しているのが、昨年放送されたドラマ『離婚後夜』（ABCテレビ・テレビ朝日）で、地上波連続ドラマ初の主演に挑戦した佐野晶哉だ。同作で佐野は、バイト先の常連客である新人小説家の香帆（久保田紗友）と出会い、初めての恋をする大学生・宝条伊織役を好演。相手を思う伊織の一途な姿をフレッシュさたっぷりに演じ、「演技の一つ一つがうますぎる」「雰囲気柔らかくてめっちゃ演技上手い」「切ない演技させたらピカイチ」などと反響を呼んだ。また、奥平大兼など若手の実力派が揃った5月30日公開予定の映画『か「」く「」し「」ご「」と「』への出演もアナウンスされており、今後の活躍からも目が離せなそうだ。
さらに、小島健も現在放送されているドラマ『ホンノウスイッチ』（テレビ朝日系）に、いつも明るいムードメーカー・榎本秀役で出演中。ダブル主演のTravis Japan・宮近海斗や葵わかならに混じって、小島も自然体な演技で作品を彩っており、これから俳優としてのさらなるステップアップが期待できそうだ。また、彼らの活躍はドラマや映画などの映像作品にとどまらず、昨年は薮宏太（Hey! Say! JUMP）の主演ミュージカル『tick, tick…BOOM!』に草間リチャード敬太、坂本昌行の主演ミュージカル『三銃士』に末澤誠也がそれぞれ出演し、重要な役どころを務めている。こうした先輩らとの共演によって得た学びもまた、グループの成長へと繋がっているのかもしれない。
今年5月のデビュー1周年を前に、グループとしてますます魅力を増しているAぇ! group。俳優としてもそれぞれ存在感を発揮しており、芝居の分野でも成長が期待できそうだ。個人活動をグループに還元しながら、飛躍を続ける彼らに、今後も注目したい。
