【モデルプレス=2025/02/20】脚本家・野木亜紀子氏が「2024年 第98回キネマ旬報ベスト・テン」日本映画脚本賞を受賞し、19日に渋谷・Bunkamuraオーチャードホールにて行われた表彰式に登壇した。【写真】SixTONES松村北斗、号泣で松本若菜とハグ◆野木亜紀子氏、全財産400円の過去TBS系ドラマ「アンナチュラル」と「MIU404」の世界線と交差する(シェアードユニバース)、完全オリジナル映画作品として大きな話題を呼んだ「ラストマイル」の脚本を手掛けた野木氏。「今回の受賞のメールを受け取って『何かの間違いじゃ?』って3回ぐらい見直しました」と受賞を聞いた時の心境を明かした上で「振り返れば、私は皆さんご存じの通り、テレビドラマの脚本で成り上がってきたわけですが、もとは専門学校で映画を志していたはずが、その後ドキュメンタリーに8年ぐらい従事して、その後は脚本家になろうとは思ったんですが、なかなかなれず、アルバイトや派遣社員で食いつなぎ、ひどい時は全財産が400円しかない時期もありながら、給料日までどうやって生きていくんだろうなっていうようなこともありつつ、なんとか脚本家になることができました」とし、「約30年かかりましたが、何一つ無駄なことはありませんでした」とこれまでを振り返った。そして「この賞をゴールではなく、始まりとしたい」とし「映画・ドラマは私1人では作れない総合芸術の世界だと思っています。皆さんが全力で関わることのできる、脚本という良き設計図を書けるように精進していきます」と目を輝かせた。◆「キネマ旬報ベスト・テン」同賞は、老舗映画雑誌「キネマ旬報」が1924年(大正13年)に創設。その年を代表する「日本映画」「外国映画」を10本挙げるほか、個人賞として「主演男優・女優賞」「助演男優・女優賞」「新人男優・女優賞」など、その年の称賛すべき映画作品や映画人を表彰する。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】