2024年に発表されたジェクスの調査によれば、「現在、パートナー(恋人や結婚相手)以外の人とセックスをしていますか?」という質問に対し、「特定の人物1人としている」「特定の人物2人以上としている」と回答した割合の合計は、40代男性が27.7%、50代男性が29.5%、40代女性が24.5%、50代女性が17.1%でした。
美容系企業の本社で働く菊さん(仮名・49歳)は、会社を早期退職してフリーランスのWebエンジニアとなった壮馬さん(仮名・59歳)と結婚して20年。1人息子はアメリカに留学中で、夫婦2人でまるで老夫婦のように暮らしているそう。しかし夫に趣味を持つよう勧めたところ、ヨガ講師との不倫問題が浮上し困惑しているとのことです。
■家でゴロゴロする夫に「趣味を持ってよ」
「私と夫は、同じエンタメ系企業のWEB事業部に所属していました。その会社の草野球チームで仲良くなって結婚したんです。当時夫はバツイチで、元奥さんのところに娘が1人。奥さんと娘の住む元義実家が遠方のため子供に会えず、さみしい思いをしていた時期でした。いっぽう私は同棲相手に逃げられて失恋直後。ショックすぎて仕事以外は引きこもっていたのですが、同僚が心配して草野球の応援に連れて行ってくれて、飲み会に参加したんです。夫はちょっとフェミニンな喋り方で親しみやすく、人を笑わせるのが上手でした。連絡先を交換したら、お互い傷を抱えた者同士だからか、その後の展開は早かったです」
スピード結婚した菊さんは、新婚旅行先のニュージーランドでハネムーンベビーを授かり、長男を出産したそうです。
「私は一旦は退職して、子どもの幼稚園入園と同時に派遣社員として仕事に復帰しました。はじめは時短勤務でしたが、3回の転職を経て1年前に正社員のフルタイム勤務の会社にようやく落ち着いたところです。その間に息子は成長し、今は大学の留学プログラムでサンフランシスコに住んでいます。夫はずっと同じ会社で働いていましたが、早期退職してフリーランスとして在宅勤務に切り替えて2年目です」
壮馬さんは不動産投資の趣味があり、親の遺産で駅近築古物件を購入して改装。賃貸物件として運用した後に転売して利益を得ました。その後、新たに「駅近築古」にこだわった2つの部屋を買って運用しているそうです。
「たまたま運良くなのか、見る目があるのかは分かりませんが、夫が購入した部屋は問題なく利益を出しているようです。フリーランスのWEBエンジニアとして仕事はしていますが、正直、ご隠居さんのような悠々自適な立場で…。そのせいか、退職してゴロゴロゲームをしすぎて急に老けてきたので、『ちょっと引きこもるのはやめて、なにか趣味を持ってよ』と言ったのは私です。でも、こんなことになるなんて思いませんでした」
■夫がヨガ教室の美人講師と浮気
壮馬さんは菊さんの勧めで会員制のヨガ教室に通い始め、そこで講師の理恵子さん(仮名・47歳)にぞっこんになってしまったそうです。
「夫は、地元の経営者が多く所属している社会奉仕団体に入っているんです。その団体にメンバー専用のヨガ教室があって、そこに通い始めました。講師が47歳の独身女性なんですが、アラサーに見えるくらいシュッとした美人なんです。SNSを検索したら、ブログのダイエット漫画が書籍化されたり、若い頃は元ミスなんとかだったりと、ちょっとすごい経歴が書かれていました」
壮馬さんは、まるで「推し」を見つけた少年のようにヨガとヨガ講師に夢中になり、生活が激変したそうです。
「最初は苦笑いくらいの生暖かい気持ちで見ていたんですが…。だんだんとシャレにならない状況になっていきました。会員の中では、うちの夫が比較的若いからか、男女の仲にもなっているらしいことが、ヨガバッグの中の紙の手紙で発覚しました。やたら達筆な字で、『またリトリート旅行に2人で行きましょう』『壮馬さんとの交わりは深く情熱的で、魂の癒しを体感しました』とか書かれていて。証拠が残る紙の手紙をポケットに入れておくとか、中学生並みのアナログさに気持ち悪くなりました」
本記事では、悠々自適にセミリタイヤ中の夫に「趣味を持てば」と忠告したところ、美人ヨガ講師に夢中になってしまったというお話を伺いました。
続く後編では、ヨガ講師と別れた夫が「異次元の方向に進んでいった」そのオドロキの様子をお届けします。
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