「なんでこんな女と?」元モデルの妻が崩れ落ちた瞬間。しかも夫と愛人は5年続いていて(前編) | NewsCafe

「なんでこんな女と?」元モデルの妻が崩れ落ちた瞬間。しかも夫と愛人は5年続いていて(前編)

女性 OTONA_SALONE/LIFESTYLE
「なんでこんな女と?」元モデルの妻が崩れ落ちた瞬間。しかも夫と愛人は5年続いていて(前編)

「ビジュアル格差夫婦」の坂口博美さん(仮名)と坂口翔太さん(仮名)。周囲の人からは「美女と野獣」と言われています。友人の紹介で知り合って結婚し、二人ともフルタイムで働いていて、子どもはいませんが犬を2匹飼っています。楽しい毎日だったのですが…

妻の誕生日の夜に、他の人と食事したいって?

坂口博美さん(仮名)は、ファーストサマーウイカさんに似た、スレンダーで背の高い美人で、モデルの経験もあるといいます。「若いうちに結婚したい」という希望を持っていた彼女は、相手を探していました。

そして22歳の時に友人の紹介で出会ったのが翔太さん。ほどなく交際をスタートして、3年後、25歳の時に結婚しました。

「優しくて面白い人だなと思いました。自分で言うのもなんですが、彼と私はビジュアル格差があって、お世辞にもかっこいい人だとは言えませんでした。夫はがたいが良くて、ガッチリした体格なんです。でも、女性から見たら好感度は高い人だと思います。出会った時は彼の方からグイグイ来る感じで、仕事をしていない時はずっと電話したり、家に来てくれたりしました。女性の影はなさそうで安心感もありました」

結婚してから13年、波風が立つようなことはなかったのですが、博美さんは38歳の誕生日の日に、「えっ?」という違和感を覚えました。

「私の誕生日の夜に、夫が『外で食事をしてきていい?』、と聞いてきたんです。私が勤めていた会社は平日に休みを取ることができたのですが、その年の誕生日は他の人との兼ね合いもあり休みが取れなかったんです。でも、夜は空いていたので一緒に食事することになっていたのですが…いきなり他の人と食事に行くと言うのです。なぜ?と疑問に思いました」

水族館でデートしていた写真がでてきて…

その日以来、博美さんはモヤモヤして、落ち着かない日々を過ごしました。何か確証があったわけではありませんが、不倫しているのではないかと疑いを晴らせなかったのです。博美さんはついににある行動に出ました。

「私たちは犬を飼っていたので、犬のカレンダーを作るためにパソコンを買ったのです。そのパソコンが夫のiPhoneと連動していたので、写真も自動的にパソコンに取り込まれます。誕生日の日に彼が撮影した写真を見てみたら、なんと女性と水族館に行っていたのです。体を密着させて寄り添っていて、ショックで全身が震えました。相手の女性は、元カノでした。お世辞にも美人とは言えなくて、体も横幅がある人です」

今まで感じたことがない感情で、博美さんは放心状態に。お昼過ぎにパソコンを見たのですが、気づいたら夕方になっていました。

「何が起こったのか分からないというか頭の整理できなくて、とりあえず『こんな写真を見つけた』と、親友に電話をしました。パニック状態でした。近くの実家に行って母親にも相談しました。人に話してやっと少し頭が働くようになりましたが、にわかには現実を受け入れられません。母は、『お金を出してあげるから、すぐに探偵をつけよう』と言いました。

私の父は不倫した相手と駆け落ちするために、母と私、弟を残したまま家を出て行きました。当時、母はお金がなくて、探偵をつけられなかったそうです。だから娘の私には探偵をつけてくれたのです」

探偵から念を押されたことは…

「正直、なぜ元カノと一緒に水族館に行ったのか問い詰めたい気持ちもありました。でも、はぐらかされるかもしれないと思ったんです。2、3年前、夫と一緒に夫のスマホを見ていたら、元カノっぽい人からのLINEの通知が来たんです。内容は、『お疲れ〜』みたいな軽いノリの日常会話でした。誰か聞いたら夫は友達だと言うし、その時は、LINEくらいいいだろうと思いました。あの時ごまかされたんだなと思うと、今回は話をする気にはなれませんでした。だから密かに探偵をつけたんです」

元カノと一緒に水族館に行ったというのは親密な関係だと推測するしかなく、博美さんは苦しくなりました。

「直接本人に確かめなかったのは、本当のことを知るのが怖くて苦しかったからです。それなら探偵に調べてもらった方が気楽だと思いました。どちらも嫌ですけど、どっちがマシかと言ったら、探偵から真実を聞く方がマシだったのです」

探偵は、「絶対に夫には何も言わず、いつもと同じように生活してください」と言いました。

「夫は何も知らないので、淡々としているわけです。私は土日休みなのですが、夫は日曜出勤や夜勤もあって、平日に休みを取ることもあります。私が出勤している間に二人でシフトを合わせて会っていたようです。

最初はラブホテルに行った時の写真が撮れました。昼間から5時間くらい滞在していました。でも、それだけだと、『ちょっとゲームをしていただけ』と言い訳をする人もいるそうです。裁判になった時のことを考えると、一度ラブホに行ったくらいでは弱い。2回か3回くらいは行ったという証拠があった方がいいそうです」

仕事を休職する羽目に

浮気相手の女性は田中凛子さん(仮名)というのですが、彼女の家に行った時の写真もありました。

「あと、2日間連続で外泊したこともあって、その時夫は、『漫画喫茶に泊まった』と言い訳をしていました。結局、凛子さんの家に泊まっていたんです。写真は、ラブホテルの出入りはもちろん、手を繋いでいたり親密にしたりしているものもありました」

探偵の調査は9月から翌年の1月まで続きました。証拠をつかむまでの間、博美さんは知らぬ素ぶりをしていなければなりません。

「最後にもう一度だけ撮影してもらう契約をしたのですが、今度は二人がなかなか会わなくて、待つしかありませんでした。その時が一番しんどいなと思いました。じっと耐えていたらメンタル崩壊して、突然夫の前で涙があふれてきたこともあります。

その時、不倫に気づいていることがバレたかもしれないと思ったのですが、『ちょっと仕事でいろいろあった』と言ってごまかしました。この頃、メンタルクリニックでうつ病と診断され、診断書を書いてもらって休職しました。

私はこんなにボロボロなのに、不倫しながらしれっと生活している夫、『なんでこの人の洗濯をしなあかんの』とか、『なんでご飯作らなあかんの』とか腹立たしく思いました」

それほどまでに辛ければ別れるという選択肢もありましたが、博美さんは自分の中で何かが引っ掛かっていて、これからどうしたいのか分からない迷子状態に陥っていました。夫と再構築したいというより、13年間暮らしてきた家や環境が気に入っていて、手放したくない気持ちがありました。

いよいよ突撃する瞬間がやってきた

9月に探偵を依頼して証拠が出揃ったのが翌年1月。

2月に入ってから、やっと博美さんは動き出しました。博美さんは、探偵と一緒に凛子さんが帰宅するのを待ちました。

「家に帰ってきたところを捕まえて声をかけたのですが、意外にも凛子さんは落ち着いていました。私は夫のiPhoneを常にチェックしていたのですが、以前は、1日に多い時で70回、少なくとも30回くらいLINEを送っていました。ところが、この頃は15回くらいに減って、『冷めてきたのかな』と思っていました。夫も凛子さんも、最高に盛り上がった時期は終わっていたと思います。

凛子さんは、突然来たことについてはびっくりしていましたが、私が来ると察知していたのか、驚いていないようでした。夫も何か勘づいたから、遠のいていったのかもしれません。凛子さんとのLINEやり取りの中で、『もしかしたらバレたかもしれへん』みたいなことは言っていました」

博美さんと探偵は、凛子さんとファミレスで話をしました。

「ボイスレコーダーに全ての会話を録音しました。彼女には、証拠も全部揃っています、あなたの名前も知っています、不倫していますよね、と言いました。凛子さんは素直に謝っていました。『お金(慰謝料)ですよね』という話になって、探偵が作ってくれた示談書を見せました。500万円請求しましたが、一般的な慰謝料より高額なことも分かっていましたし、400万円か300万円まで下げてもいいと内心思っていました。でも、凛子さんは『500万で分かりましたが、分割払いにしてほしい』と言ったのです。謝罪もしてもらったことだし、20万円引いて480万円で示談書にサインしてもらいました。

凛子さんは、『有難うございます。ボーナスでクリアします』と言いました。この時信用したのが間違いでした」

なんと不倫は、水面下で5年も続いていた

凛子さんと話をするうちに、夫から連絡してきて交際が始まったこと、5年間に渡り交際していたことも分かりました。

「夫のLINEを見た時に、2020年に夫から凛子さんに連絡して関係が始まったと書いてあったので間違いありません。私はその間、何も知らずに暮らしていたわけです」

博美さんは、その場で夫に電話するよう凛子さんを促しました。

「凛子さんの口から、もう会わない、終わりにしたいと告げて欲しかったのです。でも、なぜか夫は電話に出ませんでした。仕方ないので私のスマホから電話して、凛子さんに電話を代わりました。後から聞くと、凛子さんとはもう終わりにするつもりだったので電話に出なかったそうです」

博美さんは、このまま家に帰って夫と顔を合わせても冷静に話せないと思い、実家に帰りました。

「しばらく家には戻らないつもりだったので、夫には、あなたの両親と私の母を交えて話をしましょうと伝えました。この親族会議が波乱万丈で、義父母への憎しみが増しました…。

凛子さんと話をしてから2、3日後、『慰謝料は50万円が妥当、480万円は払いません』と伝えてきました。弁護士に相談したようです。一度示談書にサインしておいて、そんなの詐欺だと思いませんか。安心させておいて減額するなんて。私も6人くらいの弁護士に相談しましたが、示談書があるのなら勝てると言われました。でも、体調を崩してしまって慰謝料の請求も滞っています」

前編では、博美さんが夫の不倫にまきこまれ、相手に示談書を書かせるも反故にされそうになったことをお届けしました。

続く後編では、義実家も含めての争いと、一度壊れた心を抱えつつも再構築するかどうか決めかねる苦悩を紐解きます。

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《OTONA SALONE》

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