なにわ男子・大西流星&藤原丈一郎、声優挑戦で互いを評価「勇気100%」継承は「メンバーみんなで喜んだ」【「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」インタビュー】 | NewsCafe

なにわ男子・大西流星&藤原丈一郎、声優挑戦で互いを評価「勇気100%」継承は「メンバーみんなで喜んだ」【「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」インタビュー】

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
モデルプレスのインタビューに応じた大西流星&藤原丈一郎(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/12/16】映画『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』(12月20日公開)でゲスト声優を務めるなにわ男子の大西流星(おおにし・りゅうせい/23)と藤原丈一郎(ふじわら・じょういちろう/28)が、モデルプレスらのインタビューに応じた。声優初挑戦の大西と、2度目の藤原、互いの“声優としての評価”はいかに―――!?また、なにわ男子として初のアニメ主題歌を担当、さらには名曲「勇気100%」を継承した心境なども聞いた。

【写真】大西流星&藤原丈一郎にそっくり?演じたオリジナルキャラクター

◆「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」

ファンの間で高い人気を誇る「小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師」を映像化した本作は、普段の『忍たま乱太郎』とはひと味違ったシリアスな展開が待ち受ける。土井先生と忍たまたちの絆で「勇気100%」が流れる日常を取り戻すことができるのか。監督は初代キャラクターデザインを務め、前作『劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園全員出動!の段』(2011年)でも監督を務めた藤森雅也がメガホンをとった。

なにわ男子として初のアニメ主題歌であり初のデジタルシングルである「ありがとう心から」(配信中)は、松井五郎作詞・馬飼野康二作曲で本作のために書き下ろされた楽曲。また、30年間歌い継がれてきた名曲「勇気100%」の歌唱もなにわ男子が担当している。

ゲスト声優として参加する藤原は『HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”』に続き2度目の声優であり、大西は本作で声優初挑戦。2人が演じたのは忍術学園の卒業生で、本作のために原作者の尼子騒兵衛が考案した完全オリジナルキャラクター。大西はグレーの髪の毛を高く結い、笑みを浮かべている桜木清右衛門(さくらぎせいえもん)、藤原は黒髪を括り上げ、逞しさを感じさせるほどに力強く精悍な顔付きの若王寺勘兵衛(なこうじかんべえ)で、名前は兵庫県尼崎市の地名がルーツとなっている。

◆なにわ男子「勇気100%」継承は「メンバーみんなで喜んだ」

― 今回劇場版で主題歌を担当し、「勇気100%」も歌唱、そしてゲスト声優として参加することが決まった時の心境を改めてお聞かせください。

大西:なにわ男子として「勇気100%」を歌い継ぐことが目標のひとつで、「いつか自分たちの声でお届けしたいね」と前から話していたので、その夢が叶ってメンバーみんなで喜びました。歴代の先輩方も歌い継いできた曲ですし、ライブでも必ず盛り上がる曲なので、セットリストを決める時も「『勇気100%』がやりたい!」という意見がよく出ていたのですが、デビューしてからは自分たちの曲で盛り上げないといけないなかで、これから1個の引き出しとして「勇気100%」があるのはすごく心強いなと思います。いつか披露できるのかと思うと楽しみです。そして僕は声優のお仕事が今回初めてだったので、新しい挑戦ができるというワクワク感で嬉しかったです。

藤原:主題歌を担当させていただくことを最初に聞いたのですが、僕たちはもちろん、子供から大人になる間に皆さん絶対に一度は観たことがあるであろう、この『忍たま乱太郎』という作品に携わることができる喜びはとても大きかったです。その後、僕と流星が声優として参加させていただくことを聞いて、2度嬉しい気持ちになりました。今こうして取材で話しているうちに、だんだん現実味も湧いてきたので、早く劇場で観たいです!

― 初のデジタルシングルでもある主題歌「ありがとう心から」の聴きどころや魅力を教えてください。

大西:『忍たま乱太郎』ならではの松井さんと馬飼野さんがタッグを組んで書き下ろしてくださったので、『忍たま乱太郎』らしさがあって、歌詞はもちろん、メロディーもすごくスッと入ってきました。なにわ男子としては、このゆったりとしたテンポ感の曲は今までにあまりなかったので新鮮でした。歌詞がストレートで伝わりやすいですし、いろんな方に愛されるような曲だなと思います。

藤原:『忍たま乱太郎』の主題歌と知ったうえでこの曲を最初に聴いたので、先入観もあったと思うのですが、僕も『忍たま乱太郎』らしさを感じました。歌っている僕たち自身が改めて感謝の気持ちや当たり前のことに気づかされるような歌詞でもあるので、劇場で聴いてもらいたいのはもちろんですが、皆さんの日常に溶け込めるような曲になったらいいなと思います。

― お2人が好きなフレーズはありますか?

大西:僕は歌い出しです。僕と丈くんのパートで「絶対 君が守りたい」という歌詞なのですが、最初のフレーズから仲間思いなメッセージ性がすごく強くて、メロディーもすごく好きなのでお気に入りです。

藤原:僕はタイトル通り「ありがとう心から」というサビの始まりが好きです。シンプルですが、歌詞がとてもストレートに伝わってくるのがこの曲の良いところだなと思います。

◆大西流星&藤原丈一郎、声優挑戦でアクションに奮闘 森久保祥太郎から的確アドバイス

― 藤原さんは“あすかな”以来の声優ですが、その経験は今回活かせましたか?

藤原:声優経験はありますが、前回は僕と大橋(和也)がやっていたバーチャル空間でのキャラクターとしてゲスト出演させていただいて、キャラクター自体も元々僕らが作り上げたものだったので、特別な指導などはほぼありませんでした。今回は『忍たま乱太郎』の世界観で生まれた卒業生役ということで、森久保祥太郎さんという大先生のもとでレコーディングさせていただけたので、いろいろ質問したり、アドバイスをいただいたりして、また違った環境での声優に挑戦できて貴重な経験でした。アクションシーンもあり大変でしたが、楽しかったです。

― 大西さんは声優初挑戦ですが、参考にしたものやアフレコを終えての感想などをお聞かせください。

大西:声優のお仕事はどうやって進めていくのかなと考えるところからのスタートだったのですが、まず監督とお話しをして、役柄の説明を受けてから、森久保さんとご挨拶して、「じゃあ1回やってみましょうか」という感じで始まって、確かに一旦やってみないとわからないというくらい繊細なお仕事だなと思いました。映像がまだ完成していない状態で自分たちの声を合わせていったので、キャラクターとどうマッチしているのかは、本編が完成してからのお楽しみな感じもあって、すごく楽しかったです。

― セリフ以外での吐息やリアクションを声だけで伝えることが難しい印象なのですが、その辺りはいかがでしたか?

大西:アクションシーンでは、忍者ならではの俊敏さがあり技の数も多いので、普通のアクションシーンよりもスピードがすごく速くて、森久保さんに「吐くだけじゃなくて、吸うことも大事だよ」と教えていただきました。僕にとっては未知数すぎて、これからアニメを見たら、すごく大変なことをしているんだなという目線になるんだろうなと思いました。

― お2人で一緒にアフレコに挑戦したということですが、お互いの声優姿を近くで見てみていかがでしたか?

大西:丈くんは一発目からすごく声が出ていて、経験者だからこそ雰囲気にも慣れているのかなと思いました。声質的にも低くて響くので、そこもうらやましいポイントだなと感じました。

藤原:僕はキャラクターを見た時に、流星が演じた桜木清右衛門が、色白で可愛らしくて髪色もオシャレで、流星に合いそうなキャラクターだなと思いました。そしたら案の定マッチした部分があったし、流星の個性のある声がよりキャラクターをより生き生きとさせていたのかなと思います。アクションシーンは僕も初めてだったので、2人で一緒に挑戦できて心強かったです。

大西:それで言うと、丈くんが演じたキャラクターの若王寺勘兵衛は、本当に甲子園に行った後の丈くんにソックリです(笑)。最近『ザ!鉄腕!DASH‼︎』でのロケで日焼けしたと言っていて、このキャラクターほどは焼けていないかもしれないけど、目のキリッとした感じは近しいものがあるし、青の服を着ているし(笑)(※藤原のメンバーカラーは青)、イメージはしやすかったです。僕のキャラクターはスラッとしていて、自分的にはかけ離れている感じがしたので、違う自分に出会えた気がして面白かったです。

藤原:『忍たま乱太郎』シリーズの苗字は尼崎の地名に関係していて、乱太郎の苗字の「猪名寺」や、今回の僕たちが演じた「桜木」「若王寺」も関係していると事前に説明していただいて、関西なので「おお!」とピンと来ました。ちなみに「若王寺」は「なこうじ」と読むらしいです。僕は最初ずっと「わかおうじ」と読んでいました(笑)。

― キャラクターをそれぞれどう解釈して、声を当てる時にどんなことを意識して演じたのかお聞かせください。

大西:キャラクターに入り込むのは大事ですが、そのキャラクターにも感情があるので、しっかりとした時の声や、愛想を振りまく時の声など、使い分けが難しいなと思いました。自分の声とは少し変えたいなと思い、低くて太めの声にしようと心がけました。

藤原:お芝居だと自分の表情が加えられますが、声優となると声で表現しないといけない難しさがあって、今までそこを深掘りしたことがなかったので、このキャラクターをどう色付けしていこうかというのが難しかったです。僕たち2人は卒業生という役柄だったので、アクションシーンでは弱々しく見せないように、いかに力強い声が出せるか、かと言ってずっと強いわけではないので、攻撃を受けるシーンもあって、その強弱を意識しながらキャラクターを作っていきました。

声優の経験がほとんどない分、あまり考えすぎず、自分が納得いったかどうかではなく、監督や森久保さんたちにご指導いただいたことを体現することを意識しました。皆さんが「今のテイク良かったよ!」と随時褒めてくださって、ブースの外で「オッケー!いただきました!」と言ってくださるのを見て、“あ、これが噂のいただきましたなんや”と思ったりして(笑)、すごくやりやすい環境でした。

― 大西さんが演じたキャラクターと自分とでは「かけ離れている」とお話ししていましたが、藤原さんが演じた若王寺勘兵衛は、快活で精悍に見えて実は頭脳派というキャラクターです。共通点はありますか?

藤原:頭脳派、僕と全く一緒です。一緒すぎて、僕のことを調べてくれて、僕に寄せてくれたんやなと思いました(ドヤ顔)

大西:多分そうですね。本当に頭でしか考えられないので。

藤原:おい!(笑)「頭でしか」って語弊しかない(笑)。

大西:メンバーをまとめる最年長としてのしっかりしたところが、卒業生のしっかりしたところと似ているのかなと思いました(にっこり)

― 監督や森久保さんにいただいたアドバイスで参考になったのはどのようなアドバイスですか?

大西:攻撃を受ける時に、どこを攻撃されているかによって声の出方が違うし、上から落とされて地面に叩きつけられる時の声など、本当に一つひとつが全然違うので「ここは“アッ!”とか“タッ!”がいいんじゃないか」と教えてくださって、アニメだからこその吐息みたいなものもすごく勉強になって、一つひとつが学びでした。

藤原:アクションシーンを主に指導していただくことが多かったので、今流星が言ったこともそうですし、驚くシーンでは台本に「…」「っ」「!」などが多く書かれていて、最初にそれを見た時は“何を口から出したらいいんや…”と困惑しました(笑)。森久保さんに質問したところ、「ここは声を出しちゃっていいよ」「僕ならこういう言葉を言う」と具体的に教えてくださって、アドバイスというよりは的確にゴールを見せてくれるという感じでした。森久保さんが言った言葉と同じ言葉を僕が言うとまた違って、そこも個性だと思うので、そんなことを感じながらアクションシーンに臨みました。

◆好きな「忍たま」キャラに個性光る「しんべヱ」「食堂のおばちゃんと八方斎」

― お2人が『忍たま乱太郎』シリーズの中で好きなキャラクターを教えてください。

大西:僕はしんべヱです!声も好きですし、天真爛漫な感じで可愛らしくて、時にはすごく仲間思いで、応援したくなるようなキャラクターだなと小さい頃から思っていました。マスコットみたいな感覚で応援しちゃいます(笑)。

藤原:僕は食堂のおばちゃんと、八方斎が好きです。食堂のおばちゃんは笑顔が素敵で、ああいう方がご飯を提供していると、より美味しく感じますよね。八方斎は、僕が小学生の頃体操を習っていて、ブリッジを練習する時に、八方斎が笑いながら後ろを向いてドーンと逆さまになる姿をみんなで真似していたことを思い出して、敵役だけど愛されるというのが『忍たま』シリーズの良いところだなと思います。

― 本作は普段の『忍たま』とはひと味違ったシリアスな展開が待ち受けていますが、今回の物語についてはどんな印象を受けましたか?

藤原:『忍たま』の映画は今回で実写も含めて5作目なのですが、今までの『忍たま乱太郎』シリーズ史上最もシリアスです。予告編を観た時も、今までにない雰囲気だなと感じましたが、それだけではなくて絆をテーマにした作品でもあるので、子供にも分かりやすく伝えられて、学べる作品になっていると思います。

大西:僕も予告編を観て、「これが忍たまなんだ」と驚くくらいシリアスだなと思いました。でも大事件が起きている中でも、テレビアニメと変わらないキャラクターたちの個性や絆がより深く描かれているので、この映画を観ることによって、仲間たちの関係性をより知ることができ、『忍たま乱太郎』という世界観がさらに好きになるような作品になっていると思います。

― 最後に、お2人が注目してほしいシーンをお聞かせください。

藤原:何度でも言いますが、アクションシーンです!(笑)最初に僕たち2人が登場するシーンは、もしかしたら気づかないかもしれないですが、その後にしっかり名前を言うシーンがあるので、そこからは2人がいかにリアリティのあるアクションシーンを声だけで表現しているかに注目してほしいです。『忍たま乱太郎』の世界観に2人が入っているということ自体面白いので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。

大西:今回のメインキャラクターである天鬼の正体が明かされた時に、「えぇっ!?」と驚く僕たち2人だけのカットがあるんですけど、そこも結構こだわりました。森久保さんから教わったのですが、口の開き具合で発する言葉や声量が変わってくるので、アクションシーンはもちろんですが、そのシーンにも注目してもらえたらなと思います!

― ありがとうございました!

◆インタビューこぼれ話

なにわ男子の全国アリーナツアー終了後の10月中旬に実施したインタビュー。藤原が話している途中、大西は何やら自分が載っている雑誌のページを見てにこにこ。それに気づいた藤原はツッコむかと思いきや、優しい表情で笑い返していた。

この日の大西と藤原は、“双子コーデ”だったため、撮影では思わず「チップ&デールのように並んでください」とリクエスト。突然そろって繰り出されたキュートなピースには、カメラマンもほっこり。多忙を極めるなかでも終始笑顔を絶やさない2人だった。(modelpress編集部)

◆STORY

『土井半助』失踪、『天鬼』襲来。
タソガレドキ忍者・諸泉尊奈門との決闘に向かった後、消息を絶ってしまった土井先生―
山田先生と六年生による土井先生の捜索が始まる中、担任不在の一年は組では、タソガレドキ忍軍の忍び組頭・雑渡昆奈門と、尊奈門が教壇に立つことに!
そんな中、きり丸は偶然、土井先生が置かれた状況を知ってしまうのだった。
一方、土井先生捜索中の六年生の前に突如現れたのは、ドクタケ忍者隊の冷徹な軍師・天鬼。
その顔は、土井先生と瓜二つで―
忍たま達に立ちはだかる最強の敵を前に、今、強き「絆」が試される。
果たして乱太郎、きり丸、しんべヱたちは、土井先生を取り戻すことができるのか―!?

◆大西流星(おおにし・りゅうせい)プロフィール

2001年8月7日生まれ、兵庫県出身。2012年7月14日より関西ジュニアとして活動開始。2013年7月期放送の『スターマン・この星の恋』(カンテレ・フジテレビ系)で連続ドラマ初出演。2018年10月に結成されたなにわ男子のメンバーに選ばれ、2021年11月12日に『初心LOVE(うぶらぶ)』でCDデビュー。2022年12月、化粧品ブランドとコラボレーションコスメを発売し、事務所所属タレントで初のコスメプロデュースとなった。今年8月23日公開の『恋を知らない僕たちは』で映画初主演。2025年1月期放送の火曜ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』(TBS系)に出演する。

◆藤原丈一郎(ふじわら・じょういちろう)プロフィール

1996年2月8日生まれ、大阪府出身。2004年2月21日より関西ジュニアとして活動開始。2018年10月に結成されたなにわ男子のメンバーに選ばれ、2021年11月12日に『初心LOVE(うぶらぶ)』でCDデビュー。近年の主な出演作はドラマ『消しゴムをくれた女子を好きになった。』(2022年、日本テレビ)、『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(2023年、TBS)、『恋する警護24時』(2024年、テレビ朝日系)など。2025年1月期放送の金曜ナイトドラマ『僕のあざとい元カノ from あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)で主演を務める。

◆衣装クレジット

<大西流星>
ジャケット¥209,000、パンツ¥121,000/BOIS&FORETS(有限会社オールインヒアー)
シャツ、中に着たカットソー、靴/スタイリスト私物
リング¥23,100/Naotokojima.jewelry

<藤原丈一郎>
ジャケット¥308,000、パンツ¥198,000/BOIS&FORETS(有限会社オールインヒアー)
ニット¥48,400/ROUTINE(有限会社オールインヒアー)
リング¥13,200/Naotokojima.jewelry
靴/スタイリスト私物

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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