ファーストサマーウイカ、いよいよ最終回の『光る君へ』物語を彩った“ききょう”の名演 | NewsCafe

ファーストサマーウイカ、いよいよ最終回の『光る君へ』物語を彩った“ききょう”の名演

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ファーストサマーウイカ、いよいよ最終回の『光る君へ』物語を彩った“ききょう”の名演

12月15日の放送でいよいよ最終回となるNHK大河ドラマ『光る君へ』。さまざまなキャストの名演が物語を彩ったが、中でもききょう/清少納言役のファーストサマーウイカの演技は多くの視聴者の心に残ったのではないだろうか。そこで本記事では、ウイカの演技とその反響に注目し、今後の出演作品にも触れながら、彼女の女優としての魅力を深掘りしたい。

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大河ドラマ『光る君へ』は、平安時代に千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた主人公・まひろ/紫式部(吉高由里子)が、変わらぬ愛を胸に懸命に生きる姿を描く物語。ウイカが演じたのは、後に紫式部に影響を与える随筆『枕草子』を書いた才気煥発な女性・ききょうだ。まひろとききょうは当初は親しい間柄だったが、ききょうが心から忠誠を尽くした藤原定子(高畑充希)が亡くなるという悲劇に見舞われてから、その関係性に亀裂が入る。第36回「待ち望まれた日」では、定子が産んだ子がわずか9歳でこの世を去り、失意の底にいたききょうは、定子を深く愛していた一条天皇(塩野瑛久)が近頃『源氏物語』に夢中になっていると知り、その作者がまひろということに複雑な表情を見せるのだった。

その後の第38回「まぶしき闇」でも、ウイカの怪演が光る。まひろの元を訪れたききょうは、『源氏物語』に賛辞を送りながらも、敬愛する亡き定子の思い出を綴った『枕草子』から一条天皇の関心を奪ったまひろに、「私は腹を立てておりますのよ、まひろ様に。源氏の物語を恨んでおりますの」と本心を吐露。定子への愛が胸に渦巻くききょうの激情を見事に表現したウイカの演技に、SNSでは、「全てを面と向かって言えるききょうさんの強さと矜持よ」「清少納言怖い……ウイカさんの演技すごい」「ききょうさんの演技、本当に圧巻だった」といった声があがっており、視聴者の心を掴んだことがうかがえる。

今後のウイカは、来年1月12日から放送スタートのドラマ『フォレスト』(ABCテレビ・テレビ朝日系)にて、恋人に「家族がいない」と嘘をついている幾島楓(比嘉愛未)の従妹役で出演する。また、4月25日公開予定の鈴木亮平が主演を務める映画『花まんま』に出演することも明らかになっており、こちらで演じるのは主人公・俊樹(鈴木)の幼なじみであるお好み焼き屋の看板娘役だ。どちらも『光る君へ』での役柄とはガラリと印象の異なるキャラクターのようだが、その実力を活かした演技を見せてくれることだろう。

大河ドラマ『光る君へ』では、メインキャストの1人として、ききょうの名演で物語を彩ったウイカ。その経験を武器に、今後のさらなる活躍に期待したい。


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