「アメリカン・サイコ」は、1991年に出版されたブレット・イーストン・エリスの小説で、犯罪物であると同時に、痛烈な社会風刺と皮肉を前面に押し出したブラックコメディ。2000年にクリスチャン・ベール主演で映画化、2013年にはロンドンでミュージカル化され、2016年にブロードウェイに進出、オーストラリア(2019年・2020年)でも成功を収めた。音楽は、「春のめざめ」で2007年トニー賞を受賞したダンカン・シークが80年代ムードたっぷりに作詞・作曲を手掛け、またヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「Hip To Be Square」など、当時のヒットソングも多数織り込まれスタイリッシュでご機嫌な仕上がりとなっている。