「イベントのたびに捨てる理不尽さ」にモヤっていたら。子どもに「森を守る」技術を伝える【Xマスリース作り12/7開催】 | NewsCafe

「イベントのたびに捨てる理不尽さ」にモヤっていたら。子どもに「森を守る」技術を伝える【Xマスリース作り12/7開催】

女性 OTONA_SALONE/LIFESTYLE
「イベントのたびに捨てる理不尽さ」にモヤっていたら。子どもに「森を守る」技術を伝える【Xマスリース作り12/7開催】

華やかなイルミネーションに彩られるクリスマス。デコレーションされたツリーやリースにうきうきと心躍る季節ですが、その裏で廃棄される花や木材があることをご存じですか? 

 

フラワーサイクリストの中村佳世さん。日本中で多くの花材が使用されずに廃棄されている現状を知ってもらい、なんとか再活用したいという思いで活動を続けています。 

 

「私は、実際に手で触れることで花を身近に感じてくれる子どもが増え、そのまま大人になったら日常に花を取り入れやすくなるのでは?と考えています。花の未来を子どもたちに託し、ロスフラワー®︎(使われずに廃棄される花材)が少しでも減り、子どもとお花と地球に優しい未来作りをしたいと思っています」と、中村さんは話します。 

 

はなあそび講師/中村 佳世さん 

【Instagramはこちら】@hana_kiyy 

 

中村さんは、ロスフラワー®︎を使用した親子造形教室「はなあそび」の講師として活動するほか、「森を守るクリスマスリース協会」のプロジェクトにも参加されています。廃棄となる木材を使用したクリスマスリース制作への思いを聞きました。 

 

森を守るクリスマスリース作りの物語 

 中村さんが参加しているのが、「森を守るクリスマスリース協会」のプロジェクト。

「クリスマスが近づくと、たくさんのリースが販売されますが、その裏で膨大な量の花材や木材が廃棄されていることを知ったとき、胸が痛みました。でも、それをただの問題として捉えるのではなく、新しい価値を生み出す可能性があると感じたんです」と中村さん。 

この協会が推進するのは、リース作りを通じて森を守る活動。山間部や森林から切り出された、規格外の木材や枝葉、不揃いな素材を活用することで、自然のサイクルを尊重しながら持続可能な未来を築く取り組みです。中村さんはその理念に強く共感し、毎年プロジェクトに参加しているそう。 

廃棄の運命だった素材が、特別なリースへ

ワークショップで使われるのは、ひばをはじめとする、通常は廃棄される素材たち。長さが揃っていなかったり、形が不均一だったりするため、商品化されないこれらの木材に、中村さんは「美しさ」を見出します。 

「森の木々はどれも違う形をしています。それぞれが唯一無二の存在なんです。捨てられるはずだった素材をリースに生まれ変わらせることで、その命をつなげられるのは、本当に素晴らしいことだと思います」。

こうした活動は、森を守るだけでなく、自然と私たちのつながりを見直すきっかけにもなります。 

 

森を守る意義―未来のためにできること

中村さんがリース作りを通じて伝えたいのは、森を守ることの大切さ。日本の森林は私たちに木材や酸素、そして安らぎを提供してくれる存在です。しかし、無駄な伐採や廃棄によってその価値を失いつつあります。 

「森は、私たちの生活の基盤です。豊かな森がなければ、空気もきれいにならないし、水も保たれません。リース作りを通じて、自然と向き合う時間を持つことで、環境について考えるきっかけを作りたいんです」。

彼女の言葉には、森を守ることが私たちの未来を守ることにつながる、という強い信念が込められています。 

 

共感が未来を変える一歩に

このワークショップは、単なるリース作りのイベントではありません。環境に優しい選択をすることの意義を学び、自分自身の手で未来への小さな一歩を踏み出す場です。「誰かがやる」ではなく、「私ができること」を考えるきっかけになればと中村さんは語ります。 

「特別なスキルは必要ありません。素材に触れながら、森の香りを感じて、自分の手で形を作っていく中で、自然とのつながりを実感できると思います」。 

 

未来に続くクリスマスの物語を紡ぐ

今回のワークショップで作られるリースは、単なるインテリア以上の価値を持っています。それは、環境に配慮しながらクリスマスを楽しむという新しいライフスタイルの提案であり、森を守る意識を周囲に広げる象徴でもあります。 

「作ったリースを家に飾るたびに、その背景にある森や自然のことを思い出してほしい。そして、そこから広がる優しさや気づきが、次の行動につながってくれると嬉しいです」。 

 

地球に優しく未来へつながる、SDGsなクリスマスリースワークショップを開催します 

主婦の友社のSDGsプロジェクト「TOMONI Think about Sustainability Project」では、中村佳世さんを講師にお迎えし、クリスマスリースのワークショップを開催します。 

<お申込みはこちらから>
https://xmaswreath2412.peatix.com/ 

この冬、ぜひ中村さんの想いに触れながら、特別なリース作りを体験してみませんか?未来につながる温かな時間を、一緒に過ごしましょう。森と私たちを結ぶクリスマスの物語は、あなたの手で完成します。 

私たち一人ひとりの手で、未来を少しずつ変えていく。それが、このワークショップの本当の意義です。おひとりでも、お友達同士でも、親子でも! ご参加を心よりお待ちしています。 

 

ワークショップ詳細 

【開催日時】
12月7日(土)
第1回11:00-12:30
第2回14:00-15:30 

【場所】
〒141-0021 東京都品川区上大崎3丁目1番1号
目黒セントラルスクエア 主婦の友社 8F 

JR山手線、東京メトロ南北線、都営三田線、東急目黒線
いずれも「目黒駅」徒歩1分 (駐車スペースの用意はありません)
https://shufunotomo.co.jp/company/about.php 

【参加費(リース1つ分)】
4,500円(税込)
※おひとり様ひとつのリースを作成していただきます。
※小学生以下のお子さまと保護者の方(成人)で参加される場合、ふたり1組でひとつのリースを作成いただくことも可能です。その場合、お申し込みフォーム[事務局への連絡事項]欄にその旨をご記入ください。 

【お申込み期限】
12月2日(月)10:00 

<お申込みはこちらから>
https://xmaswreath2412.peatix.com/ 


《OTONA SALONE》

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