本作は、2020年に江戸川乱歩賞を受賞した佐野広実氏の受賞後第1作目として大きな話題を呼んだ同名小説が原作。とある新興住宅地を舞台に、住民たちの間に渦巻く“同調圧力”が引き起こす恐怖を、生々しく、鮮烈に描いた社会派ミステリーだ。佐野氏の小説が連続ドラマ化されるのは、本作が初。脚本は「連続ドラマ W 華麗なる一族」「連続ドラマ W 沈まぬ太陽」の前川洋一氏、監督を「シティハンター」(Netflix)や「ストロベリーナイト」(フジテレビ)などで知られる佐藤祐市氏が手掛ける。
真崎のバディとして“ある町”に隠された恐ろしい真実に迫っていく少女・望月麻希(もちづき・まき)を演じるのは、WOWOW連続ドラマへの出演は2014年の「連続ドラマW 血の轍」に子役として出演して以来となる蒔田。江口とは、Netflix週間グローバルTOP10で1位を獲得した世界的ヒット作「忍びの家 House of Ninjas」(2024年)で、忍び(忍者)の親子として共演して以来のタッグとなる。そんな蒔田が演じる麻希は、赤ん坊の頃に両親と離れ児童養護施設で育っており、ある1枚のメモを頼りに、真崎が勤める法律事務所を訪れ「家族を探してほしい」と依頼を持ち掛ける。そして真崎とともに、かつて家族と暮らしていたある町を訪れるが、その町で過去に起こった男子児童誘拐殺人事件を知ることに。