「どうせやるならNo.1に」中国出身キャバ嬢おすず、異国で掴んだ成功と挑戦の物語<モデルプレスインタビュー> | NewsCafe

「どうせやるならNo.1に」中国出身キャバ嬢おすず、異国で掴んだ成功と挑戦の物語<モデルプレスインタビュー>

芸能 モデルプレス/ent/world/wide/show
モデルプレスのインタビューに応じたおすず(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/09/30】六本木「ポセイドン」のNo.1キャバ嬢おすず。上海出身で14歳で日本に移住。キャバクラ勤務は母親に反対されながらも、自分の道を貫いてきた。キャバ嬢として成功を重ね、モデルとしてランウェイを歩く機会を得たことで、ついに母も認めるように。親孝行を果たした彼女が語るのは、キャバ嬢としての挑戦と成功、そして移住で経験した数々の挫折や成長。自分の信念を貫いてNo.1を掴むまでのシンデレラストーリーに迫る。

【写真】No.1の夢叶えたおすずの華麗なるショット

■中国から日本へ、キャバ嬢おすずの挑戦

― まずはキャバ嬢として働き始めるまでの経緯を教えていただけますか?

おすず:最初は大学の友達に「ガールズバーで働いてみない?」って誘ってもらったのがきっかけでした。実際に体験入店してみたらキャバクラだったって感じですね(笑)。そこから働き始めたんですけど、大学はすごく厳しいところで周りには内緒で働いていました。

― ご家族にも内緒で?

おすず:そうですね。私自身もそうだったんですが、キャバ嬢という職業に偏見を持っていたんです。「女性を売り物にしている」みたいな。でもお店に来ちゃったから、とりあえず1日は働いてみようかなって。無理だったら帰ればいいし(笑)。

でもすぐに母にキャバクラで働いているのがバレちゃって(笑)。帰る時間も変だし、洗面所に明細表を置きっぱなしにしちゃって「これは何?」と。大学に全く行かずキャバクラで働いていた時期もあったけど、「大学は卒業しなさい。就職して、その後の人生を決めるのはあなただから」と言われ大学にもちゃんと行くようになりました。

― そうだったんですね。

おすず:私の家はシングルマザーなんですけど、母も厳しくてお酒もタバコも恋愛も20歳まではダメって言われ続けてきました。ただ女手一つで大学まで入れてくれたのは母だし、母との約束は果たそうって。そこから大きな会社に就職して上京したんですけど、そこで声をかけてもらった「六本木ポセイドン」でもう一度キャバ嬢をしてみようって決めたんです。

― もう一度働こうと思った理由は?

おすず:それまで働いていた地元のキャバクラではずっとNo.2だったんです。プレッシャーも無いしそれでいいって思っていたんですけど、どうせなら人生最後にもう一度キャバクラで働いてみて、No.1になれなかったら静かに去ろうかなって。

― そしてポセイドンだけではなく、グループ内でもNo.1を獲るまでに。

おすず:周りの人たちに本当に恵まれているなって感じます。そのおかげで関西コレクションのランウェイを歩くこともできたし、感謝してもしきれないです。

― お母様も今のお仕事を認めてくれているんじゃないですか?

おすず:そうですね。関西コレクションに出るってなるまでは内緒にしていたんですけど(笑)。流石にバレるってなり、母にもキャバクラで働いていることを伝えましたが仕事について何か言われることはなくなりましたね。むしろ母もアパレルの仕事をしていたので「関西コレクションに出れるのすごいね」って言ってくれました。母もキャバ嬢への見方が変わり、仕事を隠さなくてよくなったのは嬉しいですね。

― お母様も嬉しかったんじゃないですかね。

おすず:「まさか自分の娘がモデルとして歩くのがびっくりだわ」って喜んでくれて!キャバ嬢として働くことでケンカもしたけど、親孝行できて良かったなって思います。

■「キャバ嬢になっていなかったかも」人生を変えたミスコン出場

― これまでの人生でおすずさんのターニングポイントになった経験はありますか?

おすず:これは初めて公表するんですけど、ミスコンに出場したことですね。地方の国公立大学なので、映えたものではないですが(笑)。それまで勉強ばかりしていて、同世代と比べるとメイクや美容にほぼ興味がなかったんです。大学に入ってからチヤホヤされ始めて「私可愛いかも?」って(笑)。そこからミスコンに出場し、「人に見られるのも悪くないな」「1位獲れなかったの悔しいな」って。負けず嫌いな自分にも気づきました。

― 美容やメイクに興味を持ったのが大学からだったとは意外です!

おすず:母も厳しかったですし、校則でもダメだったので、なんせ勉強ばかり(笑)。ただミスコンがきっかけで、「みんなはもっと細い」「アイプチだけじゃダメだ」とか、色々と気を遣うようになりました。自分磨きにポジティブになっていったのは、ミスコンの経験がすごく大きいです。ミスコンに出場していなかったらキャバ嬢にもなっていなかったかも。

― そう考えると大きなターニングポイントですね。今のお仕事でどういった部分にやりがいを感じますか?

おすず:やっぱり私に会いに来るために、時間を使ってくれる方がいるのはやりがいに繋がりますね。お金を使うのは簡単かもしれないけど、時間を割くことが1番難しいし、時間はお金じゃ買えないので。もちろんお金も大事だけど、“いくら使ってもらえたか”より会いに来てくれるのが嬉しい。

― 逆にお仕事の悩みはありますか?

おすず:キャバ嬢というより、自分自身の悩みなんですけど本当に声が低すぎる(笑)。もっと女の子らしい声だったら良かったなって思いますね。あとはやっぱり日本語が下手ですね。たまに上手く言葉が出なかったり、たまには間違えちゃったりするんですよ。だからトークがすごく上手かって言われたらそんなこともない。お客さんと上手に話せなかったり自分の気持ちを伝えられない時はやっぱり悔しい。長い付き合いのお客様は本当にすごくて、私の拙い言葉でもわかってくれたりするので感謝してます。

― 確かに母国語でもとっさに言葉が出ないことはありますし。今のお仕事で特に気を付けてることはありますか?

おすず:自分がされて嫌なことは、しないようにしています。ちゃんと筋を通したいんです。例えばお客様の誕生日に、お店に来てと誘うことはしません。私がお客さんの立場だったら、「お店でお祝いするから来て」って言われるのは嫌だなって思うから。後は、ご飯に行く予定だけなら、そのまま無理に同伴に行かなくても良いと思います。ご飯のお誘いですし、同伴がなくても嫌だと思わないです。その代わり私にもちゃんと筋を通して、嫌なことはしないで欲しいって思いますね。

― お互いが対等な立場で。

おすず:そうですね。忙しい時に無理して来てもらうこともないし、関わる友達も含めて私のことを好きって言ってくれる人は、みんな筋が通っているし、すごく優しいですね。お客様は鏡ってよく言われるんですけど、お互い良い存在でありたいですね。

■おすずのあかぬけ方法ベスト3

― 読者の中にはおすずさんのようにあかぬけたいと思っている方も多いと思います。今の輝くおすずさんになるまでに取り入れてきた「あかぬけた方法トップ3」を教えてください。

「あかぬけた方法ベスト3」
1.清潔感を意識すること
2.水を沢山飲むこと
3.常にポジティブでいること

まず1つ目は清潔感を持つことが大切かなと思います。ミスコンに出た時も「自分は可愛い!」って思っていましたが、今より8キロも太っていたし、体型にもお肌にも気を遣ってなかった。知識も全然なかったですしね(笑)。特に今ではサプリメントを飲むようにしています。メイクしたまま寝ることは人生で一回もないですね。私は元々大雑把で、眉毛もボサボサだしムダ毛の処理もしてなかった。ネイルなんてもってのほか。でも意外とみんな細かいところまで見ていますね。

2つ目はお水をたくさん飲むことです。私、1日3リットルくらい飲んでます。そのおかげか肌もほぼ荒れないし、お水は大事!

最後の3つ目は、私がよく言ってることなんですが常にポジティブでいること。ずっとニコニコできなくてもいいですが、中身から滲み出るポジティブさはすごいと思います。暗い人に会いに行きたい人よりは、元気を貰いたいお客様の方が多いはず。ネガティブに悩んだままだと、 それは人に伝わるし良い循環じゃない。できれば前向きな姿勢で、その日の悩みはその日に忘れてしまおうと思ってます。

― ありがとうございます。お忙しい毎日を送っていると思いますが、休日のリフレッシュ法も教えていただけますか?

おすず:私はカラコンを外したら、もうオフでリラックスって感じです。裸眼の時はあまり人と会いたくないので(笑)。お休みの日はマッサージに行ってNetflixを観たりしています。

― どんな作品を観るんですか?

おすず:映画やドラマなんでも。こだわりが強くなくて、ランキングから観るのを決めたりしますね。あとは最近流行っているポーカーもやったりします。1人でポーカーしに行ったりも。あとは雀荘で麻雀したり。

― 麻雀されるんですね(笑)!さらに意外です。

おすず:楽しいですよ!全く見知らぬ人たちとするのがすごく気楽ですね。喋らずに人と趣味をすることがものすごくストレス発散。雀荘にいる方は私より牌を真剣に見ているので。

■おすずの挫折を乗り越えた方法

― おすずさんがこれまでの人生の中で挫折や辛いと感じた経験はありますか?

おすず:就職活動が一番つらかったかもしれないですね。キャバクラで働いてチヤホヤされていたので、変な自信があったんです。日本語も勉強を頑張ってそれなりに話せるようになったし、良い大学にも入ることができた。「自分だったら大丈夫でしょ」みたいな。

― でもそうはならなかった?

おすず:全然通用しなかったですね。事前準備もしてなかったですし、正直調子に乗ってたと思います。面接に落ちることにも慣れてなかったし、「あれ?全然うまくいかない…」という瞬間はめちゃくちゃありました。それが辛かった。

― そこからどのように自分を変えていったんですか?

おすず:やっぱり変な自信やプライドは捨てた方がいいなって思いました。やれることは全部やろうって、色んな就活生向けの動画を観たり、友達と聞かれた質問と回答を共有したり。とにかく頑張って、失敗しても諦めずに、受かったらラッキーというくらいの気持ちで就活するようになりました。

― そうして内定ももらえて。

おすず:嬉しかったですね。人は本気で頑張れば成功に繋がるんだなと、改めて感じました。失敗したとしても、その選択をしたのは自分だし、次は間違えない選択をすればいい。失敗すると落ち込むと思うんですけど、あまり引きずらず次はどうすればいいのか考えるようにするのも大切ですね。

― 引きずらない性格は昔からですか?

おすず:日本に来たばかりの時は少し引きずってましたね。言葉がわからないので、今以上に自分の感情を伝えられないし、当時は中学校で周りも思春期だったので、男子からはいじめられたりもして。もう逃げたいってその時は毎日思っていたし、親にも弱音吐けなくて。辛くて1週間不登校になりかけましたが、自分が強くなるしかないとその時に思ったんです。

■おすずの夢を叶える秘訣

― それでは最後に夢を追いかけている読者へ、おすずさんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

おすず:喜怒哀楽どんな時も全力で今を楽しむことです。私は性格的に長期的なプランを考えるのは苦手なので、今をとにかく楽しんで自分の選んだ道を進んでいくことが大切だと思っています。誰かに相談するのも良いと思いますが、結局最後は自分が決めるので。

― 自分が選んだ道を信じることも大切。

おすず:そうですね。あとはどんな自分でも愛してあげることです。もし太っていると思っているなら、痩せればいい。誰かと比べるんじゃなくて、どうしたら自分はもっと綺麗になるのかを考えることが大切。私は「昨日の自分よりも少し可愛くなればいい」っていうマインドで生活してるから、誰かと比べることで落ち込むことはないです。

◾️おすずにさらに迫る5つのテーマ

<その1:メイク>
ほとんど変えないですね。コスメの新作とかも買わないですし、無くなるまで使い続けます(笑)。友達からおすすめされたりしたら使ったりはしますが、ここ1〜2年は変えてないですね。

<その2:香り>
香水はヴィトンのIMAGINATIONが好きで、2〜3年ずっと使っています。やっぱり好きな香水をつけているとテンションが上がりますね。香水をつけてる時とつけていない時のテンションは結構違うと思います(笑)。

<その3:ファッション>
ファッションにはあまり興味がなくて、無地をよく着ます。なのでインスタに載せる写真もあまりなくて(笑)。水着とか用意されたドレスを着たりするのが一番楽(笑)。軽く外出するくらいならTシャツとかで行っちゃいますね。

<その4:会話術>
本当にトーク力はないんです。日本語はゆっくりじゃないと聞き取れないし、私もカタコトの時があるので。それを理解してくれた上でみなさん優しく接してくれています。強いて言えば飾らないことくらいです!

<その5:趣味>
やっぱりポーカーと麻雀ですね(笑)。知り合いと行ったりもするんですけど、断然1人がいい。アプリだとストレス発散にならないので、知らない人たちと顔を合わせながらやるのが好きです!

「どうせやるなら、No.1になりたい」という想いで挑み続けたおすず。中国からの移住や、母親との葛藤、そしてキャバクラでの成功といった様々な経験を経て、彼女は自分自身の強さと優しさを磨いてきた。関西コレクションのランウェイを歩くという夢を叶えた彼女の魅力は、圧倒的なビジュアルだけでなく、どんな困難にも負けずに挑戦し続けるその内面にこそあるのだろう。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

特集

page top