山田裕貴、憧れの世界的俳優との対面に胸膨らませる「ちょっと緊張します」 | NewsCafe

山田裕貴、憧れの世界的俳優との対面に胸膨らませる「ちょっと緊張します」

芸能 モデルプレス/ent/movie
山田裕貴(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/09/19】俳優の山田裕貴が9月19日、都内で開催された映画『ジョーカー2』 吹替キャスト発表トークイベントに出席。憧れの俳優との対面に胸を膨らませた。

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◆山田裕貴、ホアキン・フェニックスの魅力熱弁

『ジョーカー』(2019)の続編である『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(10月11日公開)は、アーサー/ジョーカー(ホアキン・フェニックス)と、謎の女リー(レディー・ガガ)の出会い、そして彼らが繰り広げる世紀のショーを描く。この日、山田がジョーカーを法廷で追い詰める検事ハービー・デントの日本語吹替キャストとして出演することが発表された。

近日中に開催されるロンドンプレミアにも参加するという山田は「あ、会えるんですよね、俺。やばいっすよね…」と本音をこぼし「そういう人生だと思ってないから。俺いつかホアキン・フェニックスさんに会えるって思い描いて生きていなかったものですから。何を喋ろう?っていう」「ちょっと緊張しますね」と早くも緊張している様子。「いろんなことを質問したいですね。『ジョーカー』における、この作品はどういう感じで作られているのか、あのシーンにはどういうメッセージ性があるのかみたいな。あそこって本当に起きている現実を映しているシーンですか?とか。本当にいろんな見方ができるんですよ!」「会えるだけで嬉しいです!本当に」と熱く語っていた。

ホアキンの魅力を質問されると「僕も目指しているというか。『ああ、この人お芝居しているな』って思いながら見るんじゃなくて、『本当にいるんじゃないか?こういう人が』っていう。本当に存在しているんじゃないか。『アーサーっていう人間が、ジョーカーっていう人間が、いるんじゃないか?』って思わせるその自然さっていうか。そういうのって、ただ台詞のやり取りをしているだけでは見せられないというか」と返答。「自然に鼻をかいたり、歯をいじっていたり、煙草を一本吸うタイミングとかもそうですけど、細部に宿る時間の流れみたいなものを映し出せるのが、本当に魅力的というか。それを狙ってやっているのか、自然と出てきちゃっているのか、本人すら分かっていないんじゃないかって思わせるくらい入り込む力っていうのが、ものすごく素敵だなと。僕もそういうお芝居をしたいし、それを目指してずっとやってきているので、そこが本当に魅力的だなと思っています」と熱弁した。

さらに「喋っていなくても、目でパッて何かを見ているだけでも、目から台詞が伝わってくるような、感情が見えるような。目の表面と目の奥がまた違ったり。そういう部分に、前作からもそうですけど、『こういうお芝居したいんだよ!』って思いながら見ていますね」と語り、MCが口にした「感情のレイヤー」という表現に感心し「素敵ですね。感情のレイヤーが、すごく表現されて、そこがすごいんです。ありがとうございます。感情のレイヤー。なるほどな…そうやって言えばいいんだ」とも話していた。

◆山田裕貴、下積み時代の“闇”明かす「存在していないのと一緒」

自身がジョーカーに取り込まれた感覚があるという山田は「(ジョーカーの言葉を信じるなら)彼は別に悪役になりたい、ジョーカーになりたいと思ってなっている人じゃないというか。自分の中の負の感情みたいなものがどんどんどんどん溜まっていってしまって、仕方なくそうなってしまった。それって、僕がこういう場に立たせてもらう前、エキストラから始まってとか、舞台のセットを組み立てていた時代から、『自分は俳優になりたいんだ、でも誰が僕を見てくれているんだ?』って、すごく思っていたんですよ。『自分の頑張りを誰が認めてくれているんだ?』とか」と告白。「僕は俳優で、俳優として作品を観てもらわないと、存在していないのと一緒というか。俳優をやっているうえで、何が一番の報われるポイントかって、僕はこの作品をやっています、この役をやっています、それを見てもらうことでしか、救いようのない感情というか」と吐露した。

そういった感情を20代前半から中盤を超えるくらいまで抱いていたそうで「もっと見てもらうにはどうしたらいいんだって。もちろん、昔から応援してくださっている方もいらっしゃるので、その人たちには本当に感謝なんですけど。まだまだ僕を知らない人たちに見てもらうにはどうしたらいいんだろう?っていう。その感情がちょっと歪んで、もし僕が『これは僕のせいじゃない』『世界のせいだ』『世の中の映画のシステムのせいだ』『だから見てもらえてないんだ』って、僕がどんどんどんどんその刃を外に向けていったら、それはジョーカーと一緒なんですよね」と説明。報われないことを社会や組織のせいにすることで人はジョーカーになってしまう、誰もがジョーカーになりうるとしたうえで「そうなってはいけいないというのも教えてくれるし、自分はそう生きてはいけないみたいに思いつつ共感してしまう部分が。自分の昔の闇というか、『まだ報われないな・報われたいな』って思っている時代の自分だったら、もしかしたらそっち側に行ってしまうかもしれないみたいな感情が、ものすごく渦巻いて」と明かしていた。

ともに登壇したTikTokクリエイターのしんのすけ氏は、かつて助監督として山田と撮影現場を共にしていたといい、「食らいつくみたいな。現場でも出ていたね。出してたもんね」と懐かしむと、山田は「鬱屈したすべての負を、現場に叩き込んでいましたから。それこそアドリブで言ってましたよね。『何が違えんだよ』って、自分が相対していた役に対して、『こいつと何が違えんだ』っていう言葉が別に台本に書かれていなくても出てきて」と回想。本作のアーサー/ジョーカーも同じような思いを抱えていると言い「そういう鬱屈したものを抱えている人たちって、日本だろうが海外だろうが、どこにもいると思うんですよね。ジョーカーはどこにもいる状態だと思うんですよ。今の世の中って。それをSNSでばーってぶちまけたりする人がいるじゃないですか」と熱く語っていた。(modelpress編集部)

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