本田真凜がつらいときに救われた言葉――宇野昌磨とだから見せられる「ワンピース」ビビとルフィにも迫った【インタビュー】 | NewsCafe

本田真凜がつらいときに救われた言葉――宇野昌磨とだから見せられる「ワンピース」ビビとルフィにも迫った【インタビュー】

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
本田真凜がつらいときに救われた言葉――宇野昌磨とだから見せられる「ワンピース」ビビとルフィにも迫った(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/09/06】<アラバスタ王国の王女「ビビ役」本田真凜インタビュー>

9月7日・8日に再演されるアイスショー「ワンピース・オン・アイス~エピソード・オブ・アラバスタ~」(千葉・LaLa arena TOKYO-BAYにて各日2公演、全4公演 ※9月8日12時・17時公演は生配信あり)。主人公のルフィを演じるのは宇野昌磨。王女ビビとルフィ率いる麦わらの一味が国を救うべく立ち上がる壮大な物語が、群舞による圧巻の戦闘シーン、プロジェクションマッピングや光の演出で表現される。このほど本田真凜(23)に見どころや宇野との共演シーンについて聞いた。さらにこれまでの人生から感じた「悲しみの乗り越え方」や「夢を叶える秘訣」を問い、生き様の一端に触れた。

【写真】ワンピースの人気キャラ・ビビに扮した本田真凜が「可愛すぎる」「まさに王女」

◆本田真凜「さらにパワーアップした姿を皆さんにお見せしたい」

― 昨年の再演となり、どうしてもそれ以上を期待されてしまう部分もあると思いますが、ルフィ役の宇野さんをはじめキャストの皆さんとどんな会話をしていますか。

【本田】去年は私たち自身初めてのことばかりで、イチからお稽古スタートという感じでしたが、私たちで思う100パーセントの作品が完成しました。今年はさらにパワーアップした姿を皆さんにお見せしたいという気持ちです。今年はきただにひろしさんの生歌唱とのコラボレーションなど新しい部分もあるので、皆さんに楽しんでいただけるように頑張りたいと思っています。

― 本田さん自身、ビビとはどのように向き合っていますか。

【本田】アラバスタ編のビビちゃんは本当に重要な役どころ。葛藤などいろんな感情があります。それをフィギュアスケートでお客さんに届けられるように、一つひとつの動きから表現の仕方をたくさん理解して臨みたいです。

― 見どころはたくさんあると思いますが、本田さん視点ではどんなところですか。

【本田】スケートってこんなこともできるんだっていうのを私自身すごく感じましたし、砂漠の物語を氷の上で表現するというのは、どんなふうになるんだろうと最初は不安も大きかったのですが、やってみたらスケートファンの方も、ワンピースファンの方も、皆さんが楽しんでいただける作品になったと思うので、ぜひ観ていただきたいです。

◆本田真凜と宇野昌磨だから見せられる「ビビとルフィ」

― アラバスタ編はルフィとビビの信頼関係も胸を打ちます。本田さんから見てルフィと宇野さんが似てると思うところはありますか。

【本田】仲間たちのことを思って、自分をボロボロにしてまで戦うような姿は少し重なるところがあるなと思います。お稽古のときも仲間たちのことをすごく考えているなっていうのを何度も感じました。

― ルフィとビビで特にこだわり抜いて作り上げているシーンはありますか。

【本田】ルフィとビビが殴り合うシーンです。アラバスタ編の名シーンの一つで、私もすごく心に残っているのですが、殴り合う演技を今までしたことがない上に、0.何秒というところでパンチの音に合わせにいかないといけないので、何度も何度も練習しました。ビビちゃんが怒りの気持ちにぱっと切り替わるシーンでもあるので、それを氷の上でどうやって表現できるのか、ルフィに対しての怒りの気持ちをどう表現できるのか、ということもたくさん考えました。集中して、信頼して、殴る、そんなシーンです。

― お二人の関係性だからこそ見せられるルフィとビビもありそうです。

【本田】そうですね。お稽古のときから妥協せずにというか、ここはもう少しこうするべきっていうのをお互いに言い合えてきました。良いことだけじゃなくて改善点とか、遠慮なく言える関係で作り上げていったので、より良いものができるきっかけにはなったと思います。殴り合いのシーンでも、万が一当たってもいいとお互い伝えながらやっているので、それは信頼関係があるからこそでした。

◆本田真凜の「悲しみの乗り越え方」

― ビビはつらくて悲しい現実に直面しても、それに挫けることなく自ら未来を切り拓いていきます。本田さんがこれまでの人生で悲しみを乗り越えたエピソードがあれば教えてください。

【本田】スケートを2歳で始めて20年間続けて、今も続けている。その中でトップを目指したいという気持ちや、いろんな期待に応えたいという気持ちの中で、自分はスケートが本当に好きなのかなって考えてしまうほど悲しい時期もありました。でも私はずっとまっすぐな日常よりも、いろんな波がある人生の方が生きているという感じがして好きだと自分に言い聞かせています。いろんな葛藤がありつつも、一つひとつ乗り越えていく作業が人生だという感じがします。これからも良いことばかりだけじゃないと思いますが、いろんなことを自分で乗り越えていきたいと常に思っています。

― つらいときに救われた言葉はありますか。

【本田】これまでいろんな方に支えていただいたので大切な言葉はたくさんありますが、自分がこんな考え方もあるんだと思ったのは「人生は自分の思い次第でどうにでもなる」という言葉。5年くらい前ですかね。そのときの自分にすっと入ってきました。たとえ嫌なことがあっても、どこまで自分が嫌なことだと思うかによって変わっていく。すぐに切り替えて忘れる、落ち込むことじゃないかもしれない、そんなふうに考え方の変化を繰り返していけば、すぐに明るくなれると思えたんです。

― 素敵な言葉、なにかあるとその言葉を思い出すんですね。

【本田】はい。小さい頃から、周りのいろんな言葉に左右されたり、すぐに落ち込んでしまう時期もありましたが、ほとんどのことは一晩くらいしか落ち込まなくなりました。きっかけはその言葉です。悲しいことを考えているよりも、楽しいことや幸せなことをできる限り多く考えている日々にしたい、その言葉を見て強くなったと思います。

◆本田真凜の「夢を叶える秘訣」

― ルフィもビビも夢がありますよね。本田さんが夢を叶えるために必要だと思うことはなんですか。

【本田】絶対にこれを達成するんだ、という強い気持ち。ただ口にするだけじゃなくて、どれくらい自分がそれに対して本気なのかというのを常に考えるようにしています。そうすると、自分の中で本当に叶えたいものと、なんとなく好奇心だったものがわかってきます。夢は環境の変化で少しずつ変わることもありますが、自分が絶対に達成したいことだけは忘れないようにしたいと思っています。

― いま夢を聞かれたらなんと答えますか。

【本田】小さい頃から一番の夢は100歳まで生きることです(笑)。いろんなところで言っていたら妹の望結は110歳で、紗来は120歳と言い出して。だから私たちはそこまで生きます(笑)。健康に長生きするのってなによりも難しいことなんじゃないかと思います。健康に100歳まで生きる、それが最終ゴールです。

― 100歳が近づいたとき本田さんに取材したいです(笑)。きょうお会いしてお話をして私自身とても前向きになれたのですが、本田さんから溢れるハッピーオーラの源が気になります。

【本田】私は食べ物が本当に好きで(笑)。なにっていうのは特にないんですけど、食べているときがすごく幸せ。それこそ本当に100歳になってもいろんなものを食べられる歯とか胃とかでいたい。かたいパンでも食べられるような歯でいたいです(笑)。

◆“王女”ビビを演じる本田真凜の「美容の話」

前向きな言葉が多かったインタビュー。最後にファンからの人気も高い“王女”ビビを演じる上で日頃から心がけている美容について聞くと、「いろんなことに興味があるし、気をつけていることもあります…」と話したところで「たくさん話していいですか?」と目を輝かせた。

「スキンケアだったり、メイクだったり、美容のことで自分の時間を使うのがすごく好きです。私はお仕事とかスケートとかそういうとき以外はあまりメイクをしないんですが、まったくメイクをしないときでもクレンジングは絶対にするようにしています。自分を大切にできる時間だし、しかもその方法が自分の肌に合っていたから。私は肌がすごく弱くて、自分に合わない成分が多いからこそ、スキンケアはいろんなことに気をつけています。自分に合わないのはなんなのか、どんな成分だと安定した肌でいられるのか、そういうのを書き出したりもしています。いつか自分でなにかプロデュースしたいという想いも小さい頃から持っています」

ビジュアルが解禁された当時、「可愛すぎる」「まさに王女」「真凜ちゃんがビビを演じるの納得」など絶賛の声が溢れた。日々の美容ルーティンは「自信を持つため」。“王女”本田真凜が再びスケートリンクで躍動する。

(modelpress編集部)

◆本田真凜(ほんだ・まりん)プロフィール

2001年8月21日生まれ、京都府出身。日本のフィギュアスケーター。2歳からスケートを始め、2016年3月「世界ジュニア選手権」で優勝するなど活躍した。2024年1月に現役を引退。妹はフィギュアスケーターで女優の本田望結(20歳)と本田紗来(17歳)。家族からは「前世で人を救っている」とよく言われる。理由は「自分が寝坊したら電車が遅れているとか、そういうことが身の回りで多すぎるから(笑)」とのこと。

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

特集

page top