今年4月より3人体制での活動をスタートさせ、同時にグループの新メンバーを募集するという初の試みで注目を集めたtimelesz。9月13日より、オーディションの様子を公開する番組『timelesz project -AUDITION-』がNetflixにて独占配信されることも発表された。そこで本記事では、今回オーディション開催に至った彼らの思いや求められる新メンバー像に迫りたい。
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今年3月31日にSexy Zoneとして最後となるオンラインライブを行い、4月から菊池風磨・佐藤勝利・松島聡の3人体制での活動を開始したtimelesz。現在は全国ツアー『We’re timelesz LIVE TOUR 2024 episode 0』を開催しているほか、6月19日には改名後初のEPとなる『timelesz』を発売した。山下智久がプロデュースを務め、“龍のように力強く舞い上がって欲しい”という願いを込めて制作したリード曲「Anthem」がファンからも“新境地”と話題を呼ぶなど、グループとして新たな道を走り出している。
そんな彼らの新たな試みの1つが、新メンバーを決めるためのオーディションだ。このオーディションは、日本で活動可能な18歳から30歳までで、芸能活動を行う団体に所属していない男性を対象としていることに加え、株式会社STARTO ENTERTAINMENT所属のタレント及びジュニアにも応募資格があり、そのエントリー数は1万8922件にも及ぶなど、注目度の高さがうかがえる。発表当初は新メンバー募集についてさまざまな声があったが、SNSやメディアなどを通じて、メンバーが積極的にオーディションについて発信することで、「オーディションは最初戸惑ったけど楽しみな気持ちが大きくなってきた！」「3人が選ぶメンバーなら間違いない、きっと好きになれると思えるようになってきた」「この先のtimeleszが楽しみ」といった、彼らの背中を押すような前向きな言葉も増えている。こうしたファンの応援もtimeleszのチャレンジに対する追い風となりそうだ。
今回審査員を務めるのはtimeleszのメンバー自身であり、書類審査から彼らが深く関わる様子が、オーディションのオフィシャルSNSなどでも明かされている。また、未経験者歓迎であることも同オーディションの特徴の1つだが、菊池はテレビ番組に出演した際に、「僕らの仲間探しだと思ってるんで。1番スキルある人が合格ってわけじゃないです。合うかっていうところだよね」と、新メンバーを選ぶ上で重視している点がアイドルとしての技術面だけではないことを明かしている。また、募集締め切り直後にtimeleszのYouTubeで公開された動画では、松島も、「未経験だけど歌ってみましたとかさ、踊ってみましたとかさ、ちゃんとその表現含めて熱量を届けてくださる方々がすごく多くて。感動しました」と未経験の参加者らに対して賛辞の言葉を寄せていた。経験の有無などで対象を狭めずに募集することで、求められる“新メンバー像”と合致する候補者と出会う可能性がより広がったのではないだろうか。
新体制での活動、そしてオーディションという転機と共に新たな歴史を紡ぎ始めたtimelesz。既存のメンバーとの相性、そしてSexy Zoneから続くグループの歴史に連なるための覚悟と熱量など、新メンバーに求められる条件は少なくないだろう。既に対面審査も開始されているというが、約1万9000人の中からどのような人物が新メンバーとして選ばれるのか、今後の展開からも目が離せなそうだ。
