演出を手掛けるのは、『THE BOY FROM OZ』、日本版『ロックオペラモーツァルト』で知られるフィリップ・マッキンリー。「三銃士」定番の憧れの銃士を目指すダルタニャンの成長と恋の物語だけでなく、三銃士のリーダー格であるアトスにも焦点を当て、かつての恋人との間で揺れる愛憎や、ダルタニャンの亡き父を通してアトスとダルタニャンの絆を描き出す。スペクタクルな「冒険活劇」の要素はそのままに、登場人物たちの心理描写に深みを加えた新しいミュージカルを上演する。
また本作では、メインテーマ曲としてブライアン・アダムスの「All For Love」が用いられる。本曲は、ブライアン・アダムス、ロッド・スチュワート、スティングの3人が“三銃士”として歌い、世界中でヒットした名曲である。時代を超えて息づく、「人間ドラマ」を前面に打ち出したミュージカルとなっている。