Netflix「ボーイフレンド」テホンの胸に響く名言集 「正論はあとでもいい」など6選 | NewsCafe

Netflix「ボーイフレンド」テホンの胸に響く名言集 「正論はあとでもいい」など6選

芸能 モデルプレス/ent/wide/show
テホン/Netflix リアリティシリーズ「ボーイフレンド」7月9日(火)より世界独占配信
【モデルプレス=2024/07/31】Netflixの恋愛リアリティショー「ボーイフレンド」の最終話が30日に配信され、ボーイズの共同生活が感動を届けながら幕を下ろした。9人の出演者のうち、唯一恋愛をする姿が映されなかったテホン(TAEHEON)。しかし彼は、心に響く金言で視聴者の価値観を豊かにしてくれた。<※ネタバレあり>

【写真】男性同士の恋リア「ボーイフレンド」唯一の韓国人参加者

◆“日本初”男性同士の恋愛リアリティショー「ボーイフレンド」

日本初となる男性同士の恋愛リアリティショーとして注目を集めた「ボーイフレンド」。男性が恋愛対象の9人が、海の近くに佇むビーチハウス“Green Room”で約1か月の共同生活を送りながら、恋や友情を育んでいく。ボーイズの自然体の人間ドラマは大きな反響を呼び、Netflixでは、日本のテレビ番組TOP10に連日ランクイン。一時はランキング1位になるなど、幅広い層から高い関心が寄せられた。

番組に唯一韓国出身として参加したのが、デザイナーのテホン。彼は、ラブラインが映されることはほとんどなかったのものの、束の間の登場時間でいつも、視聴者の胸を打つ言葉を残していた。

◆テホンの言葉-性自認は目に見えない

「自分のことを『he』とか『男性』と定義していない方はいますか?」

Episode1で初めて対面した参加者たちは、自分たちが運営するコーヒートラックの店名を考える。1つの候補として「『○○ボーイズ』でもいいし…」と案を出しながら、テホンは参加者たちを“ボーイズ”とカテゴライズしても良いのかを確かめた。“性自認”つまり自分の性別をどう定義しているかは、他人が見た目だけで判断することはできない。どんな場面でも当たり前に配慮するべきだが、見落としてしまいがちなことを、テホンはさらりと言葉にしていた。

◆テホンの言葉-自分を愛することの大切さ

「自分を信じないと人に信じてもらえない」
「自分自身を愛しているのは、人に愛される準備ができている」

Episode2でコーヒートラックで一緒に働きたい人としてシュンを誘ったテホンが、自分に"根拠のない自信"があるシュンに語った言葉。

◆テホンの言葉-メインストリームだけが得する社会

「自我を出すって、わがまま言うことじゃなくて。『こういうことが我々は必要です、こういうことを求めてます』って、言ってあげないと社会は変わらない」

“自己愛”は大事だという夕食時の会話。1人のメンバーは「でも自己中になってしまうのも怖い」「他人のせいにするんじゃなく、自分にできることを全力でやって政府の助けが無くても生きていけるところまでいけば…」と、自己責任論重視型のマインドを口にした。するとテホンは、社会を循環させるためにも、性的マイノリティという立場の彼らにとっても、メインストリームに対して意見することの大切さを教える。

しかしそのメンバーからは「でも、社会を変えるって難しくないですか」と、現実への諦めを感じさせるようなセリフが。そこでテホンは、“マジョリティの無自覚の特権性”を許し続けることの危険さを、水の流れに例えた美しいフレーズで伝え、多くの視聴者を感動させた。

「ずっと変えないままだと水も腐っていく。流れる水こそが綺麗じゃん。結局メインストリームだけが得する社会。得してるからこそ、特権を持ってることが分かってないじゃん」

◆テホンの言葉-正論?気持ち?どちらが大事?

「相手が傷ついてるかもって思った時は、正論はあとでもいいから」

Episode8では、メンバーのシュンが、自身の気まぐれによって恋人同然のダイを傷つけてしまう。ロジックで考えれば、シュンはルールや約束を破ったわけではなかった。しかし、その行動によってダイは傷つき怒っている。関係修復のためにどうするべきか、シュンはテホンに相談した。テホンは「正論で言えば、選択肢はあるけど…」と、シュンの行動の正当性は認めつつ、今はダイの気持ちに寄り添って謝るべきだと優しく諭す。テホンのアドバイスのおかげで、2人は仲直りすることができた。

番組を見ていると、テホンはデザイナーというクリエイティブな仕事をしている中でも、ロジカルな思考で効果的な提案ができる知的な人だということが伝わってくる。しかし、テホンの凄いところは、論理的な答えが分かっている時も、相手の感情に寄り添うことを優先できることだ。

◆テホンの言葉-“30代男性”という悩み

「30代の男性って、やっぱり社会からの期待が多い」

YouTubeで公開された未公開シーンより、20代の参加者が多い中で、34歳の同い年のゲンセイとの会話。30代になると、キャリアを気にせざるを得なくなり、恋愛との両立も難しくなると語り合う。自分は年齢を気にしないように生きていこうと思っても、社会や年下世代から「30歳はこうあるべき」という期待や重圧を感じてしまうという複雑な思いは、多くの同年代の視聴者の共感も呼んだ。

◆テホンの言葉-カミングアウトへの葛藤、恐怖

「8人の仲間がいるから、家族に会いに行って、胸を張って堂々と言えると思う」

番組終盤には、テホンが大切な役割を果たす。ゲイとしてのカミングアウトの難しさ、怖さを実感させてくれることだ。ある日、テホンはメンバー皆に「両親は男性が好きなこと知っている?」と尋ねる。そして、メンバーで唯一、テホンは両親にカミングアウトできていないことが明らかになる。メンバー達がどうカミングアウトしたのか、反応はどうだったのかを聞き、「私のお母さんも悲しむんじゃないかとうっすら予想がつく。怖くて、不安で…」と、普段はメンバーたちの良き相談役であるテホンが弱い一面を見せた。

そして集団生活のラスト、テホンは番組に参加したことをきっかけに、両親にカミングアウトしようと思っていることを伝える。決断するまでにはずっと葛藤や不安があったこと、メンバーの存在に背中を押されたことを打ち明け、涙ながらに感謝を伝える感動的なクライマックスを迎えた。(modelpress編集部)

◆TAEHEON(テホン)プロフィール

年齢:34
出身:韓国
職業:デザイナー
Instagram:@taehonest

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《モデルプレス》

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