【モデルプレス=2024/07/10】俳優の高橋文哉が10日、都内で行われた映画「ブルーピリオド」(8月9日公開)の渋谷プレミアに、主演の眞栄田郷敦、共演の板垣李光人、桜田ひより、メガホンをとった萩原健太郎監督とともに出席。役作りについて語った。【写真】高橋文哉&生見愛瑠、腕組みでキス?◆眞栄田郷敦主演「ブルーピリオド」本作は、からっぽだった高校生が1枚の絵をきっかけに美術の世界に本気で挑み、国内最難関の美術大学を目指して奮闘していく物語。美術の経験も才能もない素人が天才的な画力を持つライバル達や、答えのないアートという壁に苦悩しながらも、情熱だけを武器に圧倒的努力で困難を乗り越えていく熱量は、多くの読者の心を動かしてきた。好きなことに出会えた高揚感、その先に訪れる葛藤をもリアルに描いた原作の魅力そのままに、好きなことを持つすべての人の胸を打つ感動作となっている。◆眞栄田郷敦、実際に絵を描いて撮影出演者の面々は実際に絵画の練習をし、吹き替えなしで本人が描いている映像を撮ったそうで、美術との衝撃な出会いから東京藝術大学を目指して奮闘する高校生・矢口八虎を演じる眞栄田は「八虎自身も絵を始めたばかりのシーンから受験のシーンまで成長してくんですけど、それは僕自身と照らし合わせながら、僕が初めて木炭を触ったときだったり、初めて触った画材の感覚だったり、わからないこととかも大事にできたので、実際に半年くらい絵を勉強したんですけど、それをやってきてよかったなと思いますね」と語り、「あとは自分の中にも引き出しが増えるので、その場で先生に『こういう表現をしたいんですけど、どうすればいいですか?』だけじゃなくて、自分の中に引き出しができているので、表現の幅が広がったなと思います」と満足げな表情を浮かべた。加えて、どんな気持ちを込めて八虎を演じたか尋ねられた眞栄田は「すごく苦しみました」と吐露し、「高校2年生から芸大受験を始めて、時間制限がある中で、僕自身も受験は苦しかったですし、その苦しみだったり葛藤を、必要以上に強く表現したいなと思っていて、その対比として少し認められたり、ある程度結果が出たときに、よりやりがいや喜びに変わるというのを大事にしたと思います」と打ち明けた。◆高橋文哉、役作りでエステへまた、自分の“好き”について葛藤する、女性的な容姿の八虎の同級生・ユカちゃん(鮎川龍二)を演じる高橋は、役を演じる上で意識した点や、準備したことを聞かれると「意識したことは、自分と役を分けないことですかね。高橋文哉自身が可愛くなるために何がしたいかという風に思うようにユカちゃんの気持ちを理解して、可愛いっていうことへの魅力を感じて、そこを理解すると普通の役作りと何も変わらないので、エステに行ってみたりとか、可愛くなる努力をしたりしました」とコメント。「お芝居のテクニカルな部分で言うと、歩き方とか、姿勢とか、手先の神経の通らせ方というか、つま先から手の指先までお芝居をしているときに一瞬も気を抜くことがなかったくらい、全身に神経を渡らせて、それぞれにユカちゃんとしての美学を詰め込みましたね」と明かした。そんな高橋と共演した感想を聞かれた眞栄田は「可愛かった!ユカちゃん可愛かった」と笑顔を見せた。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】