【モデルプレス=2024/06/25】俳優の小関裕太(こせき・ゆうた/29)が、6月24日~30日の7日間、東京・恵比寿のオーツーギャラリーにて「『LIKES』発売記念写真展」を開催。モデルプレスでは“フォトグラファー”として初の写真展を開催する小関にインタビューを実施し、写真展の元となっている作品集「LIKES」(ミツバチワークス株式会社/6月8日発売)の裏話や、写真展に込めた思いなどを聞いた。【写真】小関裕太、WEST.重岡大毅&佐藤健にラブコールで交流告白◆小関裕太、作品集「LIKES」に込めた思い― まずは、作品集「LIKES」に込めた思いや、特にこだわった部分を教えてください。小関:1番のこだわりは、4年間連載している雑誌「GENIC」の裏側を詰め込んでいることです。この連載は写真だけではなくてページ編集も僕が担っているのですが、制作過程を見せることは今までしていなかったので、作品集では「(連載ページが)どういう風に作られているか」や「HOW TO」のようなものを各ページに載せました。原案から配置、意図まで本当に全部丸々載せていて、粗もいっぱい見えると思うのですが、裏側を是非見ていただきたいです!― 手書きのラフやアイデアメモなど、普段読者は見られないような裏側がたくさん詰まっっていますが、そこを敢えて見せようと思った理由は?小関:僕のことを応援してくださる方はものづくりが好きな人が多い印象があって、制作過程をお見せすることで「こういう作り方もあるんだ」と面白がってくれるんじゃないか、という思いがあります。僕自身も雑誌を作ったり、ページを編集したりすることへの憧れが中学生くらいの頃からあったんですけど、「お金がかかるんだろうな」とか「印刷難しいな」とかHOW TOがわからず、思いはあるのに飛び込めなくて。この連載を始めたばかりの頃も、右も左もわからない中で「今の最大限を出してみよう」というのを繰り返しながら、少しずつ変えていったんです。その過程を赤裸々に見せることで「こんな風に変われるんだ」と読者の方に希望を持ってもらえたら嬉しいな、と思ったことも理由の1つにあります!― 今回の作品集刊行にあたって、改めて初回の連載を見た感想はいかがですか?小関:こそばゆいなと感じました(笑)。当時こだわっていたことは何となく覚えているんですけど、指示書や先方に宛てた手書きのメッセージの内容は忘れていたので、思っていたより色々やっていたなと(笑)。メッセージなども全て取っておいてくれた編集部の方々に感謝ですね。◆小関裕太、佐藤栞里らと“レンズ越し”に向き合って感じたこと― 連載では佐藤栞里さんや内田理央さん、シソンヌの長谷川忍さんなど、様々な方を撮影されています。撮影する上で意識していたことはありますか?小関:連載の名前がカタカナの「スキ」なのですが、色んな意味での「スキ」を撮ることは常に意識していました。僕の“スキ”な撮りたい人、“スキ”な人の“スキ”な部分…。“スキ”には「好き」という意味も、隙間の「隙」の意味も込められています。人や場所、タイミング、ページの並びなどいろいろとこだわって、僕らしさだけじゃなく、その人らしさも出せたらなと思いながらページを作成していました!― 作品集「LIKES」では改めて佐藤さんと対談をされています。トーク中で小関さんが「レンズ越しに向き合う印象はまた違った」とおっしゃっていたのも印象的でした。小関:レンズを通して対面すると、今まで見えていなかった内面がちょっと見えたりするんです。栞里さんはモデルであり“撮られるプロ”ですが、撮影現場ではとにかくずっと笑ってくださる。カメラを向けていると素敵な表情、愛らしい表情、クールな表情、無機質な表情…など色々なことを感じますが、栞里さんはその先に屈託のない笑顔があるんです。そこは栞里さんの人柄だなと思いますし、こちらも温かい気持ちになるような笑顔なので、シャッターを押していて、表情だけではなく空間ごと切り取られていくような感覚がありました。決めきった角度やスタイリングよりも、僕はその人の“隙”や“揺らぎ”など人間らしい部分を撮りたいなと思っているので、今しかできない笑顔が写せていたら良いなと思います。― フォトグラファーとして“撮る”機会も多い小関さんが、“撮られる側(=被写体)”になった際に意識していることはありますか?小関:逆に“隙”を作ること!友達同士で写真を撮ったり、決め顔をしたりするときって、どうしても1番良い角度や表情を決めると思うんですけど、そういうときって実は息を止めているんです!僕は息を止めていると自然な表情を見せられないと感じるので、「呼吸をする」というのは意識している気がします。◆小関裕太「雑誌を体感」できる写真展に― 「LIKES」発売を記念して6月24日~30日の期間、東京・恵比寿「オーツーギャラリー」にて開催する写真展では、どのようなことをこだわりましたか?小関:2度目の写真展開催になるのですが、今回は連載が大元になっているので「連載の順番を優先して掲載する」というところは特にこだわりました。「雑誌を体感してもらう」というのを大きなテーマとして置いた上で「これは前に持っていきたい」と移動したり、「無機質/有機質なコーナー」などジャンル分けをしたり。配置も色々と工夫しています。― これから来場する人へメッセージをお願いします!小関:写真展では空間ごとに1つの作品を作っているつもりで、音楽などもすごくこだわっています!「雑誌を体感してもらいたい」ということが1番ですが、紙面だけじゃなくて、デジタルでもない世界を体感して欲しいです。約1週間という短い期間ではありますが、短い間にどこかお時間があったら是非覗いてみて、その感覚を脳裏でも、心でもどこかに残していただけるような写真展になっていたら嬉しいなと思います!― ありがとうございました!★現在上演中のミュージカル「ロミオ&ジュリエット」や、出演が発表されたドラマ「素晴らしき哉、先生!」(ABCテレビ・テレビ朝日/2024年夏放送予定)について迫ったインタビューも、後日配信予定。◆小関裕太、“フォトグラファーとして初”写真展「LIKES」本写真展は、自身の29歳の誕生日に発売した作品集「LIKES」の出版記念で開催され、雑誌「GENIC」で4年間続けている連載で掲載をしてきた写真作品や、「LIKES」のためにフォトグラファー女鹿成二氏が撮り下ろした“フォトグラファー小関裕太”の写真を展示。さらに本作品集では未掲載の作品も初公開される。加えて展示会場では、作品集の制作過程に密着したメイキング映像の上映や、展示作品の販売なども予定している。(modelpress編集部)◆小関裕太(こせき・ゆうた)プロフィール1995年6月8日生まれ、東京都出身。子役として芸能活動をスタート。その後、ミュージカルや舞台、様々のドラマや映画に出演。最近の出演作はドラマ「来世ではちゃんとします」(テレビ東京/2020年~)、ドラマ「癒しのお隣さんには秘密がある」(日本テレビ/2023年)、ドラマ「大奥」(フジテレビ/2024年)、ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS/2024年)、ミュージカル「四月は君の嘘」(2022年)、舞台「キングダム」「ジャンヌ・ダルク」(2023年)など。現在はミュージカル「ロミオ&ジュリエット」にロミオ役(Wキャスト)として出演している。【Not Sponsored 記事】