「9ボーダー」オズワルド伊藤俊介、川口春奈とは「最初は目を合わせられなかった」ひと皮むけたアドリブシーンとは【インタビュー】 | NewsCafe

「9ボーダー」オズワルド伊藤俊介、川口春奈とは「最初は目を合わせられなかった」ひと皮むけたアドリブシーンとは【インタビュー】

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
伊藤俊介「9ボーダー」第6話より(C)TBS
【モデルプレス=2024/06/07】女優の川口春奈が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『9ボーダー』(読み:ナインボーダー/毎週金曜よる10時~)に出演しているオズワルドの伊藤俊介(いとう・しゅんすけ/34)。第8話の放送を前に、普段とは異なる場で、役者として覚悟を決めたエピソードなどを語った。

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◆川口春奈主演「9ボーダー」

本作は、19歳、29歳、39歳と、いわゆる「大台」を迎える前の「ラストイヤー=“9ボーダー”」真っ只中の3姉妹が、「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の「3L」をテーマに、モヤモヤや焦りを抱え幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を、完全オリジナルで描くヒューマンラブストーリー。大庭家が営むおおば湯でアルバイトをする、“ウメケン”こと梅津剣を演じる。

◆伊藤俊介「9ボーダー」撮影現場の様子

― 梅津剣こと“ウメケン”を演じてみて、いかがでしょうか?

伊藤:みなさんと演じることがとても楽しいです。僕をメインで観る人はいないと思うのですが、「弁当の中にこのおかずが入っていてラッキー!」と思われるぐらいの存在にはなりたいです。

― 実際に撮影現場に入ってみての印象を教えてください。

伊藤:川口さんをはじめ、とても親しみのある方ばかりという印象です。ドラマの現場はピリピリしていると聞いたこともあるので最初は緊張していました。でも、みなさんとんでもなく和気あいあいとしていたので気が楽になりました。

◆伊藤俊介、川口春奈とのアドリブシーンで覚悟決める

― 演じるにあたり意識していることはありますか?

伊藤:覚悟を決めたシーンはありました。それが、七苗さん(川口)に手伝ってもらっての風呂場を洗うシーン。監督からは「早送りで見せるので、セリフはアドリブの掛け合いでお願いします」と言われて。七苗さんが風呂桶を洗って、僕が水で流していきました。川口さんってむちゃくちゃ美人じゃないですか。だから最初、目を合わせられなかったんです。でも、僕が「もっと早く洗ってくださいよ!」と言ったら七苗さんが「もう疲れた。背中かいて」と。勝手な想像ですけど、「お前こっち側にこられるのか?」と言われたように感じ「これはやらないと終わりだ!」と思って、ボリボリと背中をかいてあげたんです。そこからウメケンを演じる覚悟が決まったというか…役者として、ひと皮むかせていただいたように感じました。

― 撮影現場では、齋藤潤さんが伊藤さんをご覧になって笑いが止まらないエピソードがあったと聞きましたが…。

伊藤:あはははは、そうですね。僕は監督から言われるがまま演じただけですが、齋藤くんがひたすら笑ってくれるので、芸人の性(さが)が出てしまいました。笑ってくれると完全にスイッチが入ってしまい、どんどん誇張して撮影が長引いても笑わせたいという思いが強くなってしまったんです(笑)。

◆伊藤俊介、アドリブがトラウマに

― お芝居では結構、アドリブも入れているのですか?

伊藤:監督から「伊藤さん、セリフも変えちゃって大丈夫です。アドリブもバンバン入れてください」と言われたので、これは「入れろ!」ってことかと思って。だから「ずっとここで働かせる気ですか? “釜爺”(スタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』の登場人物)じゃないんだから」というアドリブを入れようとしたことがありました。同じシーンにいた芽育ちゃん(畑芽育)は若いので、撮影前に「“釜爺”って知ってる?」と聞いたら「知っています。ジブリのですよね?」とおっしゃったので「これはイケる!」と思って撮影に臨みました。実際に「“釜爺”じゃないんだから!」とアドリブを入れたら、監督からカットがかかって「“釜爺”はなしでお願いします」と言われてしまったんです…。もうめっちゃ恥ずかしくなって、二度とアドリブは入れない! と決意しました。以来、言い方は変えても決まったセリフがあるところでアドリブを入れることはありません。かなりトラウマになってしまいました(笑)。

― セリフはどのようにして覚えていますか?

伊藤:もちろん、事前に台本は読んでいますが覚えてはいません。普段、芸人をしているときの延長線上で芝居もやらせていただいています。完璧にセリフを覚えるのは、段取りが始まってから。僕は掛け合いの中でのほうがセリフを覚えやすいので、いつもそうしています。

◆伊藤俊介、過去にキャバクラでアルバイト

― ウメケンさんのようなアルバイト経験がありましたら教えてください。

伊藤:30歳まではアルバイトをして暮らしていました。おもにキャバクラのアルバイトですけど。合間にお寿司屋さんで働いたこともありますが10年ぐらいアルバイトをしていました。ウメケンはなんで銭湯でアルバイトをしているんだろう?と思うことはあります。融通がきかないじゃないですか。シフト制で仕事をしているわけでもありませんし。僕は芸人の仕事があったので、融通のきくアルバイトをしていましたから、ついそう思ってしまいます。

― ドラマの撮影現場で感じることは?

伊藤:恥ずかしさ…ですね。バラエティーは本業なので、何か爪痕を残せるようにしようと考えています。一方、ドラマの撮影では同じシーンを別の角度から何度も撮るので、同じセリフを何度も言うことに恥ずかしさを感じます。基本的に失うものは何もないと思ってドラマの現場に臨んでいるので、最初のシーン以外は緊張することはほとんどありません。できないのが当たり前と思って演じていますから。でも、周りの方に迷惑だけはかけないようにしようと常に心がけています。

◆伊藤俊介、漫才と芝居の違い

― 役者として演じるときとオズワルドで漫才をするときは、やはり違うのでしょうか?

伊藤:そうですね。漫才をするときは演じているわけではなく、素の自分でいます。これまで芸人として芝居をやってこなかったので、何かを演じるというのはとても新鮮に感じます。役者として演じることで、何か芸の世界でも生かせるものが見つかればな、と。でもお芝居の世界って、とても華やかな世界じゃないですか。共演者の方も美男美女ばかりですし。お芝居をすればするほど、どうして芸人になってしまったんだろう? と、ふと思うときもありますね(笑)。

― ちなみにウメケンさんの衣装は、いかがでしょうか?

伊藤:衣装合わせはTシャツを1枚渡され、簡単に終わりました。自分では絶対に着ることのない服なので、おしゃれさせてもらっているなと思います。

― 最後に視聴者にメッセージをお願いします。

伊藤:ホントに箸休めというか…1時間のドラマの中、フルパワーで肩の力を抜いてもいい瞬間をお届けできればと思っています。七苗さんとコウタロウさん(松下洸平)の関係性については、僕も気になりますし、みなさんも気になると思います。でも僕が出ているシーンでは、ぜひリラックスしてご覧ください!

(modelpress編集部)

◆第8話あらすじ

八海(畑芽育)がSNSに投稿した誕生日会の動画を見た人物から、「動画に映っているコウタロウ(松下洸平)が自分の兄に似ている」という連絡が…。そのことを知らない七苗(川口春奈)とコウタロウは、お互いの本当の思いを知ってさらに距離が縮まり、2人で楽しい時間を過ごしていた。

「おおば湯リニューアル計画」も前進し、七苗が前職で手がけたレストランの系列店を新生おおば湯に出店するべく、八海が腕によりをかけたメニューの試食会が開かれることに。大庭家をはじめ、コウタロウや松嶋(井之脇海)、陽太(木戸大聖)らが集う中、八海の携帯にメッセージが入る。八海はコウタロウを知る人物から連絡がきたことを明かす。メッセージとともに送られてきたその人物との2ショット写真に写っているのは確かにコウタロウだが、本人はどこか信じられず不安そうな様子。七苗は動揺するが押し隠し、コウタロウを励ますのだった。

そして後日、“コウタロウをよく知る人物”が現れ…。その人物から明かされる衝撃の事実。コウタロウは一体何者なのか?あの夜何があったのか?ついに、謎に包まれていたコウタロウのすべての真実が明らかに。

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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