【モデルプレス=2024/03/22】俳優の佐藤健が22日、都内で開催された映画『四月になれば彼女は』(3月22日公開)初日舞台挨拶に女優の長澤まさみ、森七菜とともに登壇。佐藤が35歳の意気込みを語る場面があった。【写真】長澤まさみ、谷間くっきりスーツ姿◆佐藤健主演「四月になれば彼女は」本作は、ベストセラー恋愛小説「四月になれば彼女は」(川村元気 著/文春文庫 刊)の実写化。結婚を控えた精神科医の藤代俊(佐藤)、謎の失踪を遂げる藤代の婚約者・坂本弥生(長澤)、学生時代の藤代の恋人で世界中を旅する伊予田春(森)が織りなすドラマを描く。この日は山田智和監督も出席した。◆佐藤健ら「四月になれば彼女は」公開初日に喜び2022年3月にクランクインを迎えた本作が公開初日を迎えた心境を聞かれた佐藤は「そんなに経つんですね。コロナ禍とかもあって、すごい昔のことですね。今日無事に迎えられたことが感慨深いです。ぜひ、この私たちにとって大切な作品が、たくさんの方のもとへ届いたらいいなと願っております」とコメント。長澤は「あっという間に時間が流れてしまっていて。そんなに前に撮っていたんだっていうのが、信じられないぐらいなんですけど…この作品は1年前には海外ロケをみんなが行って。無事に帰ってこれたんだなっていう親心みたいな気持ちが、この作品に対して芽生えているなっていう風に思っています」と笑顔を見せた。森は桜の開花が遅れていることに触れて「嬉しいですね。明後日くらいですか?24日に開花するって。この映画は“四月になれば”なので、春になる前の話だから、それもすごいなと。開花が遅れたっていうのも、この映画のための春なんじゃないかなってすごく思いました」とにこやかに語った。◆佐藤健、35歳の意気込み語るイベント前日に35歳の誕生日を迎えていた佐藤は、今年の意気込みを問われると「フルスロットル、全開マックス、ウルトラスーパーパワーで。全開でやりたいです」と笑顔を見せ「初めて本気を出してます。35歳で、遂に。初めて。自分でもどうなるのかわからないです。怖いです。自分が。ワクワクします」とコメント。また「なんとなく頑張ってたんですよ。20代って。言われたことをただがむしゃらにやっていて、当時は当時なりの本気を出していたんですけど、もうちょっといろんなことが俯瞰で見えるようになって。『あ、なるほど。この方向に全力を出したら、もっと遠いところに行けるな』っていうのが分かるようになったので。より明確に深く努力をしていきたいなっていうか、頑張っていきたいなと思いますね」と、自身の変化を踏まえて展望を明かしていた。◆佐藤健・長澤まさみ・森七菜、恋愛観語る最近の恋愛に対する各々の考えに話が及ぶと、佐藤は「恋愛をしなくても楽しいことに溢れている世界になっていっているんだなっていうのは思いますね。昔に比べて、楽しいことが溢れ出し過ぎていて。決して恋愛をしている人がいないわけじゃないんだけど、恋愛をしなくても楽しく生きている人がすごく増えているなっていう印象があります」と持論を展開。「そういう人も、恋愛に出会ったら悩みもするだろうし、楽しくなったりするだろうし。恋に落ちたときのときめきみたいなものは、きっとずっと変わらず、そこにあり続けるものなんじゃないかなとは思いますね」とも語った。長澤は「楽しむものが増えて、しかも1人で、自分のために楽しめる時間を使うという、そういう時間が流行っているような気もするので。そうすると、出会いがないのかなという印象があったりもしますよね。人と関わる時間が少ないのかなと思う。そうするとなかなか、恋愛に踏み込めなかったりする人もいるのかな、なんて思います」と考えを明かした。一方の森は「同世代を見ていると、すごく恋愛のハードルが高いんだなって、すごく思いますね」「アニメとか、キラキラしたドラマとかを、みんなすごく見ているから、それ相応のものじゃないとだめ!って、すごく思っているんですね」とコメントし「ある種生きづらいっていうか(笑)」と見解を語っていた。この流れで、キラキラしたドラマなどに出演してきた責任があるのではないかと振られた佐藤は「恋はね、そのくらいときめいてほしいよ」と発言。森は「この映画は、そういう些細なところも残酷なところも拾っている」「ちゃんと次の、私たちの世代の人に見てほしい教科書だなって思っているんです」と本作の魅力を力説していた。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】
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