【モデルプレス=2024/03/04】3月2日に『第19回渡辺晋賞授賞式』が行われ、音楽プロデューサーの亀田誠治氏が第19回渡辺晋賞を授賞した。【写真】亀田誠治氏、スーツ姿で堂々スピーチ◆音楽プロデューサー・亀田誠治氏、第19回渡辺晋賞に輝く亀田氏は、椎名林檎のデビューにおけるサウンドプロデュースをはじめ、スピッツ、平井堅、いきものがかり、石川さゆりなど、数多くのアーティストから信頼を集める音楽プロデューサーとしての実績は周知の通り。また「新しい音楽の循環」を提唱。これまでとかく内向きであった音楽業界の経済活動から飛び出し、クラウドファンディングの活用、企業からの協賛など様々な手法を使って「業界外からお金が回ってくる仕組みづくり」「文化を応援する仕組みづくり」を構築するなど、音楽業界全体の在り方を変えてゆこうとする数々の取り組みは、業界全体のプロデューサーと呼ぶに相応しい。その実績が最も顕著に表れているのが、自ら企画を立ち上げ、実行委員長、プロデューサーとして日本有数のフリー野外音楽フェスティバルに育てあげた日比谷音楽祭である。同音楽祭はまた「親子孫三世代、誰もが楽しめる、フリーでボーダーレスに音楽と触れ合える場所」を目指し、ジャンルにも世代にもこだわらずキャスティング。有名メジャーアーティストが多数出演する中、まだ無名のアーティストにも出演のチャンスを与えるなど、新人育成の場としても大いに注目を集めている。音楽プロデューサーとしての業績と、これからの音楽業界を支える仕組みづくりを構築した実績が評価され、第19回渡辺晋賞が贈られた。◆亀田誠治氏、受賞に喜び「大変名誉に思っております」亀田は「このたび、『渡辺晋賞』という光栄な賞を受賞し、大変名誉に思っております。今でも人生の中でさまざまな困難に直面する時、渡辺プロダクションの楽曲が私に喜びと活力を与えてくれることに心から感謝しています。私も渡辺晋さんと同じベーシストとしてキャリアをスタートしましたが、音楽業界のご支援と多くのアーティストとの出会いによって、亀田誠治のプロデュースが可能になりました」とコメントし、「今後も愛する音楽業界の発展のために尽力して参ります。音楽への恩返しの気持ちを忘れずに、これからも歩んでいきたいと思います」と気持ちを新たに。そして、「最後になりましたが、一般財団法人渡辺音楽文化フォーラムの皆様をはじめ、関係者の皆様に対して感謝を申し上げますとともに、『渡辺晋賞』の今後益々のご発展をお祈り申し上げ、受賞の言葉とさせていただきます」と伝えている。◆「渡辺晋賞」について『渡辺晋賞』は、平成17年(株)渡辺プロダクション創業50周年にあたり、エンターテインメント業界における新しい感性のプロデューサーを顕彰し、大衆文化のさらなる発展向上を⽬的とするプロデューサー賞として創設された。毎年3月2日渡辺晋の誕生日に「渡辺晋賞授賞式」を執り行い、大衆性、将来性を兼ね備えた独創的なソフト(作品、アーチスト)を生み出し、また才能ある人材を登用、組織し新しいビジネスモデルを構築し、大衆文化の発展に多大の貢献をしたエンターテイメント業界のプロデューサーを選考対象とし、年1回、顕彰している。(modelpress編集部)<歴代の受賞者・敬称略>第1回(2006年度)亀山千広特別賞:岩谷時子…第16回(2021年度)岩上敦宏特別賞:服部克久第17回(2022年度)森岡毅特別賞:すぎやまこういち第18回(2022年度)尾田栄一郎【Not Sponsored 記事】