舞台「千と千尋の神隠し」“千尋役”4人初集結　橋本環奈・上白石萌音・川栄李奈・福地桃子が意気込み「どれだけ期待をしていただいても裏切らない」

【モデルプレス＝2024/03/01】3月11日より開幕する舞台『千と千尋の神隠し』の製作発表会見が2月29日、都内のホテルにて開催。主人公の千尋を演じる橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子が意気込みを語った。

【写真】舞台「千と千尋の神隠し」2024年キャストが集結

◆橋本環奈・上白石萌音・川栄李奈・福地桃子が“千尋役”「千と千尋の神隠し」

2022年、宮崎駿の名作を英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター「ジョン・ケアード」の翻案・演出により世界で初めて舞台化し、高い評価を得た舞台『千と千尋の神隠し』。今回は、初演から主人公の千尋役を演じ続ける橋本と上白石に加え、新たにオーディションで同役を射止めた川栄と福地を加えた4人の千尋によって、3月の帝国劇場公演を皮切りとして日本での全国ツアー、さらには英国・ロンドンで初の海外公演として上演される。

ロンドンの劇場は、約2300席の客席数を誇るウェストエンド最大級の劇場「ロンドン・コロシアム」。日本人キャストによる日本語での海外上演としては、演劇史上最大規模となる。

この日は、これまでの稽古で一度も揃わなかったという千尋役の4人が初集結。喜びとともに意気込みを語った。

◆橋本環奈「どれだけ期待をしていただいても裏切らない作品になっている」

初演から千尋を演じる橋本は、会見冒頭の挨拶にて「舞台『千と千尋の神隠し』は初演から私にとってかけがえのない作品になりました」とコメント。「色々大変なこともあったんですけど、一言では語りきれないくらいの経験をさせていただいて。色んな感情が動いて、役者人生の中でこれだけ充実した時間を過ごせるっていうのは本当に幸せなことだなと日々思いながらツアーを終わらせていただきました」と回顧し、「千尋は私にとって本当に大切な役」だと明かした。

そして「“0から1を作る”っていうのも難しいこと」としつつ、今回の舞台について「また新しい、本当にパワーアップした『千と千尋の神隠し』を見せられるんじゃないかなと。楽しんでいただけるんじゃないかな」と予告。自身は今年25歳になったと話しながらも「千尋は10歳の役なので、年齢を重ねるごとに『どういう風に変わってくんだろう』って気持ち的にも思ってたんですけど…。それで遠ざかっていくわけではなく、より千尋の10歳の子どもの気持ちがわかったり、寄り添えたりするっていうのが、本当に自分でも驚いている」と語り、「とにかくお客さんに早く見ていただきたいし、どれだけ期待をしていただいても、それを裏切らない作品になっているんじゃないかなと思っております！」と意気込んだ。

◆上白石萌音「5人で千尋を作っています」

次に、橋本と同じく初演から千尋を演じる上白石は「今年も本当に大好きな作品に携われること、一員になれることをとても幸せに思っております」と話し、「どの会場でも素朴に、素晴らしいストーリーを信じて、それを伝えることに徹して、大切に千尋を演じたいなと思っております」と思いを口に。

橋本、上白石、川栄、福地の4人に加えて、森莉那がアンダースタディを務めることも伝え「5人で千尋を作っています！」「より『千と千尋の神隠し』の世界が豊かに自由になっているのを日々肌で感じております。私も毎日新鮮な気持ちで柔らかく、そして誠実に、千尋として生きたいなと思っております」「初日まであと少しですが。毎日向き合って頑張ります」と真っ直ぐに語った。

◆川栄李奈、初演の舞台「千と千尋の神隠し」の感動振り返る

また、今回から作品に参加する川栄は「私は初演のときに萌音ちゃんの千尋を帝国劇場で見させていただいた」と回顧。「幕が開いた瞬間に『本物の千尋がいる！』と思って鳥肌が立ったことを今でも覚えている」と当時の感動を振り返った。

その上で「その作品に私が参加できるとは全く思っていなかった」と話し、「今こうしてここに立っていることを本当に嬉しく思います」と喜びをコメント。「新しいキャストたちを温かく優しく迎えてくださるこのカンパニーの皆さんに本当に感謝をしながら、残り開幕までもう少し、健康に、頑張って一生懸命千尋を務めたいと思います。よろしくお願いします」と意気込んだ。

◆福地桃子、“千尋役”として参加することは「不思議でたまらない」

そして、同じく今回から同作に参加する福地は「まだ千尋として自分が参加していることが不思議でたまらない」と吐露しながらも、「初演のときに私は劇場で見ることができなかったので、1番良い席で生の千尋を客観的に見て、たくさん学ばせていただいている」と千尋役のキャストたちとの稽古についてコメント。そんな仲間たちとともに舞台に立てることが嬉しいと話し「不安な気持ちというよりかは、『千と千尋の神隠し』を舞台としてお届けできることをとても楽しみにしています」と笑顔で話した。

この日は4人のほか、夏木マリ、羽野晶紀らキャスト陣、松岡宏泰東宝株式会社社長、翻訳・演出のジョン・ケアード、プロダクションズマネージング・ディレクター兼共同最高経営責任者のイアン・ギリーらが出席した。（modelpress編集部）

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