【モデルプレス=2024/02/29】TBS系金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(毎週金曜よる10時~)に昭和の女子高生・小川純子役で出演している女優の河合優実(かわい・ゆうみ/23)。まるで昭和を生きてきたかのようなリアルな芝居で視聴者を魅了しているが、実は演技の勉強を一切することなく女優の世界へ飛び込んでいた。そんな彼女の素に迫ったインタビュー後編。【写真】「ふてほど」河合優実&磯村勇斗、衝撃呼んだラブシーン◆河合優実が女優の道へ進んだ理由― 今回のドラマをきっかけに河合さんのことを知った方も多いと思うので、改めて芸能界デビューのきっかけをお伺いしたいです。河合:高校3年生の卒業間近、自分で事務所に履歴書を送ってこの世界に入りました。もともと子どもの頃からダンスを習っていて、高校も3年間ダンス部に入っていたんです。高校は文化祭など人前に出るようなイベントが盛んな校風だったので、そこで皆で作ったものをお客さんに見せて反応が返ってくる、という経験もすごく多くて、こういうことを仕事にしたいと考えるようになりました。そこから気付いたら役者になりたいと思っていた感じです。― ダンスの経験からアーティストの道は考えていなかったのでしょうか?河合:そうですね。歌やダンスも好きなんですが、なんとなく自分がそれで食べていくイメージがあんまりできなかったのかな。でもそれまで演技を勉強したこともなかったので、なんで女優の道を選んだのかは自分でもはっきりとわからないんです。始めてみて思うのは、女優が1番色々総体的にできるというか、役の中でも自分自身でも、ダンスも歌もできる。それから私が楽しいと思っていたのは、ステージに立って表現することもだけど、作ったものを届けることだったんです。それが1番色々な角度から経験できるのがお芝居だったのかもなと思います。◆河合優実の悲しみを乗り越えた方法― モデルプレスの読者には、今壁にぶつかっている方もたくさんいます。そんな読者に向けて、河合さんの“悲しみを乗り越えた方法”を教えてください。河合:なんだろう…でも私は結構ケロッと忘れるタイプなんです。― 悩んだ時、誰かに相談することはあまりしない?河合:はい、あまり相談できないです。相談するのは苦手かもしれないですね。― 自分の中で切り替えられる?河合:自分で切り替えるか、すごく近い人にだったら話すかもしれないですが…。あとはノートに書き出したりもします。もしくはもう泣いて寝て忘れる(笑)。― 書いたり泣いたりなどで一度発散して、次の日には切り替えるタイプなんですね。河合:そうですね。◆河合優実の夢を叶える秘訣― 最後に、モデルプレス恒例で聞いている“夢を叶える秘訣”を教えてください。河合:それは私が知りたいくらいです(笑)。でも、ある人から言われて思ったことがあって。私が事務所に入る時、すでに俳優をやられていた知り合いの方に相談していたんですが、事務所に入って何年か経って会った時に「最初からわかってたでしょ?自分がこうなれるって思ってたでしょ?」って言われたんです。それがすごく今も頭に残っていて、確かに具体的に「この夢を叶えるために次はこれをやりたい」「次はこういう作品に出てみたい」みたいなことはあまり考えないんですが、ただ漠然とイメージしているんだなと。今回のドラマに出れたこともそうかもしれないです。もう寝ている時に夢を見るレベルのふわっと感だけど、自分がそのステージまで行けるビジョンが、すごく大雑把に頭の中にある気はします。なのでそう言われた時に、イメージすることは大事なのかなと気付きました。― 貴重なお話をありがとうございました。(modelpress編集部)◆河合優実(かわい・ゆうみ)プロフィール2000年12月19日生まれ、東京都出身。2019年にデビュー後、数々の賞を受賞。主な出演作は映画「サマーフィルムにのって」「由宇子の天秤」「ちょっと思い出しただけ」「愛なのに」「女子高生に殺されたい」「冬薔薇」「PLAN 75」「百花」「線は、僕を描く」「ある男」「少女は卒業しない」など。待機作に映画「四月になれば彼女は」(3月22日公開)「あんのこと」(6月7日公開)などがあり、4月スタートの「RoOT / ルート」(テレビ東京ほか)で地上波ドラマ初主演を務める。【Not Sponsored 記事】