【モデルプレス=2024/02/08】香取慎吾が8日、東京・日生劇場で行われた主演舞台「テラヤマキャバレー」舞台挨拶に登壇した。香取&中居、6年前共演スマステでの“木村拓哉へのメッセージ”話題に9日より上演される今作は、没後40年を迎えた今もなお、その稀有な才能に再注目が集まる寺山修司が今生きていたら、何を思い、何を表現したのか。生と死が交錯するキャバレーを舞台に、寺山の詞による多くの昭和の名曲を織り交ぜた音楽劇となる。香取は、共演の成河、伊礼彼方、村川絵梨、平間壮一、凪七瑠海(宝塚歌劇団)、脚本の池田亮氏、演出のデヴィット・ルヴォー氏とともに登壇。寺山を演じる心境を、「いつもの慎吾ちゃんとは違う雰囲気で日生劇場に立っています。僕は寺山修司さんが亡くなった年齢と同じ年に稽古中になりました。このキャバレーのオーナーでもあるんですが、演じていて寺山修司ではない瞬間もあって、時には香取慎吾になる瞬間もある。とても不思議。稽古を通してだんだんこの役が好きになりました」としみじみと語った。ルヴォー氏は、香取について「役者として本当に尊敬しています。恵まれた才能を持っていて、自然と観客と一体化できてつながることができる。初日にお会いしたときに素晴らしい作品になると感じた」と絶賛。それを受け香取は、「1月4日からほぼ毎日稽古していて、あまり舞台の経験が多いほうじゃないんですけど、本当に毎日やるんだってびっくりしました」と笑いを誘いながらルヴォー氏との稽古を振り返り、「ルヴォーさんから『君はシャイなのかい?』と言われたんです(笑)」と稽古中のエピソードも紹介。自身でも新鮮な発見だったようで、「普段から共演者の方とわいわい過ごす時間をつくらないほうだったんですけど、『君はシャイなのかい?』と言われて、それが答えって気づいた。でも、『君はシャイなのかい?』と言われて『必死なんです』と答えました」と笑った。開幕前日となるが、「いつもギリギリまで台本を手にしているタイプなんですが、今までよりは早く台本を手放すことができました!」と自ら拍手しながら胸を張り、「稽古でだんだんこの役が好きになりました。日常では味わえないエンターテイメントの楽しさ、夢の世界を感じてもらえる作品なので、ぜひ遊びにきてほしい」と作品をアピールした。2月9日から29日まで東京・日生劇場、3月5日から10日まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演される。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】