【モデルプレス=2024/02/01】屋良朝幸が1月16日に大阪・なんばHatch、30・31日に東京・恵比寿ガーデンホールでライブ『TOMOYUKI YARA-THE NEWLY-』を開催。2018年から行われてきたダンス&ライブエンタテインメント『THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE』の音楽プロデューサーを務めたm.c.A・Tがこの公演の音楽を手掛けた他、これまで屋良と共にライブを作り上げてきたパフォーマー達も集結。その白熱のステージの模様をレポートする。
そして「開演30分前まで冷静だったのに、みなさんのせいでしょっぱなから飛ばしちゃったよ!!(笑)」と観客とフランクにコミュニケーションを取りつつ、『My Today~reggae ver~』などでさらに盛り上げたところで、スペシャルパフォーマーを迎えてのパフォーマンス・タイムへと突入。30日夜・31日昼にはDa Disco Beats(植木豪、Toyotaka、HILOMU、Dolton、Gen、KIMUTAKU)が登場。まずは挨拶がわりにそれぞれが超絶技のダンスを披露。そこに屋良も加わって全員でアクロバットやブレイクダンスを次々に繰り広げる光景は迫力満点で、観客からは「うぉ~!」という驚きと興奮に満ちた声が上がった。
そしてここで先ほどまでの賑やかさから一転し、屋良とダンサー陣による無音ダンスから始まる『I LOVE YOU』へ。一切の音が消え、ピリッと張り詰めた空気が漂う中での一糸乱れぬ美しい動きと、優しくてエモーショナルな大人の歌声で存分に酔わせた。
続くMCでは、観客と気さくにおしゃべりをしたり、大阪公演の時にゲスト出演した後輩・浜中文一とのエピソードで盛り上がったりとフレンドリーな空気で和ませる。さらに、その浜中らとかつて結成していたユニット“舞闘冠”が2007年に発表した代表曲『Now and Forever』も披露。31日のファイナルライブでは、さらに浜中本人もサプライズゲストとして登場。千賀、塚田が舞台上で盛り上げる中、屋良と共に熱く歌い上げた。これまでの自身の活動の歴史をしみじみと噛みしめるかのように、愛おしそうな表情でこの曲を歌う姿が静かな感動を生み出していた。
ラストスパートでは、東京公演のゲストであり、『THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE』ステージへの出演経験もあるいつか(Charisma.com)&DJ U-ICHI(HOME MADE 家族)を迎え、『愛は2shy』などを歌って盛り上げたところで、「2018年、この曲からすべてが始まりました」という挨拶と共に、同年の初回ステージから大切に歌ってきた『THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE』を、心を込めて熱唱。そして何度も客席を見渡しながら「ありがとう!」「また会いましょう!」と語りかけ、熱気と感動が渦巻く中、無事に本編を終えた。
◆屋良朝幸、ライブ後「本当に最高のスタートが切れた」
アンコールでは2018年からタッグを組んでいるm.c.A・Tも登場。曲中でバンダナを落としたm.c.A・Tに屋良が「何やってんの~(笑)」とつっこむなど息の合ったトークを繰り広げたあとは、屋良が作詞を手掛けたハッピーチューンTOMOYUKI YARA and m.c.A.Tの楽曲『Rock!!On The Floor!!』をメンバー総出演でパワフルに踊り、ステージはすっかりお祭り状態に。
ラスト曲『My Heat Life』では屋良が客席の中まで走って行き、観客もバンダナをブンブンと振り回しながら一緒にダンス。このボーダーレスな盛り上がり方も、これまでの『THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE』が残した大きな財産といえるだろう。最後は「この先も皆さんと一緒に新しい景色を見ていきたいです。必ず会える機会を作るので、遊びに来てください!!」と、これから迎える新しいフェイズでの“再会”を、力強く約束してくれた。