AKB48本田仁美、約10分間のスピーチで伝えた“10年間の葛藤と決意”「私にはまだ叶えたい夢があります」<スピーチ全文/本田仁美卒業コンサート~夢と希望に満ちた道~> | NewsCafe

AKB48本田仁美、約10分間のスピーチで伝えた“10年間の葛藤と決意”「私にはまだ叶えたい夢があります」<スピーチ全文/本田仁美卒業コンサート~夢と希望に満ちた道~>

芸能 モデルプレス/ent/wide/show
本田仁美(C)AKB48
【モデルプレス=2024/01/27】AKB48が26日、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて「本田仁美 卒業コンサート~夢と希望に満ちた道~」を開催。28日をもってグループを卒業する本田がスピーチで思いを語った。<全文>

【写真】本田仁美、涙で卒業後に言及

◆本田仁美「自信を失ってしまったこともありました」

水色の華やかなドレスに身を包みアンコールに登場した本田は「泣きながら微笑んで」を歌い上げスピーチへ。初めにマネージャーや周囲のスタッフ、秋元康氏など、これまでお世話になった人への感謝を伝えた。

デビュー当時について「地元の栃木県から毎週新幹線で東京に通って、様々な活動を通して貴重な経験をさせていただき、全てが学びの毎日でした」と懐かしげに語り、「握手会の数が伸びなかったり、一緒に頑張ってきた同期のメンバーがどんどん選抜メンバーに選ばれるようになって」と中々芽が出なかった日々を回顧。ファンの期待に応えられないことも多かったため、「自分に自信を失ってしまったこともありました」と当時の葛藤を語った。

そして、「辛くて、悔しくて、たくさんの涙で前が見えなかった日もあったけど、今日私の目にはキラキラ輝く夢と希望の光で溢れています」とこれまで声援を届けてくれたファンへ感謝。また、AKB48が自身の原点だと明かし「秋元先生が紡ぎ出す唯一無二の世界観でメンバーたちとパフォーマンスができた誇りと思い出を胸に、また新たな道へ歩んでいこうと思います」と意気込んだ。

◆本田仁美、新たな挑戦への決意語る

後半には「私にはまだ叶えたい夢があります」と宣言。「秋元先生からも『本田の人生なんだから好きなことをしなさい』と背中を押していただきました」と語り、「私は歌って踊って、こうして皆さんからの応援を受けることが本当に1番幸せを感じて、自分の大好きなことなんだなって思いました」とステージに立つありがたみを噛み締めた。

新たな夢へ向かうことについては、「挑戦することは怖いことでもある」としながらも「ほんの少しの勇気で想像もできないくらい広くて美しい世界を見られることを皆さんが教えてくださいました」とコメント。「卒業後、皆さんの力で咲かせてくださったこの花を枯れさせたくないです」と力を込め、今後に向けて「卒業後は少しだけの充電期間とお休みをいただきたいと思っています」と伝えた。

最後には「充電後はまた新たな本田仁美をお見せすることを約束します」と誓い、「今日までの10年間、どんな時も味方でいてくれて、私の夢と希望でいてくださって本当にありがとうございました」と頭を下げた。

そして、日本語でスピーチをした後には、韓国語、中国語で思いを伝える場面も。世界中のファンからたくさん愛されてきた本田らしい10分間に渡るスピーチだった。

◆本田仁美スピーチ全文

ここからは、この場をお借りして、皆様へ感謝の気持ちをお伝えさせていただきたいと思います。まずは、この卒業コンサートを開催するにあたり、お力添えいただきましたセントラルホールディングスの皆さん、マトメージュの皆さん、太田胃散の皆さん、全ての関係者の皆様、そして理想の演出とステージを共に作ってくださった先生。素敵な衣装を作ってくださった、オサレカンパニーの皆さん。今日のためにメイクアップをして下さった先生。(韓国語で)忙しい中駆けつけてくださったニューヨークさん、インディアンスさん、奈子ちゃん。色々なスケジュールが重なっていたにもかかわらず、完璧なパフォーマンスをしてくれたメンバーのみんな、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。このような素晴らしい舞台に立つことができたのは、本当に皆さんのおかげです。改めてありがとうございました。

私はAKB48に加入した10年前、AKB48チーム8という新しい土壌に種を植えてもらいました。地元の栃木県から毎週新幹線で東京に通って、様々な活動を通して貴重な経験をさせていただき、全てが学びの毎日でした。ですが、なかなか握手会の数が伸びなかったり、一緒に頑張ってきた同期のメンバーがどんどん選抜メンバーに選ばれるようになって、種から小さな芽を出したものの、その芽は伸びず、それでも応援してくださるファンの皆さんの期待に応えられない申し訳なさで、自分に自信を失ってしまったこともありました。

でも、皆さんはずっと変わらず私を信じてくださり、明るい日差しになってくださり、応援という栄養を与え続けてくれました。皆さんが降り注いでくださった沢山の栄養のおかげで、私はまた大きな一歩を踏み出すことができ、小さかった芽は蕾をつけ、花を咲かせることができ、そして今日を迎えられたと思っています。

辛くて、悔しくて、たくさんの涙で前が見えなかった日もあったけど、今日私の目にはキラキラ輝く夢と希望の光で溢れています。こんなにも素敵な景色の中で、(茅野)しのぶさんが心を込めて作ってくださった世界にたった1つの美しいドレスを纏い、大好きな人たちに卒業を見送ってもらえる私は本当に世界一の幸せ者です。

そして、ファンの皆さんと共に未熟な私を見守ってくださり、たくさんの愛を注ぎ、育ててくださった秋元先生をはじめ、伸介さん、DH、Mama&Sonさんの代表とスタッフの皆さん。大切な家族やお友達、共演者の方々など、お世話になった全ての方々に感謝を伝えたいです。10年間本当にありがとうございました。

私は明後日の劇場公演をもってAKB48を卒業しますが、アイドルとしての原点はAKB48であることにこれからも一生変わることはありません。秋元先生が紡ぎ出す唯一無二の世界観でメンバーたちとパフォーマンスができた誇りと思い出を胸に、また新たな道へ歩んでいこうと思います。

私にはまだ叶えたい夢があります。秋元先生からも『本田の人生なんだから好きなことをしなさい』と背中を押していただきました。卒業発表して約半年間、今後についてたくさんのように考えました。でも、なんか今日のステージを通しても思ったんですけど、やっぱり私は歌って踊って、こうして皆さんからの応援を受けることが本当に1番幸せを感じて、自分の大好きなことなんだなって思いました。挑戦することは怖いことでもあるけど、ほんの少しの勇気で想像もできないくらい広くて美しい世界を見られることを皆さんが教えてくださいました。だから、卒業後皆さんの力で咲かせてくださったこの花を枯れさせたくないです。

そのために、卒業後は少しだけの充電期間とお休みをいただきたいと思っています。ですが、充電後はまた新たな本田仁美をお見せすることを約束します。なので皆さん、少しの間だけ待っていてくださると嬉しいです。今日までの10年間、どんな時も味方でいてくれて、私の夢と希望でいてくださって本当にありがとうございました。

◆本田仁美、AKB48卒業

本田は2001年10月6日生まれ、栃木県出身。2014年に全国47都道府県の代表メンバーで構成されるAKB48チーム8栃木県代表としてグループに加入。2018年に韓国のオーディション番組「PRODUCE48」に出演し、グローバルガールズグループ・IZ*ONEとして、2021年4月まで活動。AKB48への復帰後、AKB48 59thシングル「元カレです」、61stシングル「どうしても君が好きだ」ではセンターを務め、アイドルのみならず女優活動にも力を入れドラマなどに出演。2023年8月30日に卒業を発表し、今回の卒業コンサートを経て新たな道へと歩み始める。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

特集

page top