幻想的なSEに続いて、石森璃花をセンターに迎えた「ブルームーンキス」でライブは再開。彼女のアイドル性が全面に打ち出され、サビ前の「あ、キスしちゃった」などのセリフに対し会場は爆発的な盛り上がりを見せるその後、小田倉麗奈が穏やかな曲調にぴったりな表現を見せる「最終の地下鉄に乗って」、遠藤理子のキュートさやふわふわした雰囲気がそのまま楽曲の世界観にも投影された「君と僕と洗濯物」と、それぞれセンターに立つメンバーの個性が活きた楽曲で会場が温かな空気で包まれていく。また、幸阪茉里乃を中心に上村、大沼、遠藤、小田倉、小島、向井の7人でパフォーマンスされた「Microscope」、齋藤や石森、的野、村山で構成された「制服と人魚」といったユニットパートでは、個々の魅力がより映える演出を用意。前者では後輩を迎え頼もしくなった幸阪の堂々とした歌とダンスを目撃することができ、後者では一期生の齋藤が三期生を牽引しながらクオリティの高いダンスで観る者を圧倒する。さらに、井上はギター弾き語りで「On my way」をソロ歌唱。自身にとっても大切な1曲だけに、たっぷり思いを込めながらまっすぐな歌声でメッセージを届け続けた。
『BACKS LIVE!!』のために新たな解釈が加えられた振り付けで、先日のスタジアムライブ『3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE』にて披露した、ダンストラックも入ったスペシャルな「BAN」を、BACKSメンバーによる気迫のパフォーマンスで届ける。息も絶え絶えで「BAN」を踊り切ると、フロアからは12人に向けて惜しみない拍手が送られ、ライブ本編は終了した。