本ライブは、Da-iCEのメジャーデビュー10周年を記念した、2017年以来7年ぶりとなる日本武道館公演で、メジャーデビュー日である1月15日当日に開催された。開場前には、屋外の横断幕が前回の武道館公演「Da-iCE PHASE 5 FINAL in 日本武道館」のものから今回の「Da-iCE 10th Anniversary LIVE」に変わる瞬間も見せるなど、グループにとって思い入れの深い会場で10年の軌跡が辿る、一夜限りのスペシャルなライブとなった。
Da-iCEは、2022年に開催したツアー「Da-iCE ARENA TOUR 2022 -REVERSi-」より生バンドを取り入れたライブに挑戦してきた。今回はさらにストリングスとホーンも入れた11人体制の力強いバンドサウンドからスタートした。
メンバーは、黒、赤、白と1stアルバム『FIGHT BACK』など初期のビジュアルを彷彿とさせる“サイコロ”配色かつ揃いの衣装を着用し、ゆっくりとポップアップで登場。会場中が歓声に包まれ『It’s not over』でいきなり激しいダンスで魅せると、ボーカル・花村想太と大野雄大が「Da-iCE10周年行くぞ!」と意気込み『エビバディ』『ハッシュハッシュ』をMush Upしたスペシャルなバージョンで届けた。
まさに10年前、リリースされたデビュー曲『SHOUT IT OUT』から『WATCH OUT』へと客席を熱くさせるDa-iCEの“記念ライブならでは”なスペシャルな演出はまだまだ続く。Da-iCEが1stアルバム表題曲『FIGHT BACK』から制作し続けてきた“BACKシリーズ”を全曲メドレーで披露。『Flash Back』は大野・岩岡徹・工藤大輝、『Step Back』は花村、和田颯に分かれて届けるなど、1人ひとりに確かな実力があるからこそのメドレーに冒頭から圧倒される。
続くバラードセクションでは、叶わない恋を歌った楽曲たちで世界観を一変。とりわけ、6面からもパフォーマンスを熱望されていたという『I still love you』は、ボーカルの花村・大野の2人でストリングスの音色とともに届け、しっとりと歌い上げる2人の切ない歌声が際立っていた。
◆Da-iCE、レアな初期楽曲も続々披露
「ステージ上で脱ぐことはあるけど着るのをしてみよう」とそれぞれシャツの衣装にホワイトの衣装を重ね、冬らしい装いに。『HELLO』『BILLION DREAMS』と前回の武道館公演より前にリリースされた楽曲や、初期楽曲『What You Say』『LOST LOVE』といったレアな選曲で一歩ずつ歩んできた歴史を振り返り、「第63回日本レコード大賞」を受賞し自身最高となるストリーミング4.4億回超えを記録した代表曲『CITRUS』へ。工藤が「やってない曲、やってない曲、やってる曲!」とにっこりするなど、レアな選曲に『CITRUS』が混じったセットリストに安心感を覚えたメンバー。このセクションに関しては「颯だね。『ここでやらないと今後できなくなっちゃうから』って言って」と初期楽曲を選んだのは和田の意志によるものだと明かしていた。
花村が「1週間先、1年後、10年後まで頑張れるようなそんな円陣を組みませんか?」と呼びかけ、会場全員でDa-iCEがライブ前に行う円陣を組むと「10周年気合い入れてくぞ!一緒に夢叶えような!」と花村が制作した『DREAMIN’ON』、『Clap and Clap』とさらなる盛り上がりを見せたラストスパートでは「これからも付いてきてくれますか」「これからも一緒にでっかい夢見てくれますか」と大野が6面に呼びかけ、心を通じ合わせる。
1.It’s not over 2.エビバディ&ハッシュハッシュ 3.SHOUT IT OUT 4.WATCH OUT 5.BACK メドレー FIGHT BACK~Flash Back~Step Back~BACK TO BACK~i got your back~I’ll be back 6.Kartell MC 7.BET 8.FAKE ME FAKE ME OUT 9.Bubble Love 10.TOKYO MERRY GO ROUND 水飲みMC 11.ハイボールブギ 12.SWITCH 13.ナイモノネダリ バンド演奏 14.I still love you 15.もう一度だけ 16.恋ごころ 17.REASON MC 18.HELLO 19.BILLION DREAMS 20.What You Say 21.LOST LOVE 22.CITRUS MC 23.TOKI 24.君色 25.わるぐち 26.この曲のせい -5voice & acoustic ver.- 27.DREAMIN’ON 28.Clap and Clap 29.スターマイン 30.ダンデライオン