フジ新美有加アナ「silent」きっかけに“ドラマ部”立ち上げ 推しには「出来うる最大限の愛を伝えたい」エンタメ愛語る<モデルプレスインタビュー> | NewsCafe

フジ新美有加アナ「silent」きっかけに“ドラマ部”立ち上げ 推しには「出来うる最大限の愛を伝えたい」エンタメ愛語る<モデルプレスインタビュー>

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
「隠れエンタメ通なアナウンサー」1位に輝いた新美有加アナにインタビュー(C)モデルプレス
【モデルプレス=2023/09/01】「フジテレビ」と「モデルプレス」がコラボレーションするアナウンサー連載「“素”っぴんランキング」。同じ場所で働く・協力し合う仲間だからこそ知る“素”の一面を、多彩なランキングテーマによって引き出していく同連載。Vol.5のテーマは「隠れエンタメ通なアナウンサー」。

フジテレビアナウンサー50人以上への取材から1位に輝いたのは、新美有加(にいみ・ゆか/31)アナ。インタビューでは、ドラマや“推し”についてエンタメへの愛をたっぷりと語ってくれた。

【写真】フジ「プライベートを知りたいアナウンサー」トップ3は?

◆フジテレビアナの素顔に迫る「“素”っぴんランキング」

テレビには映らないフジアナの知られざる素顔に迫った連載第1弾「女子アナの“素”っぴん」、第2弾「“素”っぴんトーク」に続く第3弾「“素”っぴんランキング」では、フジアナ50人以上に取材し、その結果をもとにしたランキングを発表する。

第5回のテーマ「隠れエンタメ通なアナウンサー」1位の新美アナは、2015年に入社。2020年から『週刊フジテレビ批評』に出演するほか、『BSフジLIVEプライムニュース』のキャスターや『S-PARK』内の報道ニュースを担当している。

◆新美有加アナ「隠れエンタメ通なアナウンサー」1位に輝く

― 改めて「隠れエンタメ通なアナウンサー」1位に選ばれた感想をお聞かせください。

新美アナ:隠れているつもりはないのですが…(笑)。でも1番を獲れるというのはなかなかない機会なので、とても嬉しいです。

― 松崎涼佳(※「崎」は正しくは「たつさき」)アナからは「会社のデスクにもオタ活グッズが隠すことなく置いてあった」と伺いましたが、普段どのように“オタ活”を楽しまれていますか?

新美アナ:SNSをチェックして、CDやグッズを買って、ライブに行って。チケットが取れない時は、一般チケットの先着にチャレンジしてみたり、舞台だと朝から当日券に並んでみたりと、本当に皆さんと一緒です。

趣味が一緒の人を探すのが難しい舞台などは、以前、笠井さん(フリーアナウンサーの笠井信輔)と一緒に観に行くこともありましたが、今は1人で行くことが多いです。ライブは友人と行くこともありますが、その公演に行くことは決めているので、まずチケットを取って、そこから誰と行くか探します。ファンでなくてもいいので、ファンにさせるべく行ってくれる人を探しています。

自分もライブに誘われたらそんなに知らないアーティストでも、何かしら楽しみが見つかるかもしれないと思って、なんでも行きます。

◆新美有加アナ、“生活の9割”占める語りたいエンタメとは?

― 宮司愛海アナからは「本当はもっと語りたいコンテンツを持っているはず」と伺っているのですが、いまどうしても知ってもらいたい・語りたいエンタメはありますか?

新美アナ:今は、推している韓国発のグループが生活の9割ほどを占めています(笑)。私たちが推しを応援することで、推しが元気で美味しいものを食べて暮らしていることを願うことで、自分も仕事を頑張ることができます。

ハマってもう2~3年です。会社の中で1番好きな自信があります!絶対に負けません。でも全然お会いしたこともないですし「めざましライブ」(フジテレビ夏の大型リアルイベント「お台場冒険王2023 SUMMER SPLASH!」内で開催する野外ライブ)を観に行きたいと思っているぐらいです。

― そんな“エンタメ通”の新美アナが選ばれたのは堀池亮介アナ。「好きな映画はその時、映画館で観たいと言っていて、エンタメ愛がある人だなと感じました」とおっしゃっていましたが、どのようなタイミングでそのお話をされたのですか?

新美アナ:杉原(杉原千尋アナ)、堀池、新美のデスクが近いので、空き時間にお茶を飲みに行くことがあるのですが、最近観た映画について話していた時、ちょうどディズニー映画が公開とともに配信もされていたのですが、堀池くんが「僕はとても好きなので映画館に行って観るという投資をしたいです」と言っていました。エンタメ好きな人でもエンタメ業界まで見越している人はなかなかいないので、「同志だな」と共感したのが印象的でした。

ただ元気をもらうだけではなくて、健やかに元気に暮らしてほしいと思うんです。クリエイターの皆さんはものすごく努力されていますし「生みの苦しみ」というものもあると思うので、だからこそ出来うる最大限の愛を伝えたい。ちゃんと応援していることが分かるのは投資することだと思うので、私も映画館によく行っています。

◆新美有加アナ、おすすめのドラマは?

― 他のフジテレビアナウンサーの方ともエンタメのお話をされることは多いですか?

新美アナ:「今期のドラマ、何観てる?」などはよく聞かれます。『週刊フジテレビ批評』(毎週土曜あさ5時30分~)という担当番組では、1クールに1回ドラマウォッチャーの皆さんをお招きして、どのドラマが面白いか他局も含めて総ざらいする「ドラマ辛口放談」という特集を放送していることもあって、どのドラマも1話は少なくとも観ているので、おすすめを聞かれたら大体答えられます。

― それでは、今期のフジテレビのドラマでおすすめしたい作品を教えてください!

新美アナ:私はいつもおすすめしたい年齢層とどういうドラマが好きかを聞いて、ソムリエのようにドラマを選んでいます(笑)。

若い方や私ぐらいの年齢で、平成の『SUMMER NUDE』(2013年)のような男女が恋する夏の群像劇でキュンキュンしたい方は、是非『真夏のシンデレラ』(毎週月曜21時~)を観ていただきたいですし、親世代やドラマ通には『この素晴らしき世界』(毎週木曜22時~)は面白いと思います。

『転職の魔王様』(毎週月曜22時~)は、転職を考える社会人3年目~5年目の方や、「お仕事とは何だろう」という意味で働く人には是非観ていただきたいですし、『ばらかもん』(毎週水曜22時~)は少し心が傷ついた人に観ていただきたいです。なるちゃん(宮崎莉里沙演じる琴石なる)がとても可愛らしいし、島の生活でのお節介さに時折嫌になりつつも、コロナ禍で人と接しなかった約2年から、ほっこりする人との繋がりを思い出せるリハビリのような作品です。

― 1つひとつ丁寧にご解説いただきありがとうございます!ドラマ好きな新美アナは、2022年11月にアナウンス室で「ドラマ部」も立ち上げられていますが、そのきっかけを教えてください。

新美アナ:YouTube班に入って企画を考えた際に、アナウンス室では『silent』がとてもブームになっていて「想くん・湊斗くんどっち派?」「昨日の観た?」などの話で盛り上がるほどだったので、これを是非一緒に観ている人と楽しんでいきたいと思い、座談会を企画しました。

1回で終わらせる予定だったのですが、私はドラマが好きなので、部活のように定期的に楽しめる企画を作りたいと思い、ドラマ部にしちゃいました!ただただ趣味みたいなものもありますが、そうやって自分が楽しむことで観ている方も楽しんでいただけると思うので、今1番楽しむことを頑張っています。

― 初回の『silent』の座談会は本当に皆さん熱く語られていましたよね。

新美アナ:アナウンサーは忙しくてなかなか観られなくても、お仕事で番宣やナレーションなどに関わることもあるので、そういったタイミングで気になってみんな追いついてくるんです。

◆新美有加アナ、実はバラエティ番組好き

― ドラマに対する愛が強く伝わってきましたが、ドラマに限らず新美アナにとって今までのフジテレビの番組の中で1番ハマったものは何ですか?

新美アナ:私は映画やドラマももちろん好きなのですが、実はバラエティ番組がとても好きなんです。その中でも『笑う犬』は口に出るくらい刷り込まれていて、小学生くらいの時に放送していた『笑う犬の冒険』は1個1個のコントの決め台詞を未だに口ずさんでしまうほどで、人生が豊かになった瞬間だったことを覚えています。ほかにも『トリビアの泉』『ヘキサゴン』『ワンナイR&R』『ココリコミラクルタイプ』『めちゃ×2イケてるッ!』『SMAP×SMAP』など全部観ていました。

また、大学生くらいの時にはゲストの方が決められたテーマに沿ってそれぞれ面白いVTRを制作する深夜番組『OV監督』をよく観ていました。入社した際に、他の人が『とんねるずのみなさんのおかげでした』や『めざましテレビ』などと社内報に好きな番組を書いていく中、私は『OV監督』と書いたぐらい。あとは『久保みねヒャダ こじらせナイト』も会話が面白いので、叶わないと思いますがいつか出てみたいです。

◆新美有加アナ、悩んだ過去を乗り越えた方法

― 現在担当されている番組についてもお伺いしたいのですが、それぞれのやりがいを教えてください!

新美アナ:『週刊フジテレビ批評』は、テレビの面白いところや裏側、どうしてこれが流行しているかという現象を専門家の皆さんに聞く機会が多いので、さらに視野が広がって面白さが言語化されることで、なぜ自分がこれにハマっているのかが腑に落ちる瞬間が面白いです。この番組が1番エンタメに近い仕事で、いつもは『BSフジLIVEプライムニュース』で専門家の皆さんや政治家の皆さんをお招きして政治や経済、科学など専門的な話をお聞きしているので、だからこそエンタメ活動が息抜きになっています(笑)。

元々人の話を聞くのは好きなのです。やりがいというと少しおこがましいですが『BSフジLIVEプライムニュース』では視聴者の皆さんと同じ等身大の目線で知らないことをいつも質問しているので、一緒に少しずつ勉強できたらと思っています。日本の防衛や外交など難しいテーマなどは、30代女性でも分かりやすい入口の作り方を意識していて、記者経験もあり専門的な話をする反町さん(反町理/フジテレビ報道局解説委員長)に対して、私は立ち返って「実際私たちの生活にどういう影響があるのか」をあえて臆せず聞くようにしています。

― 番組を担当される中で、上手くいかないことなどに悩んだり、悲しんだりしたことはございますか?そしてそれをどう乗り越えられましたか?

新美アナ:『BSフジLIVEプライムニュース』を担当してから本当に知らないことだらけで、どう会話の中に入っていいか分からなかったです。台本通りに進行するところから、自分の質問をできるようにしよう、さらに角度の入った質問にできるようにしようと着実にステップアップしていきたいと思いながらも、毎日担当していますし、観ている方にとっては新人もベテランも関係なく観てくださっていて、多分「この人なんで喋らないんだろう」「とんちんかんなこと聞いているな」と思われる瞬間もあったと思います。期待と自分の実力とのギャップがどうしても埋められず、とても悩みました。何年も続けることが早いだと思ったのですが、続けるだけではなくて分からなかったことや、他の方の良い質問や知識を忘れないようにノートに書き溜めるようになってからはだんだんと会話ができるようになってきました。

ドラマでいうと何の前情報もなく8話くらいから見始めたような状態だったのが、勉強すると分からない単語がだんだん減ってきて、登場人物のキャラクターや相関図が見えてきて、次はこういう可能性があるのではないかという質問ができるようになってきました。まだまだ勉強中ではありますが、毎日の放送が過去問のようになっていて傾向と対策ができてきています。

◆新美有加アナの夢を叶える秘訣

― そういったご自身の経験を踏まえて、新美アナが考える「夢を叶える秘訣」を教えてください。

新美アナ:夢を言葉にすることだと思います。叶えたいと思うことを口にしておくと、ふとした瞬間に誰かが覚えていてくれたり、思わぬ縁を連れてきてくれたりすることもあるので、夢は言っている人しか多分叶えられないのだと思います。

あとは続けるということです。夢は続けていないと叶えられないですし、続けている人が最終的に夢を掴めると思うので、やめないことが大切だと思います。

― それでは、いま新美アナが言葉にしている“夢”を教えてください。

新美アナ:推しに会いたいです(笑)。というと非常に個人的願望に聞こえるのですが、1人ひとりが1番心豊かな状態で生きることが社会全体を良くしていくことにも繋がると思うので、私自身好きなものに囲まれて暮らしたいです。

自分もInstagramを投稿している時に自分の心がすり減らないように大事にすることや寄り添っていくことの大切さを、それとなくお伝えするようにしています。地道ですがそうしたマインドが広がることで日本全体が豊かな社会になって、悲しいニュースや嫌なことがなくなっていてほしいです。

― 素敵な夢ですね。ありがとうございました!

◆新美有加アナインタビューこぼれ話

撮影中には、これまで参戦したライブのチケットや、大好きだという韓国発のグループのペンライトも持ってきてくださった新美アナ。チケットは全て保管しているそうで「捨てられなくて。でも最近は電子チケットになってしまったので、ないんです…」と寂しそうにも話されていて、エンタメへの愛がとても伝わってきました。(modelpress編集部)

◆新美有加(にいみ・ゆか)プロフィール

生年月日:1992年4月9日
出身地:東京都
出身校:上智大学経済学部
入社年:2015年
担当番組:週刊フジテレビ批評、BSフジLIVEプライムニュース(月~水)、S-PARK内報道ニュース、ニッポン全国!ジモトPR隊(ナレーション)

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