【モデルプレス=2023/08/27】FANTASTICSが27日、初の単独アリーナライブとなる「FANTASTICS ARENA LIVE 2023 “HOP STEP JUMP” -THE FINAL-」を開催。本番前にリーダーの世界、ボーカルの八木勇征・中島颯太が囲み取材に応じ、ライブの演出や今後の目標について語った。【写真】FANTASTICS、圧巻パフォーマンスでアリーナ沸かす◆「FAN FAN PROJECT」ついに集大成2022年5月、FANTASTICSが「FANの皆さんと一緒に大きな夢へ向かって旅するプロジェクト」として、“FAN FAN PROJECT”が発足。プロジェクトと連動する形で、ホールツアーの開催や「FAN FAN 三部作」を制作・発表してきた。同年8月に「Summer Bike」、 同年11月に「Choo Choo TRAIN」、そして2023年4月に「PANORAMA JET」をリリース。「HOP」「STEP」「JUMP」と3つのホールツアー計69公演を経てステップアップし、プロジェクト発足当初からの目標であった単独アリーナライブの開催を叶えることができた。6月10日・11日に有明アリーナ、7月4日・5日に大阪城ホールにて「HOP STEP JUMP」が行われ、追加公演として8月26日・27日の「THE FINAL」が決定。1年以上にも及ぶプロジェクトの集大成を迎えた。以下、世界・八木・中島による囲み取材全文。◆改めて気付いた“FANTASTICSらしさ”― 改めて初単独アリーナの完走、おめでとうございます!一同:ありがとうございます!― まずはその感想をお聞かせ下さい。世界:本当にアリーナでライブをやるというのが一つの目標でもあったので、こうやって6公演完遂することができて、まずは何より感謝の気持ちでいっぱいです。そしてこのライブは“ツアー”というタイトルではなく、あくまでも1年続いたライブの集大成というのが一つあったので、次はアリーナツアーがきちんと新しいテーマでできるように、また気合いを入れて一丸となって頑張っていきたいなという思いがありますね。八木:やっぱり「FNT」という元々予定していたアリーナツアーがコロナの影響で中止になってしまって、メンバー全員すごく悔しい思いや悲しい思いをしたんですけど、オンラインライブをやったりホールツアーを回らせていただいて。ファンの方とどんどん絆を深め合いながら「HOP」「STEP」「JUMP」とホールツアーを回って、今回この集大成を迎えられてすごく嬉しいです。またこれだけのファンの方が今この空間にいてくださるなということを目の当たりにして、それをすごく実感できる全6公演だと思ったので、今度はFANTASTICSの単独アリーナツアーをやって、また違う地域の方々に会いにいければなと思っています。中島:アリーナというのは本当に目標の場所でもあったのですごく嬉しかったです。それこそ今勇征くんが言っていた「FNT」があって、それでもまだずっと応援してくださっていた方も、今回初めて観に来てくださる方も多かったらしく、それもすごく嬉しかったです。今回のアリーナでLDHでも結構新しいような演目だったりとか、ファンタらしいライブが作れたので、そこは強みとしてどんどん発信していきたいなと改めて感じました。◆中島颯太、オープニングの歓声は「忘れられない」― 今回のライブの見どころや「こういうところを楽しんでほしい」と思っていた演出について教えてください。中島:オープニング大好きです!世界:オープニングはそうですね。中島:音も作って。世界:うん、規模感もね。中島:そうですね。初日の歓声はやっぱ忘れられないです。FANTASTICSはデビューしてすぐにコロナ禍になってしまって、声出しのライブがなかなかできない状態が続いて。全員がFANTASTICSを観に来ていただいている中で、さらに声出しありでのアリーナという規模もこれまでなかったので、やっぱ初日から今回までオープニングの盛り上がりは自分たちにとってもすごくパワーになります。◆八木勇征&中島颯太、新曲「It’s all good」パフォーマー参加Ver.に言及― 昨日「It’s all good」を初披露されましたが、実際に披露してみていかがでしたか?中島:めちゃくちゃ楽しかったです!八木:ちょっとチルっぽい感じというか、 ファンタの中であの曲調って「It’s all good」しかないんです。センターサブステージに行って、ファンの方が見渡せるようなあの空間で初めてパフォーマンスできたのは、2人でもすごく良いものになりましたし、今後パフォーマーが加わっての変化とかもすごく楽しみな曲なんじゃないかなと思いました。中島:そうですね。皆さんも結構ノリながら聴いてくださってる方が多くて、一気に世界観が作れました。あの曲がFANTASTICSに来たのが嬉しかったですし、本当に勇征くんと一緒でパフォーマーがどういう風に入ってくるのかまだ僕たちも知らないので楽しみだなって思いますね!どういうパフォーマンスになるのか…。世界:俺も知らないです(笑)!八木・中島:(笑)― 何かイメージなど沸いていますか?世界:ないです(笑)!!中島:誰が振り付けするのかもまだ決まってないですね。世界:ファンタのパフォーマーは皆、本当に直前になって(アイデアが)湧きますね(笑)。◆世界、瀬口黎弥とのアンコール演出裏話― 今回はパフォーマーダンストラックがアンコールにあり、さらに瀬口(黎弥)さんが自作ラップを披露されました。世界さんのMPCから瀬口さんのラップ、そしてパフォーマンスのダンストラックに続いていきますが、その演出面でのこだわりもお伺いしたいです。世界:「最近アンコールの1発目にダンストラックやってないよね」という流れから、「どうやって始まろうか?」みたいな話をしていたんです。「JUMP」のツアーで僕がMPCをやっていたんですけど「それ(今回のアンコールの)入りでやったら面白いですかね?で、それに黎弥がラップしたら面白いですかね?」って、今回の会議というか、リハーサルが少し滞った時にちょっとでも(話を)進めたいなと思って言ったら、それが広がってしまい(笑)。じゃあそこからダンストラックで…という流れで作ることになりました。僕は最初、小節数だけ決めて「内容はもう黎弥に任せる」と言っていたんですけど、リハーサルの時に立ち話程度に「何か良いアイデアありますか?」みたいな話がちょろっとあって、そこで「せっかくだったらパフォーマーの紹介のラップとかだと、パフォーマーも出やすいよね」って。「いきなり俺と黎弥だけで終わるんじゃなくて、1回皆に出てきてもらったらそのままダンストラック行けるよね。俺と黎弥はしんどいけど」っていう(笑)。八木:あはは(笑)。世界:「頑張ろう~」って言ってやりましたね。でもリリックの内容は、僕は携わっていなくて黎弥にお任せで。それぞれのメンバーの特徴、例えば(佐藤)大樹だったら「EXILE魂」という言葉が入ってたりするんですけど、初めてできた時はそういうのが僕が作ったトラックと上手く一緒にハマったなと感じました。◆FANTASTICS、次は宇宙船?― この1年を通して次の目標は見つかりましたか?中島:がっつりアリーナツアーはやってみたいですね!世界:そうですね。中島:「HOP STEP JUMP」は今日でタイトルとしては終わってしまうので、新しいアリーナツアーをがっつりやりたいですね。世界:そうですね。それからまだ僕らはバンドを入れてライブをしたことがなくて。イベントとかLDHのアーティスト全員がいる時とかは入っていただくんですけど、いわゆるバックバンドというサポーターさんを入れたりはない。そういう生音でのライブは、色々もっとFANTASTICSの音楽性やエンターテイメント性の幅が広がるんじゃないのかなと感じるので、それはやってみたいなと思います。― 1年以上やってきたプロジェクトが今日で終わってしまう寂しさもあるかと思いますが、この先は具体的にどのようなライブをやってみたいですか?世界:飛んでった先は……飛行機乗っちゃったんで(※)、宇宙船とかになる…。※「FAN FAN 三部作」は「Summer Bike」「Choo Choo TRAIN」「PANORAMA JET」と全て乗り物がタイトルに入る八木:乗り物は変わらないんですね(笑)。世界:乗り物は変わらない。宇宙船か…(考え込む)中島:限られていきますね(笑)。世界:そうですね。もう空は飛んでしまったので、 次に飛び立つとしたらなんでしょうね…。宇宙なのか?LDH的に言うと。中島:ここで言い切っちゃって大丈夫ですか(笑)!?世界:宇宙か、他の惑星に行くのか…(笑)。LDHは宇宙をテーマにすることが多いので、星じゃないですけど、そういうFANTASTICSならではの架空の何かが生まれるのかなって気はしてますね。「HOP」「STEP」「JUMP」はファンの皆さんと寄り添いながら進んできたプロジェクトなので、今度はファンの皆さんが僕たちについていきたくなるような何かが生まれたらいいのかなと。それは「HOP」「STEP」「JUMP」をやりながらずっとメンバーも考えていたので、それが実現できたらいいなと思っています。― グループとして長い目線で見た時、目指している場所を教えてください。八木:段階的にはアリーナツアーができて、ドームツアーができて、スタジアムツアーができるというアーティストとしての目標は一つあるんですけど、やっぱり老若男女誰しも知るヒット曲をリリースする、グループとしてまずは1曲目指したいというのは、メンバー全員、デビュー当初、デビュー前からずっと思っていることです。そのヒット曲を生むために、自分たちが普段の個人の活動でもそうですけど、色々そのタイミングのために力をつけて、満を持してそのヒット曲が生まれるようにしたいなと思っています。― ありがとうございました。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】