【モデルプレス=2023/06/12】故・ジャニー喜多川さんによる性加害問題を受けてジャニーズ事務所が新たに設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」について6月12日に都内にて会見が行われ、「再発防止特別チーム」のメンバーである林眞琴氏と飛鳥井望氏が登壇。それぞれが同チームのメンバーを引き受けた理由を説明した。【写真】ジャニーズ事務所「再発防止特別チーム」について説明 元マネージャーの“性加害報道”も調査へ◆林眞琴氏・飛鳥井望氏「再発防止特別チーム」を引き受けた理由ジャニーズ事務所が同問題の対策の1つとして、検事総長経験者で弁護士の林氏、精神科医の飛鳥井氏、臨床心理の研究者(女性)の3人によって組成した「外部専門家による再発防止特別チーム」。会見で、同チームのメンバーに就任した理由を聞かれ「非常に深刻な問題だと、これまでのテレビや報道で事実が明らかになってから感じておりました」と報道を目にしていた林氏は「社会的な意義を考えれば私が誰かを紹介するんじゃなくて、私自身がこれを引き受ける」と責務を果たすべきだと自身の考えを表明した。また、公益社団法人被害者支援都民センター理事長も務めている飛鳥井氏は、5月14日以降に弁護士を通して打診を受けたという。「この問題はガバナンスの改善ということを考える上で、どうしても被害者支援ですとか、被害者の心の管理ということは不可欠なテーマ」として引き受けたと経緯を説明した。◆林眞琴氏・飛鳥井望氏、性暴力は「立場の強い者がその立場を利用」さらに、林氏がどのような点を深刻だと捉えているか質問されると「性暴力というのは一般に、例えば経済的・社会的な地位に基づいた影響力があって、その影響力に乗じて、特に立場の弱い者・年少の者に対して起こりやすい」と自身の性被害に対する見解を提示。飛鳥井氏もこの見解に同意し「立場の強い者がその立場を利用して、立場の弱い者に性加害行為を繰り返す」とし、否認と沈黙によってそれらの被害が長く、そして被害者の数が増大するという問題の深刻さを指摘していた。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】