【モデルプレス=2023/06/12】故・ジャニー喜多川さんによる性加害問題を受けてジャニーズ事務所が新たに設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」について、6月12日に都内にて会見が行われた。同会見には、「再発防止特別チーム」のメンバーである林眞琴氏と飛鳥井望氏が登壇した。【写真】ジャニーズ事務所「再発防止特別チーム」について説明 元マネージャーの“性加害報道”も調査へ◆「外部専門家による再発防止特別チーム」とはジャニーズ事務所は5月26日、書面にて「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役」の3つの対策を発表。「外部専門家による再発防止特別チームの設置」については、検事総長経験者で弁護士の林氏、精神科医の飛鳥井氏、臨床心理の研究者(女性)の3人によって組成されるとした。さらに6月9日には、本チームについて3人の専門家は「いずれの方も弊社とはこれまで関係を一切有していません」「外部の独立した第三者が調査・提言を行うものであり、第三者委員会としての機能を有しています」と説明していた。◆「外部専門家による再発防止特別チーム」調査方針発表同チームについて「ジャニーズ事務所から独立した外部の第三者として、ジャニーズ事務所代表であった故ジャニー喜多川氏からの性被害を申告されている方々に寄り添って、直接そのお話を伺い、また、ジャニーズ事務所の役職員にヒアリングを実施するなどして、ジャニーズ事務所の過去の対応にどのような問題があったかを厳正に検証し、検証結果を踏まえて、ジャニーズ事務所のガバナンス上の問題に関する再発防止策を提言し、実行を求めます」と調査方針を提示。なお、現在所属している組織の手続きのため、臨床心理の研究者(女性)は会見を欠席した。◆ジャニーズ事務所、ジャニー喜多川さんの性加害問題を謝罪ジャニーズ事務所は5月14日、「故ジャニー喜多川による性加害問題について当社の見解と対応」と題し、「当社創業者である故ジャニー喜多川による性加害問題につき、大きな失望とご不安を与えてしまい、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。代表取締役社長・藤島ジュリーK.氏による動画と、文書を公開し、性加害問題について「知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした」と説明。「長らくジャニーズ事務所は、タレントのプロデュースをジャニー喜多川、会社運営の全権をメリー喜多川が担い、この2人だけであらゆることを決定していました」と会社の体制がジャニー氏とメリー氏の2人体制であったことを明かしていた。(modelpress編集部)◆「再発防止特別チーム」会見登壇者・林眞琴(はやし まこと)昭和58年検事任官。東京地方検察庁特別捜査部検事、在フランス日本大使館一等書記官、法務省矯正局総務課長、法務省刑事局長、東京高等検察庁検事長、検事総長等を歴任し、令和4年に検事を退官し、現在、弁護士。・飛鳥井望(あすかい のぞむ)精神科医。公益財団法人東京都医学総合研究所副所長、日本トラウマティック・ストレス学会初代会長を歴任。現在、公益社団法人全国被害者支援ネットワーク理事、公益社団法人被害者支援都民センター理事長。【Not Sponsored 記事】