2021年7月7日にソロデビューし、精力的に音楽活動を行っている手越。2022年後半に開催した全国ツアー「手越祐也 LIVE TOUR 2022『Music Connect』」はその名の通り、音楽を通じて出会った仲間やスタッフ、オーディエンスも含めて作り上げた“アーティスト・手越祐也”の第一章として、いわば完成形ともいえるステージとなった。
「この勢いで言っちゃうよ?」と続いて告知されたのが、手越初となる2マンツアー「2ぺプラ手越-TWO MAN ZEPP TOUR-」(8月31日~9月27日)と2度目のシンフォニックコンサート「手越祐也 Symphonic Concert 2023 Vol.2」(8月12日)の開催。「今年の夏もHONEYYYは忙しくなるよ~」との言葉に、会場からは嬉しい悲鳴があがった。
◆“新しい手越祐也”見せつける「現状維持は退化と同じ」
シックな衣装で登場したライブ後半は「MAKE ME ALIVE」から始まり、「ウインク」「ドラキュラ」「御どれ踊れや己が苑」と一筋縄ではいかない楽曲が続く。パワフルなシャウトや拳を突き上げるパフォーマンス、ガサついた発声、息をつく間もないほど速いBPMといった難題に果敢に挑むアーティスト・手越に振り落とされないように、オーディエンスも一層ステージに集中する。ザクザクと体力が削られていきそうなセットリストをものともせず、ときに力強く、ときに軽やかに、感じたままを自由に表現する手越の姿に圧倒されつつ、一瞬も目を離せない求心力に心地良さを感じる時間となった。