映画「シン・仮面ライダー」浜辺美波×西野七瀬 独占2ショットインタビュー | NewsCafe

映画「シン・仮面ライダー」浜辺美波×西野七瀬 独占2ショットインタビュー

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映画「シン・仮面ライダー」浜辺美波×西野七瀬 独占2ショットインタビュー(C)モデルプレス
【モデルプレス=2023/04/19】女優の浜辺美波(22)と西野七瀬(28)が、“原点”をリスペクトしつつ生まれた、新たなオリジナル作品となる映画「シン・仮面ライダー」(主演:池松壮亮/脚本・監督:庵野秀明)で初共演を果たした。劇中ではヒロイン・緑川ルリ子を浜辺が、SHOCKER上級構成員のハチオーグ/ヒロミを西野が演じ、ネット上の感想では二人の関係性も大きな話題となっている。<モデルプレスインタビュー>

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◆浜辺美波×西野七瀬、庵野監督作品への参加に感無量

二人へのインタビューは、初号試写の数日後、同作のプレミア上映イベント後に行った。

西野「初号試写のとき、最後のエンドロールが終わったら、拍手が起きたんです。試写で拍手が起きるのを経験したのは初めてでした」

浜辺「台本はあるのですが、そこから現場で変わった箇所がたくさんあったので、私も知らないシーンがたくさんありました。こうなったんだという驚き、ライダーのカッコよさ、迫力のシーンなど、感動の気持ちがずっとあって、あっという間の2時間でした」

西野「アクションシーンがすごくカッコよくて。青空に向かってジャンプして、くるくるくるくる、ってなるところが特に(笑)。一瞬なんですけど、印象的に入ってきて、大好きなシーンです」

次から次に出てくる映画の感想。庵野秀明監督の作品に参加し、出来上がった作品を観て、二人とも感無量であることが伝わってくる。

浜辺「森山未來さんのチョウオーグが大好きです。共演シーンは少なかったのですが、妹に優しくしたいけれど厳しくしなくてはいけない、そんなお兄さんなりの温かみ、愛をすごく感じました」

西野「庵野監督の世界観の中で、自分がハチオーグとしてライダーとルリ子と対峙する。それが本当に嬉しかったです」

◆浜辺美波×西野七瀬、人生で一番緊張した撮影初日

とはいえ、撮影前は二人とも不安でいっぱいだったという。浜辺が「初日の撮影は人生で一番と言っても過言ではないくらい緊張していました」と言えば、西野も「緊張しすぎて身体がガチガチでした」と苦笑いするほど。そんな状態だったが、浜辺は主演の池松壮亮から“光”を受け取った。

浜辺「緊張で胃が痛くなってしまって体調があまりよくなかったのですが、池松さんがライダーになって私の右後ろに立ったときに、すごくホッとしたんです。ライダーはだいたい私の右後ろが定位置なので、人間の視界からすると見えない場所にいるのですが、存在を感じられました。ライダーが私を守ってくれている、私にとってのヒーローに違いない、そんな光をもらったような感覚になって、この撮影は大丈夫、乗り越えられると思えました」

西野は今回、念願のアクションシーンに挑戦した。現場でそれを見ていた浜辺も太鼓判を押す。

西野「私はいざアクションシーンの撮影に入ったら、緊張を感じている暇が正直ないくらいで(苦笑い)。撮影の思い出はほとんどアクションシーン。とにかく大変でした」

浜辺「本当に大変そうでした。スーツが厚いので、動きにくいんですよね?」

西野「そう、着物がベースで。あと日本刀も初めてでした」

浜辺「刀も重いのに、軽々と振り回していて、カッコよかったです。たくさん練習されたんだろうなと思いました」

西野「嬉しい。撮影の数ヶ月前から殺陣の練習をさせていただきました。でも短期間で毎日撮影するスケジュールだったので、現場の空き時間は疲れて寝ちゃうことが多くて…あまり“美波ちゃん”と話せていない(苦笑い)」

浜辺「ちょうど撮影の真ん中あたりで。その頃の空き時間はみなさん椅子でぐったりしていて(笑)」

◆お互いの呼び方「べーさん」と「なーちゃん」!?

“美波ちゃん”と西野が浜辺に対し、親しみを込めて呼んだので、お互いの呼び方について聞く。

西野「たまに美波ちゃんって言っちゃいます。あと“ベーさん”(笑)」

浜辺「そう、みなさんが“ベーさん”と呼んでくださるんです(笑)。私は基本的には西野さんなのですが、“なーちゃん”と呼ぶスタッフさんがいるときは、一緒に“なーちゃん”って言っていました(笑)」

浜辺は石川県出身、西野は大阪府出身。6歳の年の差こそあれ、ともに2011年から芸能活動をはじめ、業界のトップランナーとなった。

浜辺「西野さんが小さいおにぎりを食べていらっしゃって、手作りのような雰囲気だったので『おにぎり手作りですか』と話しかけたら、『実家の母の手作りです』と。『素敵』と思わず言ってしまった記憶があります(笑)」

西野「そういう会話しましたね(笑)。それより前か後かは忘れちゃったけど、浜辺さんが『ところてんが苦手』という話を誰かとしていて。私が『食べたことないかも』と言ったら、『あまり好きじゃないんだ』っていう会話も覚えています(笑)」

浜辺「ありましたね(笑)」

◆ただの敵ではない「緑川ルリ子」と「ハチオーグ/ヒロミ」

劇中ではともにSHOCKERで生まれた「緑川ルリ子」と「ハチオーグ/ヒロミ」を演じる二人。ハチオーグ/ヒロミが抱えるルリ子への愛憎渦巻く想いは、多くのファンを魅了する濃厚な人間ドラマとなっている。

浜辺「ルリ子とハチオーグは、お互いに最後まで素直に話せないような関係。友だちに一番近い関係に見えるのに、友だちとは言わない。でもいろんな時間を過ごしてきたからこそ、わかり合えることがあるような感じです。私は友だちとは名乗らない感じが逆に好きでした。ハチオーグはずっとニコニコしているし、きっと人を傷つけたいわけじゃない。そんな人間味があるから、最後の二人の結末を観たとき、絆をすごく感じるシーンになっていましたし、素直じゃないからこそ、とても可愛らしい二人だなとも思いました」

西野「庵野監督から二人の関係性はヒロミの歪んだ愛情があって、というのを直接お話いただきました。好きだけど素直になれない、好きだからこそ意地悪したい、というような。昔から一緒にいる二人だけど、今作で昔の描写は特にない。でもこの二人は幼い頃から同じようなやり取りを繰り返してきたんだろうなって想像しながら役作りをしていました」

◆二人にとっての「変わるモノ、変わらないモノ、そして、変えたくないモノ」

本作のコピー「変わるモノ、変わらないモノ、そして、変えたくないモノ」。二人にとってのそれは?という質問に対する答えからは、浜辺と西野、それぞれの性格がうかがえた。“変えていきたい”、“変わっていきたい”。近い将来、再び二人が交わることに期待したい。

浜辺「変わるモノは自分の体調。もう一つはこれから先のお仕事や環境。でも後者は変わるモノというよりは“変えていきたい”モノかもしれません。変わらないモノは、お世話になっている方々への感謝の気持ち。変えたくないモノは自分の大切な人たちです。私は常々、自分の大切な人を見誤らないようにしたいと思っています。大切にするべき人たちを目一杯、自分ができる限り大切にする、愛する。ただ私は不器用なので、自分に余裕がないとそれができません。そのために余裕を持てるように心がけています。余裕があると自分以外の人も大切にできて、愛を分けることができるんです」

西野「私は変化が好きなので、変えたくないモノはないかもしれないです。どんどん“変わっていきたい”。そのマインドで今までも変わってきたし、これからも変化を受け入れていきたいです」

(modelpress編集部)

PHOTO:赤英路

◆映画「シン・仮面ライダー」

<あらすじ>
望まぬ力を背負わされ、人でなくなった男。与えられた幸福論に、疑問を抱いた女。

SHOCKERの手によって高い殺傷能力を持つオーグメントと化した本郷猛(池松壮亮)は、組織から生まれるも反旗を翻した緑川ルリ子(浜辺美波)の導きで脱走。迫りくる刺客たちとの壮絶な戦いに巻き込まれていく。

正義とは? 悪とは? 暴力の応酬に、終わりは来るのか。力を得てもなお、“人”であろうとする本郷。自由を得て、“心”を取り戻したルリ子。運命を狂わされたふたりが選ぶ道は。
<出演者>
池松壮亮 浜辺美波 柄本佑
西野七瀬 本郷奏多/塚本晋也 手塚とおる 松尾スズキ
仲村トオル 安田顕 市川実日子/松坂桃李 大森南朋
竹野内豊 斎藤工/森山未來

◆浜辺美波(はまべ・みなみ)プロフィール

2000年8月29日生まれ、石川県出身。B型。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞し芸能界入り。以降、ドラマや映画、CMなど多岐にわたり出演。2017年公開の映画「君の膵臓をたべたい」で、日本アカデミー賞の新人俳優賞などを受賞し頭角を現す。現在、NHK連続テレビ小説「らんまん」にヒロインとして出演中。

◆西野七瀬(にしの・ななせ)プロフィール

1994年5月25日生まれ、大阪府出身。O型。2011年に乃木坂46の第1期オーディションに合格し、デビュー。2017年に映画「あさひなぐ」で主人公を演じ、2018年末にグループを卒業。以降、数々の作品に出演。2021年公開の映画「孤狼の血 LEVEL2」で、日本アカデミー賞の優秀助演女優賞と新人俳優賞を受賞した。4月22日スタートの日本テレビ系土曜ドラマ「Dr.チョコレート」に出演する。

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《モデルプレス》

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