芸能人がブログなどで商品をほめ、宣伝とは気づかれないように売り込むステマ(ステルス・マーケティング)がたびたび問題になる。
「健康食品や美容器具などをその販売元からカネをもらってPRしたりするケースが多いのですが、物まねタレントのグッチ裕三(65)がやったのはちょっと大胆ですね」というのはスポーツ紙デスク。
先日、週刊新潮が「グッチ裕三 テレビで一押しメンチカツ屋は自分の店」と報じた件ですね。
「そう。観光客で賑わう東京・浅草の浅草寺近く、伝法院通りで営業する『浅草メンチ』というメンチカツの店です」
同誌は、店に長い行列ができ、メンチカツを食べ歩く客が他店で油や汁をたらして商品を汚すなどのクレームが出ていると報じている。
「この店を経営している会社の社長がグッチの妻で、彼が事実上のオーナーなのにたびたびテレビでこの店をほめていたのが問題視されているのです」
料理上手として知られ、レシピ本やキッチン用品なども出して稼いできたグッチだが、店のほうも繁盛しているのか。
「もう7年も前から営業していますが、この数年たびたびテレビで取り上げられて人気店になり、通りでも有数の客入りのようです」
今頃になってグッチの名前が出てきたのも不思議だ。
「関係者はみなグッチの店と知りながらテレビでも紹介してきたのでしょう。しかし、その裏事情を知った新潮が飛びついたんです。店サイドは事実関係は認めながらも、『やらせで取材させているようなことは一切ない』と否定していますが、ほめられた話ではありません」
しかし、今回の報道で逆に店が宣伝されてしまったのでは?
「実際、味はいいという評判なので行ったことのない人も行き、さらににぎわうかもしれませんね(笑)。ただ、いろんな意味でコンプライアンス(法令順守)に厳しい時代ですから、店にトラブルがあったりしたら、グッチの責任が問われる。もう2度と彼がテレビで取り上げることはないでしょう」(先のデスク)
転んでもタダでは起きない、商魂たくましいグッチなら、改めて「オレの店だからうまい!」と宣伝する?!
《NewsCafeゲイノウ》
page top