記者「先日放送された『めちゃ×2イケてるッ!』」(フジテレビ系)で、トータルテンボスの藤田憲右(39)が、フジのプロデューサーを激怒させたことを明かしました」
デスク「ん、なんて?」
記者「かつてトータルテンボスが出たその番組は、芸人が歌のうまさを競うものだったそうです。そのため、絶対にボケず、真剣に歌うよう指示されていたんです」
デスク「真面目に歌ったんじゃ、よほどうまくないとダメだろ。何かやらかさないと芸人は…」
記者「当然、そう考えて藤田は指示を無視。歌を披露する前『何を歌うの?』と司会者から聞かれ、思わず笑わせようと『滝廉太郎の荒城の月です』と答えた。観客には大ウケし、藤田は得意満面でセットの裏に戻りました」
デスク「で、どうなった?」
記者「その瞬間、プロデューサーが『ボケんなって言っただろ。クズ芸人が!』と怒鳴り、それっきりこの番組からは仕事が来なくなってしまったそうです」
デスク「高校球児が監督から指示されたバントを無視して、ホームラン打ったようなものってか」
記者「そんな感じでしょう。怒られて当然だと思いますが、このエピソードを言うことで藤田は『結局お笑い芸人は使い捨ての奴隷だ』と訴えたかったのです」
デスク「芸人って、それを乗り越えてこそ大物になれるんだぜ」
記者「もちろんです。最近はお笑い番組も減り、芸人はひな壇を飾るなど『その他大勢要員』として少ないパイを奪い合っている。プロデューサーは飲み会のとき『あの芸人は使えないからそろそろ切るか』など、何様だと思うような発言をしています」
デスク「それをひどいっておもってたんじゃ、なあ…」
記者「芸人は使われる立場だからペコペコするしかない。よくお笑い芸人は体を張った仕事で骨折するじゃないですか? スギちゃん(42)や次長課長の河本準一(40)もそうでした。彼らは無茶な企画でも断れば切られる対象になるから、頑張った末にケガしたわけです」
デスク「ま、ケガしない範囲でやらないとな」
記者「僕が一番心配しているのはいもとあやこ(29)。彼女は『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で動物と至近距離で絡む仕事を受けていますが、動物っていうのは怒ると本能的に人間の頸動脈に噛みつくものです。いもとはお笑い界で最も仕事を断らないから、いつか命を落とすんじゃないかと心配です」
デスク「お笑い芸人が人権を訴えた出したら…それこそ、お笑い芸人冬の時代だって言っておくよ」
《NewsCafeゲイノウ》
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