9月も半ばを過ぎ、芸能界では来月中旬には発表される大みそかのNHK紅白歌合戦司会者の名前が取りざたされている。
「紅組は女優、仲間由紀恵(35)、白組はSMAPが有力視されていますね」とはスポーツ紙デスク。
仲間は過去に4回、SMAPはリーダーの中居正広(43)が6回(内1回は紅組)も担当しており、いずれも新味に乏しいが…。
「白組司会は昨年まで嵐が5年続けて担当しています。嵐に比べてSMAPの相対的な力が落ちていることから、巻き返しを図りたいようなんです」
なるほど…。
「その証拠に、8月末に放送されたNHKの『のど自慢』にSMAPがゲスト出演し、12%を超える高視聴率を獲得しました。これまで縁の薄かった番組にメンバーがそろって出るという点で、NHKへの貢献度を高めたいという意思と紅白司会を狙う意欲を見てとれます」
確かに、嵐が司会ではマンネリ感は否めない。
「貢献度という点では、イノッチことV6の井ノ原快彦=よしひこ=(39)もNHK朝の情報番組『あさイチ』の司会を5年以上務めており、有資格者といえます。しかし、SMAPのほうがなりふり構わず獲りに行く雰囲気があります」
一方の紅組で、仲間が有力なワケは?
「本来なら大河ドラマ『花燃ゆ』の井上真央(28)、朝ドラ『まれ』の土屋太鳳=たお=(20)といった両ヒロインの争いになってほしいところですが、視聴率や話題性で司会をさせるには力不足と言えます」
確かに、その2人に比べると仲間は安定感と実績はある。
「この春から夏にかけて20回という長さで放送されたNHKドラマ『美女と男子』に仲間は主演しましたが、あのドラマは3-6%台と視聴率には恵まれなかったものの、芸能界を舞台にした筋運びがよく、高評価を得ているんです」
あのドラマでは、紅白歌合戦のような舞台も用意されていた。
「仲間演じる芸能プロの社長が、所属タレントを"紅白うたの祭典"なるまんま紅白歌合戦をほうふつさせる舞台に出演させることに奔走する姿を描きました。ドラマのセルフパロディーが、仲間を5度目の司会に起用することでヒョウタンからコマの現実になる可能性が大です」
ただ、仲間は10月から舞台「放浪記」で長期間拘束されるのでは?
「東京、大阪、名古屋と12月まで公演は続きますが、大みそかを含めた年末はスケジュールは空いています。年明け1月にはその福岡公演が始まり、仲間にとっては舞台女優としての存在感もアピールしたいはず。紅白司会はそのための格好の宣伝材料になるでしょう」(先のデスク)
新味はなくとも、「安定と実績」重視で司会者が選ばれる公算が大きそうだ。
《NewsCafe》
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