2013年1月1日から落語家「月亭方正」に改名したお笑い芸人の山崎邦正(46)。本来は「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」(日本テレビ系)のレギュラーメンバーとして、ダウンタウン軍団の一員となり、ヨゴレ役やスベリ芸で人気を獲得してきたのに、なぜ落語の道を選んだのか。
彼をよく知るお笑い番組の放送作家が言う。
「彼は有名になればなるほど、一般人からバカにされることに悩んでいました。たとえば、街を歩いていると『ヘタレの山崎だ』と中高生たちがバカにしたように指さして笑うわけです。それが毎回続くと、さすがにショックだったようです」
テレビでのキャラが現実だと思われるわけね…。
「そう。本人が笑われるだけならまだ我慢していたんですが、山崎がプロレスラーの蝶野正洋(51)から思いっきりビンタされるシーンが恒例になり、それを見た妻子や親戚一同が複雑な気持ちになる。特に山崎は、子どもたちがこんな父親を見てどう思うのか悩んだそうです」
あそこまでヘタレで悲惨なキャラを押しつけられたら、誰だって悩むでしょう。
「高校時代まではイケメンで、女子からモテモテだったし、芸能界にデビューした頃もバレンタインデーには段ボール箱でチョコをもらうほどの人気だった。しかし、芸能界で生き残るために演じた自分と正反対のキャラは、笑わせているつもりがいつしか軽蔑され、ただ笑われていることに気づきました」
そこで選んだのが落語だったわけ?
「山崎としてはバカにされて笑われる自分から脱却し、自分の技量で相手を笑わせる落語に強い興味を示しました。5年前、お笑い芸人の東野幸治(47)の勧めで古典落語を鑑賞し、それが落語界に入門するきっかけになったんです。落語家になってからは仕事のストレスが軽減し、水を得た魚のようになりましたね」(先の作家)
やはり素の自分を殺して笑われ続けるのには、相当な無理があった?!
《NewsCafe》
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