朝の情報番組の先駆けは、1952年に放送を開始した米NBC「トゥデイ」だという。日本では1960年にNHK総合でスタートした「おはようみなさん」が最初だと言われているが、1970~1980年代には民放各局も情報番組を放送開始し、ほぼ横一線となった。日本テレビは「ズームイン!!朝!」、テレビ朝日は「やじうまワイド」、TBSは「朝のホットライン」、フジテレビは「FNNモーニングコール」…。現在は各社番組タイトルが変わっているが「朝は情報番組」という風潮は変わっていない。
NewsCafeのアリナシコーナーでは「朝のニュースはNHK?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…49.6%】
■民放は朝からギャーギャーうるさくて嫌だ…。
■朝は、余計な情報いらないので、NHK。芸能ネタとかウザい。
■エンタメ中心がやだ。
■アナウンサーの声、読む速度、すべていい。
■民放のはバラエティーでしょ?
■そういう日もある…台風接近とか詳細はNHKが分かりやすい。
■「おはよう日本」は今欠かせないです。
■鈴木さんと鹿島さんのかけあい(?)が楽しみで。
■聴覚過敏ゆえに…どうしても。
■朝は静かに見たい。
【ナシ…50.4%】
■忙しいからテレビ見ない。
■家はテレ朝!!
■私は日テレ!
■朝からNHKとか薄暗い印象が…。
■朝はローカルAMラジオでお天気や交通情報チェック。全国版ニュースもコンパクトだし。
■関西人なので、朝は「おはよう朝日」です。
■ラジオが良いよ。
■ニュースはネットで調べている。
■偏向報道ばっかりやって、どこの国の局か分からないんで見ません。
■もはやNHKに頼ることはないだろうな。
結果は【アリ派】がほぼ半数。残り半数のパイを民放各局やラジオ局が分け合っている…かと思えば「テレビは見ない」というコメントも多く、民放の苦戦が見てとれた。【アリ派】で最も賛同が多かったのは「民放はうるさいし、芸能情報が多いからイヤ」という意見。民放が避けられる大きな理由としては「CMの存在」が挙げられるかと思われたが、朝の番組不振に関しては、CMよりも"番組の内容や雰囲気"が悪因となっているようだ。
朝のテレビ視聴は家庭によって合わせるチャンネルがほぼ決まっていることが多く、出勤や通勤の準備に忙しいためザッピングされにくいというデータもある。CMを挟むのに向いた条件だとは思うが、民放各局は特長を活かしきれていないようだ。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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