記者「来年1月公開の『TRICK劇場版ラストステージ』で一連のシリーズがついに完結しますが…」
デスク「仲間由紀恵(34)と阿部寛(49)のコンビも見納めとは寂しいな。2000年からテレビ朝日系深夜ドラマで放送を開始し、2人のドタバタが面白かったけど」
記者「02年の最初の劇場版は興行収入約13億円、06年の続編は21億円を記録するヒットで、10年の『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』も約19億円と実績を積み重ねています」
デスク「安定した数字を出してきたのになあ…」
記者「仲間にとってトリックは『ごくせん』(日本テレビ系)シリーズと肩を並べる出世作でしたが、このヒットがあったからこそ、知名度が高まったと言えるでしょう。しかし、彼女の事務所は、『色がついたら困るから』とこれら2つのヒット作のシリーズ化を拒み続けました。多様な演技を経験させたいから、と人気シリーズを捨てる作戦に出たわけです」
デスク「そういう戦略をとった時期もあったね」
記者「ところが、それが裏目に出て、だんだん印象に残らない女優になってしまいました。例えば『ごくせん』だったら7シリーズはできる可能性はあったのに、清純派女優を演じさせたい事務所はオファーをすべてはねのけ、自滅の道へ進んだわけです」
デスク「なるほど…」
記者「その後、仲間は苦戦が続き、06年にNHK大河ドラマ『功名が辻』に主演したものの、話題にもならず、一昨年の『美しい隣人』(関西テレビ制作、フジテレビ系)で初の悪女役に挑戦したのに鳴かず飛ばず。逆に低視聴率女優のイメージがついてしまいました」
デスク「そこで"原点回帰"ってか」
記者「仲間自身は『ごくせん』が大好きで『3年B組金八先生』(TBS系)のようにずっとシリーズ化することを望んでいたんです。事務所がその意見を聞き入れていれば、今でも売れっ子だったでしょう」
デスク「その意味で、仲間の衰退は事務所の戦略ミスといえるな」
記者「もっと儲けられると思った事務所の読みが外れ、仲間の女優生命を奪ったかも…」
デスク「いやいや、まだまだあの"貧乳"ネタでしぶとくやることを期待するよ」
《NewsCafeゲイノウ》
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