総合格闘技の人気に押されがちに見える昨今のプロレス界だが、実は密かに女性ファンが急増中だと聞く。DDTやドラゴンゲートのように"イケメンレスラー"を集め、明らかにその路線を狙っている団体はもちろんのこと、新日や全日の興行でも女性客3割超は珍しくないとか。
そんな若手の中から新たなスター選手が生まれる可能性も大いにあるが、オールドファンなら誰しも心に浮かべる、別格の"最強レスラー"がいるのではないだろうか。
NewsCafeでは「日本の最強プロレスラーは誰?」というアンケートが実施されたようだ。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…983件
【1位】ジャンボ鶴田(19.5%)
■あの身体能力。あのメンタル。そして何よりあの身体。『怪物』『天才』の二つのニックネームが同時に最も似合ったレスラーは鶴田のみ![男性/40代/会社員]
■天龍や長州、ハンセン、ブロディーとの対決はすべて印象深い。バックドロップやジャンピーグニーは特に凄かった。技もすごかったがスナミナ面が超一流だった。[男性/30代/会社員]
■ジャンボ鶴田最強説は未だに根強く残っている。[男性/30代/会社員]
【2位】アントニオ猪木(14.6%)
■プロレスの強弱は、どれだけ客を呼べるかで決まる。ダントツでアントニオでしょ。[男性/40代/会社員]
■延髄斬りに大興奮してました!![女性/40代/会社員]
■猪木の闘魂は人が見ることができるんだ[男性/30代/会社員]
【3位】ジャイアント馬場(12.1%)
■恵まれ過ぎた体格と、見た目からは想像出来ない器用さが1番の武器。[男性/40代/会社員]
■最後まで清く正しいプロレスをやったと思います。[男性/40代/その他]
■存在感、人格も含め。[男性/40代/会社員]
【4位】力道山(10.2%)
■力道山だから[男性/50代/会社員]
■巨漢外人相手の戦いを主にしてた。[男性/50代/自営業]
■全てはこの方から始まった。[男性/40代/フリーター]
【5位】三沢光晴(9.3%)
■興行、八百長なしでマジ、本気で戦えば三沢が一番でしょう。[男性/50代/その他]
■彼以外、考えられない[女性/40代/主婦]
■とにかく強かったと思います。実に残念な人を亡くしました。[男性/40代/専門職]
そして6位以下は【前田日明(5.8%)】【長州力(3.8%)】【小橋建太(3.7%)】【棚橋弘至(1.5%)】という結果に。
かなり票は割れたが、約2割の票を集めてのトップはジャンボ鶴田。身長196cm、体重127kgの巨体に見合わぬ運動能力で、三冠ヘビー級初代王座、日本人初のAWA世界ヘビー級王座を獲得…1970年代中盤から1990年代のプロレス界を象徴する、文句なしのスターだ。僅差の2位には"生ける闘魂伝説"アントニオ猪木、3位に日本プロレス史上最大の巨躯を誇るジャイアント馬場が続いている。
また「主人曰く天龍源一郎さんだそうです」「橋本真也。何故、選択肢に三銃士が入ってないのか」「佐々木健介。メジャー3団体ベルト巻いたのは佐々木健介だけだから」「声援送った僕に『うるせぇバカヤロウ!』と言ってくれた。小島聡さん!」など、選択肢に入りきらなかったレスラーの名も数多く挙げられた。
「ファンは怒るだろうが、プロレスはショーなので誰が強いかなんて決められない」というコメントもあったが…"カリスマ"という意味での"最強"と捉えれば合点がいくかもしれない。強さの体現、強さの権化…高度な総合エンターテインメントとして、改めてプロレスに注目したい。
[文・能井丸鴻]
《Newscafeアンケート》
page top