先日、反町隆史・松嶋菜々子夫妻の"ご近所トラブル"が大きくメディアに取り上げられた。飼い犬がマンション隣人に噛みつき、怪我を負わせる…日頃の"犬の躾"を問題視される内容である。イメージが仕事に直結する芸能人カップルにとっては、醜聞以外の何物でもないだろう。
事件の後、被害者側はマンションを退去したものの、示談は成立していた。にもかかわらず、なんと"高級マンション"の借り手を失った不動産管理会社が約5220万円の損害賠償を求めて反町・松嶋夫妻を起訴。約1年半にわたる裁判を経て、東京地裁が夫妻に385万円の支払いを命じたというややこしい流れだ。
世の中に溢れる"ご近所トラブル"。不満を伝えるか、円満な近所付き合いを優先するか…悩んでいるうちに上記のような事件に発展してしまう例もあることだろう。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでも「近所に苦情を言ったことがある?」という調査が実施された。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…35.2%】
■車にボール当てても謝らないから親に。言う方だってストレスだよ!
■上階の子供の走る音が夜中もうるさく、注意した。母は謝らなかった。
■ウチの土地に勝手に資材置いてて丁寧に注意したら逆ギレされた。
■粗大ゴミ、騒音、タバコのポイ捨てに言ってやった!!
■馬鹿犬が異常に吠えまくるので…しかも駄目飼い主逆ギレ(呆)!
■公道に路上駐車して放置してるから。
■夜中に宴会、大音響のテレビなど。 直接言わず管理会社に言った。
■大屋さんを通して。
■隣のオヤジが酔って部屋を間違えるので、ガツンと言ってやった!
■言う時は言うよ。決してモンスターネイバーではない。
【ナシ…64.8%】
■ある程度はお互い様だと思うし。後々面倒になる方が煩わしい。
■直接はないけど、マンションの管理人には言いました。
■付き合いなくともギクシャクしたくないしね。
■言っても仕方がない。
■良いご近所に恵まれています。
■友人が言ったらとんでもない目に遭った話を聞いたら怖くなった。
■一般常識以外、各自の常識思い込みが違うので、ある程度我慢する。
■ナイけど苦情を言ってご近所が大喧嘩になったのは見た事ある。
■田舎なんで隣の家が叫んでても聞こえない。いい環境だわー。
■でも言いたいことは、山盛りてんこ盛り。
結果は【ナシ派】が6割超の多数派。しかし、コメントを見る限り「近所に不満がない」という理由でナシに投票している人は1割にも満たない。言いたいことはいろいろあれど、グッと我慢をしているという意見が大半だった。
確かに、苦情を伝えたところで状況が改善される保証はない。ギクシャクしたくない、それどころか相手の性格や受け止め方によっては、状況が悪化することもあり得る。なんとも苦しいジレンマなのである。
ただ、気になったのは「苦情言ってくる人苦手」「言われっぱなし。どっちが被害者かわからない」というコメント。世の中には"クレームをつけること"に重きを置いている人が、確かにいる。しかし"何度注意しても理解しない迷惑な人"も確実に存在する。この一言だけでは状況がわからないので何とも言えないが…果たして?
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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