今年9月に第4巻が発行された、漫画家・西炯子さんの「娚の一生(おとこのいっしょう)」(小学館)。同作は、30代半ばのキャリアウーマンである主人公・つぐみが、祖母の教え子だった51歳の大学教授と、一筋縄ではいかない恋愛をするというストーリー。スーツの似合うインテリ中年・海江田教授は女性漫画ファンから大きな支持を得て、各方面で話題を集めました。
現実の世界でも、加藤茶さんの結婚がニュースになって以来、各メディアで「熟年男性」という形容を目にすることが多くなったように感じます。女性との年齢差があるかないかは別として"熟年の男性に、改めて魅力を見出す"というような風潮でしょうか。
その要素には「20代の男性にも負けないような若さ」というよりは「熟年だからこそ」と言えるような魅力。地に足のついた考え方、洗練されたセンス、様々な苦境を乗り越えてきた経験に基づく余裕などが挙げられます。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでも「熟年男性に魅力を感じる?」という調査を実施しました。結果とともにさまざまな意見をご紹介します。
【アリ…46%】
■素敵に歳を重ねている人なら。
■但し、人によります。成熟を感じかつ静寂な人に限る。
■包容力が違う。若い時から年上が好き。
■人による。俳優には魅力ある人は沢山いるけど一般人はなかなか…。
■ロマンスグレーのダンディな男の人、好き。
■同世代よりおじさまのほうが話しやすいの何故だろう。
■片思いしてます。
■くたびれてると癒やしてあげたくなる。
■人による。最近78歳のダンディな男性にウットリした。
■格好良い親父になりたい。お洒落で遊びを知っている、大人の男に。
【ナシ…54%】
■芸能人ならいるけど、なかなかいないよ。
■頑固ジジイばっかしで、魅力も何も無い。
■貫禄は感じるが 魅力は感じない。歳をとると頑固になるしなぁ…。
■私のまわりにはそんな人見当たりません。
■おばさんだから若い子の方がいい。
■人によるよ。
■魅力どころか興味もない。
■中にはそういう方もいらっしゃいるが、大多数がKYで反省しない。
■熟年のボーダーラインは何歳? それにもよる。
■所詮はただのおじさん。
結果はほぼ半々ながら、若干【ナシ派】が優勢。「芸能人ならいるけど、身近にはいない」という声が多く寄せられました。一方の【アリ派】も「人によります」「上手に年を取っている人に限る」など条件付きのコメントが多数。熟年ならば誰でもOKとはいきませんね。素敵な熟年男性が登場するのは、もっぱらテレビや小説、漫画の中…といったところでしょうか。
また、両派に共通して寄せられたのは「イイ男には、歳は関係ないよね」という意見。"格好いい熟年男性"は、若いころから格好いい…。確かに、素敵な熟年男性を思い浮かべると"年を取ったから格好よくなった"というより"年齢を重ねることで格好よさに深みが加わった"という印象です。
それでも「大杉漣とか西岡徳馬とか!」「役所広司さんは、素敵」「渡辺謙みたいな感じだったらイイな。ただのオジサンはムリ!!」「仲代達矢さんや高橋英樹さんとかいいですねぇ(笑)」「藤岡弘、最高に男らしい」などなど、素敵なオジサマの名前が続々と挙げられていました。やっぱり「いくつになっても素敵な人は素敵」、これに尽きますね!
[文・能井丸鴻]
[写・notsogoodphotography]
《NewsCafeアリナシ》
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