新たな門出の記念品…もらって嬉しい"引き出物"ランキング! | NewsCafe

新たな門出の記念品…もらって嬉しい"引き出物"ランキング!

社会 ニュース
日本の古くからの習慣である、結婚式の"引き出物"。「あたらしい家庭の冠婚葬祭」(新日本法規出版株式会社)によれば、以前は"結婚披露宴に供された料理の一部を、来賓の家族へのお土産として持ち帰ってもらう"という目的の習わしだったのだそうです。とはいえ、バブル景気以降は結婚披露宴が次第に華やかになっていったため、記念品という意味合いが強まってきたのだとか。
お祝いの多寡に対応して配るお返しではないため、出席者に一律に配られるのが通例です。しかし地域や式典の規模によって様々な差があり、時に新郎新婦や来賓を悩ませるものでもあります。
そこでNewsCafeでは「引き出物、嬉しいのは?」というアンケートを実施しました。ランキングとともに寄せられた声をご紹介します。
※回答総数…1522件

【1位】カタログギフト(71.2%)
■今や定番ですね。[女性/40代/主婦]
■好きなの選べるし、帰りの荷物が少ないので助かる。[男性/40代/会社員]
■二人の名前入りの物は、いらない。[女性/40代/専門職]

【2位】バームクーヘン(9.9%)
■日持ちするし、帰宅後分けられる。食器は邪魔になる。お赤飯などは持て余す。[男性/40代/専門職]
■コーヒー・紅茶かお赤飯か迷ったけど…やっぱりこれかな! 家族で食べられるし、今はカタログギフトが多いけど何を頼むのかで揉めるから…。[女性/40代/主婦]
■年輪を重ねるという縁起物の定番お菓子。カタログギフトは香典返しには良いが、結婚式の引き出物でカタログギフトは、むしろ味気無い。それに結婚式の引き出物は普通、一種類だけではありませんよ。[女性/50代/主婦]

【3位】コーヒー・紅茶(4.9%)
■好きだからと言うのと、消え物だから気が楽。[男性/40代/会社員]
■お皿、グラス、お酒など帰りに重くなるのは嫌です。珈琲や紅茶のセットだと普段から使用できるし、邪魔にならない。[女性/30代/会社員]
■必ず使えるのが嬉しいですね。最悪なのは食器類。趣味がまず合わない。[女性/50代/会社員]

【4位】お皿(1.9%)
■近年は一昔前にありがちな名前入りは皆無。意外におしゃれで使える。[女性/30代/自営業]
■以前、夫婦の深い器をいただいて何を入れるのにもかなり重宝しています。[女性/30代/会社員]
■結婚はお皿と同じように割れやすい。大事にしてね。[男性/40代/会社員]

【5位】お赤飯(1.6%)
■なんか嬉しい。[女性/30代/専門職]
■赤飯が大好物です!! 他の品物をもらっても、ちょっと…。[男性/50代/会社員]
■美味しいよね! カタログギフトとかって結局ほしい物がないしな。食べ物の方がいいです。[女性/40代/会社員]

そして6位以下は【お酒(1.5%)】【かつお節(0.9%)】【グラス(1.0%)】【写真立て(0.6%)】という結果に。

7割超の票を獲得しての1位は「カタログギフト」。いくら記念品とはいえ、新婚夫婦の名前入りの品を貰っても…という人が大多数。カタログギフトは"趣味が合わない"という失敗を避けられるメリット以上に「かさばらない、重くなく帰りが楽」という意見が多く届いています。また、品物を選ぶ楽しみがある点も人気の一因のようです。
2位以下のアイテムに寄せられたコメントも「形が残るものよりも食べてなくなるもの」を希望する声が多く、引き出物本来のあり方へと回帰しているように感じられました。
ほかに「商品券ならかさばらないし、いつでも自分の好きなものが買える」「別に何も要らないからご祝儀減らしたい。お祝いの気持ちはありますが、お返しはお食事だけで結構です」という現実的な意見も届いています。
時代や相手に合わせて"引き出物"も形を変えていくのは、ごく自然な流れのようですね。

[文・野村裕子]
[写・a_whisper_of_unremittin g_demand]
《Newscafeアンケート》
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