2010年放映のNHK大河ドラマ「龍馬伝」では、維新回天の時を生きる坂本龍馬を福山雅治が演じ、ブームを巻き起こしたのは記憶に新しい。そして来年1月から放送予定の大河ドラマ「八重の桜」も、明治維新から昭和にかけての大きなうねりの中に生きる女性"新島八重"を描いた物語になるという。
いずれのドラマも、大きく時代が動いた"幕末"を舞台としているが、この変遷には徳川最後の将軍・徳川慶喜の存在が不可欠。大政奉還や新政府軍への無血開城など、徳川幕府260年の歴史に幕を引く決意は、推し量ることすら難しい重大な決断だったことだろう。新たな時代を迎え入れる徳川慶喜の心情を思うと、物語を違う角度で味わうことができそうだ。
そこで、NewsCafeのアリナシコーナーでは「徳川十五代将軍が言える?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…23%】
■徳川最後の将軍慶喜の事だよね? 家康から十五代全部は無理だけど。
■十五代だけで良いなら言える。
■次回は足利将軍家にしてね。
■日本史好きだから知ってるけど、日常生活には役立ってません(笑)。
■漢字は書けんかったが、よしのぶ。
■あたりまえ~あたりまえ~それぐらい普通でしょう!!
【ナシ…77%】
■ナシが大半で安心しました。
■言えない。
■もう終わったことはいいやん。過去を振り返るのはやめようよ(苦笑)。
■言えた所で人生何の得になる?
■他人より自分の先祖の名前を言えるようになりたい。
■言えないけど今さら覚える気もない!
■戦後の総理大臣すら無理です。
■何コレ! 追試? 覚えてません。
【ナシ派】が8割近くと大多数。とはいえ【アリ派】からは「他の将軍の名前は忘れたけど十五代は覚えてる」など、数奇な運命を抱えた将軍・慶喜の印象の強さが伝わるコメントも寄せられた。新しいことを推し進めるためには、今まで築いてきたものを根底から立て直さねばならないときもあることを、身をもって示した指導者だったと言えるだろう。また【ナシ派】からは「それを知っていたから何になる?」とのコメントも寄せられたが、時代のバックボーンを知っていると、前述のように歴史物語を楽しむうえでは役に立つかもしれない!?
[文・野村裕子]
[写・pastaboy sleeps]
《NewsCafeアリナシ》
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