欧米などでは比較的メジャーになってきたと言われている"生徒が行う教員評価制度"。教材や説明の分かりやすさといった授業内容から教師の声の大きさ、差別はなかったか、宗教的・政治的に偏った発言はなかったか…など教師の人間性も評価の対象になる。我が国でも、こちらの制度を取り入れる予備校や大学機関が増えているという。制度導入の目的は、"教師が自らの題材計画や授業計画・指導についての自己評価をするための情報収集という視点"と"生徒が自らの学習をさらによりよいものへと改善していくための情報のひとつとして、教師から生徒にフィードバックされるという視点"の維持が挙げられる。
NewsCafeのアリナシコーナーでは「教師に対する評価制度の導入。これってアリ?」という調査を12月8日に実施。8割が【アリ】と答える結果となった。寄せられた声をそれぞれご紹介しよう。
【アリ…80%】
■いいんじゃない?チャランポランな先生もいるのも事実だし。
■指導力どころかいかがわしい事すら平気でやる教師が増えている。
■頑張って仕事している先生とそうでない先生は区別すべき
■現状に胡座をかいて研究・研鑽を怠り、何年も低評価なら去るべき。
■会社でもそうですが、キチンと観察して評価してもらいたいです。
■私の高校でもやってます。
■最近は変な教師が多いから評価を取り入れてもおかしくない。
■中学生の頃、女の先生にイジメられたから。
■教師も好き嫌いで生徒を評価していた。同じ目に遭えばいい。
■教師の試験を突破し、教師に成ったら評価されないのはおかしい。
【ナシ…20%】
■個人の好き嫌いで判断すると思う。正当に評価されないのでは?
■生徒や親が評価するなら好き嫌いだけで評価する輩が出てきそう。
■教師です。確かに評価は大事だが、クレーマーも増えたのでナシ!
■モンスターペアレントで参っている先生がいるのに、余計に大変そう。
制度を導入して三年が経つという中国の公立中学校は、これまで二人の教師があまりの評価の低さを理由に辞職まで追い込まれた。A~D段階に分けられたアンケート形式で行われ、すべての評価を総合した上で、教師に何かしらの賞罰が与えられるという流れだという。こちらの中国の学校をはじめ、制度を導入している多くの教育機関では、生徒は匿名で提出しても良いことになっているところがほとんどだ。すべては自分たちの"授業の充実化"のため…教室という閉ざされた場所で行われていた教育に少しずつ変化が起きている。
《NewsCafeアリナシ》
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